サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 下 (2) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
3.61
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本棚登録 : 92
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575836035

感想・レビュー・書評

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  • ブックオフにて中古で購入。

    ほとんど最近は漫画を読んだことがなく、本ばかり読んでいるからか(それもドキュメンタリー系)、ストーリーがすごく作られてる感じがしてそれが現実味がないというか。もしかしたら、この人の作品の性質がそうなのかも知れないけど。

    もちろん、現実味がないからダメってんじゃないと思うけど、わたしにはそういうのは向いてない。

  •  裁判員裁判を扱ったサスペンス。

     後編では、登場人物の隠された部分が次々に明らかになってきます。どんでん返しに次ぐどんでん返し、しかもそのどんでん返しはその都度誰かの人生を反映したもので、読み手の心情もその度に動かされます。
     しかも、事案は死刑か死刑回避かという究極の判断を迫るもの。評議が白熱するにつれ、どう判断すべきかすらわからない状況が煮詰まってきます。主人公・相羽も悩みに悩み抜き、揺れに揺れながら決断を下すのですが、彼らの出した結論は正しかったのか? そのあと、更なるどんでん返しが…

     後半は裁判員裁判よりもサスペンスモノの色が強くなってきましたが、それが本作に古びさせない面白さを担保しているのだと思います。

     裁判員裁判が始まってもう3年以上が経過します。制度が始まってしばらくすると、それは日常化し、裁判員裁判が始まる前の不安の声は沈静化したように思われます。今の時点から見ると、本作は過剰で「いかにもドラマティック」と映るかもしれません。
     が、本作の中で描かれていた問題は、"普通の"裁判員裁判の中にも流れているものであり、その危険というのは常にどこかに潜んでいます。そういう意味でも、本作は古びていないと言えるでしょう。

     法廷サスペンスを楽しみつつ、裁判員裁判について考えたい方にオススメです。

  • ラスト意外な展開に思わず え!?と言ってしまった。
    しかし、裁判員制度を題材にここまでの人間ドラマにまで展開させるのは郷田マモラならでは。

  • 【覚書】
    あれ?上巻とテンション違うね?残念な方に。
    いや、作品自体は面白いから問題ないけど。

    っつうか、もうドラマ化って…あんた…。

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