- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784575840346
感想・レビュー・書評
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外道には一撃必滅拳!これが一番!
奴隷国になってしまった日本で生きていく事を余儀なくされた少女。 己の拳のみで生き抜いてきた男との出会いによってもたらされる少女の運命を描く。
絶望的な世界観を創り出すのは十八番。この漫画でも嫌悪感を抱く人間達ばかりが出てくる。
このハードな暗さはエグい。特に今回は奴隷という嫌な題材を取り上げてきているので気が沈むような話が多い。
ここでもう一つ。熱い展開を魅せるのがうまいのも得意なところ。
今回は絶対的な強さをもつ男。一撃必滅!の下に全てを破壊する。
嫌悪感を吹き飛ばす、その力の使い道は因果応報を示していて、少し気が晴れる。
その男(いろんな格闘ゲームのキャラクターをミックスさせたような風貌)はゲーム好きならハマるはず。ゲーム好きが考えそうなところがまたいい。
目には目を歯には歯を。個人的には推し!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
焔の眼(ほむらのめ)の1巻
以下、アマゾンよりコピペです。
1945年、敗戦国、日本。異国の植民地となったこの国において、日本人は奴隷のような生活を強いられていた。死と隣り合わせの日常の中、売春宿の下女として働く少女は出会う、神をも恐れぬ戦慄の拳に……!! 暗黒の日本を生き抜く屍山血河のバイオレンスファンタジー、ここに開幕!! -
まったく作風は違うのだが、幼い頃に夢枕獏の作品を初めて読んだ時の衝撃を思い出した。冷静になると物語のディティールは滅茶苦茶なのだが、圧倒的な熱量にぐいぐい引き込まれる。そんな物語を読んだのは久しぶりだ。このままの勢いで最後まで駆け抜けて欲しい。
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熱い!ごつい!鬱屈が!ない!
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全体的に暗い内容だが最強生物クロと女の子が絆を深めていく話なのかな。
異人の血が混じっている女の子の正体が気になる。鬱々とした世界の中に覇気と熱量の塊のようなクロの存在が映える。 -
力。
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もう見ただけで気持ちが暗くなるような雰囲気。クロは強いけど、それが作中の日本を変える何かになりうるのか。主人公の少女はどのような存在になっていくのか
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絵は独特なので好き嫌いは分かれるかもです。
戦争で負けた日本は、敵対国から徹底的に虐げられている生活を送る。絶望しかない日常に一人の日本人男性が拳を振るう。
二人の関係はなんと表現していいのか、親子か恋人かまた師弟なのか。また、それとも違うような気がしないでもない。
前半から後半までダークな雰囲気を盛り込みながら、後半で徐々に光明があるような気がする。
でも、個人的な感想で言えば、最後のシーンはいい意味でバッドエンドで終わって欲しかったような。バッドだからこそ強く想っていられたんじゃないかなーと解釈はしていたのだけれど。でも、一気に読んじゃうくらい魅力的な作品です。 -
敗戦した日本の陰鬱としたドロドロした描写が続く。
押切氏の作品は、観る人を選ぶ作品かと。
胸糞悪くなる絶望だが、痛快すぎる希望がグイグイ作品に引き込まれてしまう。
『ツバキ』でもそうだけど、押切さんの描く女の子の眼は力強い。 -
ひたすら続く絶望に耐え、それでも希望は打ち砕かれ…と思いきやすべてをひっくり返す存在が。陰鬱な空気が漂う世界の中、空気など一切読まない存在がどう物語を創っていくんだろうか。