ミスミソウ 完全版(上) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 968
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575842074

感想・レビュー・書評

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  • 転向、いじめ、復讐の展開
    いじめっていうか殺人、もう犯罪です
    主人公の復讐もすさまじくておそろしい

  • 上下全2巻。
    イジメっ子達によって両親を焼き殺され、妹を意識不明の重傷にされた主人公が復讐するというのが大まかなストーリー。

    主人公を筆頭にキャラクターの行動とそこに至るまでの過程が行き当たりばったりの御都合主義にしか見えないのが惜しい。
    そのせいか、キャラクターの殆どがキ××イじゃないのか?としか思えないほど異常に見える。
    もう少しキャラクターの心理を深く掘り下げていれば読んでるこっちも納得がいくんだけどホラーマンガ(誌)はインパクト第一だからそんな細かい所までやる必要はないんだろうな。

  • 狂気、錯乱。
    狂ってる。

  • 下手に論理付けないコドモの世界の不条理はある意味真理

  • 上下巻。

    壮絶なイジメな漫画ということで、読み始めたのですが…どちらかというとホラー寄りの救いのない、狂った復讐劇な感じです。

  • ブックオフで100円で売却

  • この作家さんに関しては全く知らないまま、コンビニで本書を手に取った。パラパラめくってみて「うっわ、気持ち悪い画…」とそのまま棚に戻したのですが、ある意味日野日出志を思わせるその気持ち悪さゆえに気になってしまい、降参して読んでみた。最初からじっくり読み進めるとあの気持ち悪い画が、必然性を持って迫ってくる。引き込まれた。あっという間の読了。

    読後のなんともいえないやり切れなさに、ふと手に取った別なマンガのセリフ。「自分の身に及ぶどんな困難も、原因は必ず自分にある」

    このマンガの吹き出しひとつひとつが各々のキャラクターの選択した言葉。物語の冒頭シーンを生み出した、そこに至るまでのいくつものの主人公の選択。選択の結果が幸でも不幸でも、ふとした一言、軽はずみな行動が生んだ1ミリのズレがいずれ数百メートルの地割れとなってゆく。閉塞された空気が狂気につながるこの地に降り立ってしまった春花は不幸であったが、この物語はそういう視点で読むと決して他人事ではない。

    ならば読み終えた僕らにできることは、自分は生み出す言葉、行動のひとつひとつをもっと大切にして生きてゆくこと。そこからどのような事態が発生しようとも、できる限りの少ない後悔ですむように。それが「ミスミソウ」を通じて痛感した最大のことだ。

    ラスト近く、トリガーを引く直前の春花の瞳に映った刹那の回想。この一瞬に象徴される春花の運命。涙。

    ホラーという言葉でくくられてはいけない物語である。

  • ハイスコアガールの作者さんの作品ですが、同じような雰囲気と思って読むと痛い目を見ます。、というかみました。
    格ゲー青春ラブコメ書いてる作者さんから何でこんな世界観が出てくるんだっていうくらいのギャップです。元々どっち寄りだったんでしょう。
    内容は超ダークですが、物語にグイグイ引き込まれるのはどの作品も同じだと思いました。

    是非、ご注意の上、覚悟してお読み下さい。

  • 上下巻を読了。押切蓮介のダークサイドの極致。有名作品だが,未読だったので,新装版発行を機に購入。学友にひどい虐めを受け,遂には家族を殺された主人公が,次々と復讐を遂げるという話。主人公が延々と不幸になり続けるだけの邪悪な青春ストーリー。ひどすぎる。しかし面白い。突っ込もうと思えば突っ込みどころは多いのだが,そんなことどうでもいいから,「あぁなんてひどい話だ」と読み進めるのが正しい。

  • 押切蓮介を知るきっかけになった作品だけど、ハイスコアガールやプピポー読んだ後に完全版読むとなんか吐きそうになる。 なんというかどいつもこいつも容赦無いな……。主人公は春花なんだろうけど、なんか、でろでろ初期案の留渦っぽいというか押切先生の自画像っぽい佐山流美の方に注目してしまう……。お母さんが妙に優しかったりするしね……。 しかし小黒妙子はなんか最初は春花と仲良くしてたっぽいけど、佐山いじめてたのは事実だしなぁ。同情の余地はないというか。内容的に大津市の事件を思い浮かべるが、時期的にはこちらの方が先

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著者プロフィール

漫画家。『でろでろ』(講談社)などのホラーギャグに加え、『ミスミソウ』(ぶんか社)など内面的なホラー作品も手がける。1997年、週刊ヤングマガジンにて『マサシ!!うしろだ!!』でデビュー。去年はいいことがあったらしいが今年は不明。月刊少年シリウスにてアクションホラー『ゆうやみ特攻隊』を超絶進行&大人気連載中!

[HP/ブログ]
「カイキドロップ」→ http://www.kinet.or.jp/osikiri/index.htm

「2012年 『NEMESIS No.7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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