ミスミソウ 完全版(下) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
4.01
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本棚登録 : 488
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784575842081

感想・レビュー・書評

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  • 凄惨な物語ではあるが、必ずしも登場人物の誰もが異常であるという風には描かれてはいないと思う。
    漫画的デフォルメはあるにせよ、自分が同じ立場でも絶対にこうならないといえる人はどれくらいいるのだろうか。
    逆に自信を持って、自分はこういう人間とは違うと断じてしまう人の方が私は怖い。

    登場人物それぞれの暗い背景が描かれており、そこに「してしまったこと」に対する酌量の余地が全くないとはいえないのかもしれない。
    だが、結果として誰も救われることはなく、淡々と物語りは終わる。
    他の終わり方があってもよいのかもしれないが、自分はこれが正しいと感じた。

  • 「私は家族を焼き殺された」雪深い田舎町で静かに巻き起こる凄惨な復讐劇。雪解けの後に芽吹くのは希望の花か、悲劇の徒花か。(Amazon紹介より)

    何にも救われない。意味もなくただ殺して殺されて終わり。吐き気をもよおすような読後感だけが残りました。何でこんな話描いたんだろう。読まなきゃよかったです。
    押切先生には『でろでろ』のような気持ち悪くも笑えるタイプの漫画を描いて欲しいなと思いました。

  • いじめがエスカレートし家族を焼き殺され主人公が復讐する…。救いもなく爽快感もなくただただ全員欲望が剥き出しになっている。思春期のどうにもできない不満をぶちまけたような感じ。

  • ホラーなのに泣ける作品って喧嘩強い美人のよう。無敵。。。

  • 不謹慎な爽快感さえ覚えたのは上巻まで。いくらなんでも、壊れすぎ。必然性の感じられない、過剰演出で満ち満ちている。サドの偉大さを再確認させられるとともに、自分はこの下巻にあるような残虐行為は受け容れられないタチなのだと思い知らされた。

  • この作者の漫画はでろでろしか知らなかったので、いじめあり殺人ありでシリアス要素オンリーのこの漫画とのギャップに驚いた。絵は殆ど変ってないのに。
    わりとサクサクとテンポよく話が進むぶんそこまで胸にズシンとくる感じは無かったけど、この作者の他の漫画も読みたくなる作品だった。

  • いじめに関わる人達には様々な心の闇がある。被害者だって変わらない。おどろおどろしい筆致で描かれているが、あり得ないことではなく現実はもっと醜くおぞましい。救われない結末だが、救われることはないのだから正しいのだろう。

  • いじめものと聞いていましたが、想像以上のエグさでした。リアルないじめ描写、狂った登場人物たち、トラウマになりそうです…。
    先生には生きていて欲しかった…。

  • 凄いキャラは狂ってて壮絶な内容だったけど既読後後味は悪くなかった。不思議

  • 上・下まとめての感想

    ホラーだとは知らず。
    グロいとは知らず。
    まさかの展開に唖然。
    誰も、誰も幸せにならない。
    物語最初から「誰も」幸せな奴なんかいない。
    イジメのマンガじゃない。
    復讐の話じゃない。
    因果応報のストーリーじゃない。
    「愛」とも言えない。
    暴力と人間の本性が脳みそ直撃。

    《こんなの実際はありえないよー》っていう奴もいる。
    僕もそう思う。
    でも、《イジメられるよりイジメる方の親の方が親として安心》のようなセリフがあったけど、《登場人物でも書き手でもなくただの読者でよかったー》とはならないマンガ。

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著者プロフィール

1979年神奈川県川崎市出身。
1998年に週刊「ヤングマガジン」に掲載された『マサシ!! うしろだ!!』でデビュー。
その後紆余曲折あったが、ホラーギャグ『でろでろ』、化け物の類いが出てこないホラー漫画『ミスミソウ』、少年時代とゲームを題材にした『ピコピコ少年』、アクション巨編『ゆうやみ特攻隊』、自分の母親の半生を描いた『HaHa』とジャンルに縛られない作品を世に送り出し続けている。
月刊「ビッグガンガン」にて連載した『ハイスコアガール』は2018年にアニメ化もされた。

「2019年 『狭い世界のアイデンティティー(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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