- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784575842081
感想・レビュー・書評
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復讐の続き
もう一方的な展開なのかと思っていましたが
そうでもなくて流れにまかせて読み切りました
こんな漫画もあったんだなと感じました
とある記事で実写化が評価されていたものの
原作でしたが実写化もやはり気になるところでは
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凄惨な物語ではあるが、必ずしも登場人物の誰もが異常であるという風には描かれてはいないと思う。
漫画的デフォルメはあるにせよ、自分が同じ立場でも絶対にこうならないといえる人はどれくらいいるのだろうか。
逆に自信を持って、自分はこういう人間とは違うと断じてしまう人の方が私は怖い。
登場人物それぞれの暗い背景が描かれており、そこに「してしまったこと」に対する酌量の余地が全くないとはいえないのかもしれない。
だが、結果として誰も救われることはなく、淡々と物語りは終わる。
他の終わり方があってもよいのかもしれないが、自分はこれが正しいと感じた。 -
この漫画で心動く人ってある意味幸せなのかもね。
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「私は家族を焼き殺された」雪深い田舎町で静かに巻き起こる凄惨な復讐劇。雪解けの後に芽吹くのは希望の花か、悲劇の徒花か。(Amazon紹介より)
何にも救われない。意味もなくただ殺して殺されて終わり。吐き気をもよおすような読後感だけが残りました。何でこんな話描いたんだろう。読まなきゃよかったです。
押切先生には『でろでろ』のような気持ち悪くも笑えるタイプの漫画を描いて欲しいなと思いました。 -
動機がどうであれ、被害者には「重い」「想い」しかない。
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半年前、父親の仕事の都合で東京の学校から大津馬中学校に転校して来た野咲春花は、クラスメイトからの壮絶なイジメに遭っていた。
春花は家族に心配を掛けまいとイジメに遭っていることを隠し、中学校卒業までの残り2ヶ月間を必死に耐えようとするが、春花へのイジメは悪化の一途を辿るばかり。
遂にイジメを知った家族の勧めで春花が不登校を行ったある日、イジメっ子達が彼女の家に乗り込み両親と妹に危害を加え、家に火を放つという事件が起こる。
春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも助かったが、両親は命を落としてしまった。
やがて事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子達は春花に自殺するよう強要。
だが、それがきっかけとなって春花は事件の真相を知り、家族を奪ったイジメっ子達に己の命を賭けた凄惨な復讐を開始する。
この漫画の舞台は、少子化と過疎化で廃校になる中学校。
ここの生徒は、自分たちが最後の卒業生であることに誇りと結束力を持っている。
東京から転校してきた野咲春花は異物として、机に落書きされたりごみ溜めに私物を捨てられ画鋲を仕込んだ上履きで蹴られるなど壮絶ないじめにあう。
春花は、「お前はミスミソウのようだ。卒業式まで耐えて、この街を一緒に出よう」と相場に励まされ生きていこうとするけど、いじめっこに家ごと家族を焼き殺され壮絶な復讐劇を開始する展開を、娯楽も何もない地方特有の閉塞感、次第に明らかになるいじめの首謀者小黒の東京に理容師の勉強に行きたくても行けない焦燥感やいじめの標的に戻りたくなくて春花を積極的にいじめる佐山の狂気などの病んだ部分、指や顔をナイフで切り裂き鉄パイプで体をバキバキへし折るなどの残酷な人体破壊描写、かつていじめにあった過去を持つ教師や自分の子供がいじめにあわなければ良いとする親のモンスターぶりを絡めて描いた傑作青春ホラー漫画です。
春を待たずに散った命が、切ないほろ苦い後味を残します。 -
いじめがエスカレートし家族を焼き殺され主人公が復讐する…。救いもなく爽快感もなくただただ全員欲望が剥き出しになっている。思春期のどうにもできない不満をぶちまけたような感じ。
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上・下まとめての感想
ホラーだとは知らず。
グロいとは知らず。
まさかの展開に唖然。
誰も、誰も幸せにならない。
物語最初から「誰も」幸せな奴なんかいない。
イジメのマンガじゃない。
復讐の話じゃない。
因果応報のストーリーじゃない。
「愛」とも言えない。
暴力と人間の本性が脳みそ直撃。
《こんなの実際はありえないよー》っていう奴もいる。
僕もそう思う。
でも、《イジメられるよりイジメる方の親の方が親として安心》のようなセリフがあったけど、《登場人物でも書き手でもなくただの読者でよかったー》とはならないマンガ。 -
予想以上にひどい話で、逆に真実味がなくてよかったというか。
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ホラーなのに泣ける作品って喧嘩強い美人のよう。無敵。。。