orange(3) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1833
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575844702

感想・レビュー・書評

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  • 10年後の自分から手紙が届くというちょっと不思議なお話です。
    とにかく切なくて、どうにかしてあげたくなってしまいます。
    本屋さんでふっと目にとまって、読んでみましたがなかなかの大当たりで、はまってしまいました。

  • 3巻は泣きっぱなしでした;;

    未来の須和が高校生の須和に送った手紙が切なすぎて。
    好きな子を応援して見守ってってしんどすぎる。

    須和、ほんといいやつ!!

    そして未来の世界で過去に起こった出来事と
    今の世界の出来事がずれてきて
    必ずしも手紙通りの行動をすることがいいことではないのでは…と悩む菜穂と須和。



    それでも、翔が幸せになるように自分で
    考えて行動しようと決意する。


    さらに貴子とあずと萩田にも手紙が届いていると知り、みんなで翔の未来を守ろうと決意する。

    後悔先に立たずというけれど
    全員が後悔したなかで、
    別の世界では、後悔しないようにという祈りの尊さ。

    この友達関係がとても素敵。
    このくだりでも泣いちゃいました;;

    あー涙腺が!

  • リレーの選手の話は、本当に感動した。とても素敵な友達に囲まれて、それでも彼の本当の悩みや悲しみは癒すことができないのか。

    須和がもう素晴らしすぎて、自分の子供にもこんな風に育って欲しいと思ってしまった。本当に心がイケメン。

  • 予想はしていたけどやっぱりみんなにも届いてたんですね。
    私としては、翔本人にも未来からなんらかのアクションが起こってるんじゃないのかなぁって思ってます。
    もしかしたら翔には、菜穂のことで
    パラレルワールドでそれぞれが駆けずり回っているとかかなぁなんて勝手に思ってしまってるんだけど
    まぁそれは自分の想像とか妄想なのでいいとして、
    翔の本当の笑顔って?
    彼の幸せって?
    お母さんのことだけじゃない何かがあるのかな?
    翔が倒れた理由とか。
    彼の本当の絶望は他にとか。
    まだまだわからないことだらけだけど、友達はみんな翔の幸せを願っているし、彼のために動いているってこと彼は知ってるのか?知らないのか?
    いろんなことが気になるので続き楽しみにしてます。

  • それは一通の手紙からはじまる物語。

    差出人は
    高宮菜穂

    十年後の未来の自分からだった。


    というわけで、待望の3巻です!!(感涙)

    2巻を最後に休載、
    そして再開未定となってしまった時には
    ああこれはもう、
    自分の妄想の中で完結させるしかないのかな・・・
    と、半ば腹をくくっていたのですが
    こうしてまた須和の
    「届いた?手紙」
    の続きが読めるなんて!
    もうほんとうにほんとうに、うれしいです!
    うれしいです!!

    集英社さんから双葉社さんに移籍されての再スタート
    ということで
    すでに集英社さんから発売されていた1・2巻も
    改めて双葉社さんから新装版となって再販されております。

    内容は同じなのですが、サイズが少し大きめなので
    絵が大きくて単純にうれしくなります^^


    2巻から続く3巻の冒頭では
    なんと須和にも十年後の未来の須和から
    手紙が届いていたことが判明。

    これまで菜穂はその奥手な性格もあって
    なかなか手紙に書かれていることが行動できなかったり
    迷っている内にそのタイミングを逃してしまったり
    翔が抱える闇(母親の自殺)をどうやって救ってあげたらいいのか分からなくて
    一人、不安や悩みを抱えていたので
    ここでの須和の登場は、もうほんとうに心強かった~~~(泣)

    3巻では
    この「orange」という物語の中でも
    この先の未来がかなり大きく変わってくるであろう
    出来事が起こります。

    それは

    翔と菜穂の想いが通じ合う

    ということ。


    これは10年後の自分たちには達成できなかったことであり
    一番の願いである「翔を救う未来」へと繋がる
    とても重要な分岐点なのだと思います。

    そして、これに一役かっていたのがやっぱり
    須和!


    須和の手紙には
    菜穂の手紙と同じく「翔を救ってほしい」ということと、
    あと、もうひとつ。

    どうか翔と菜穂に
    お互いの気持ちを気づかせてあげて下さい

    という願いが書かれていたのです。

    どうか翔と菜穂が
    10年後も一緒に笑っていられますように

    これは、10年後の未来の須和が
    今の16歳の須和に託した言葉だったのです。



    うぅ~~~~~~~~(涙)

    須和ぁ~~~~~~~~~~~
    切なすぎるよ須和ぁ~~~~~~~
    いいひとすぎるよ須和ぁ~~~~~~~
    なんなんだよ須和ぁ~~~~~~~~


    だってね?だってですよ?
    手紙が送られてきた10年後の未来では、
    菜穂と結婚して可愛い赤ちゃんまで授かって
    とっても幸せそうなんだもの!
    (翔への後悔はあるとしても)

    そんな未来が約束されているのに
    その未来を変えるべく
    翔と菜穂を応援し、
    優しく見守り、
    二人の背中を押す須和。

    未来の自分から

    オレにはサッカーがあるからだいじょうぶ

    と、ぜんぜんうれしくない太鼓判を押されてしまう須和。

    もうね、
    須和をかませ犬呼ばわりするなんて失礼すぎてほんと恐れ多いんですけど
    もし仮にかませ犬と呼ばせていただくならば

    かませ犬史上、
    最高に切ないかませ犬ですよ!(涙)

    だってね、たいていかませ犬ポジションといったら
    叶ったところで「付き合ってチュー」止まりですけど
    須和は結婚して子供まで生まれてますからね!

    そんな須和に注目して1巻から読み返してみると
    このときも、このときも、
    須和は手紙のことを知っていて、こーいう行動をとっていたんだなぁと
    余計に切なくなります(涙)

    須和だって、ずっと前から菜穂のことが好きだったのに・・・


    うぅ~~~~~~~~~~(涙)

    須和ぁ~~~~~~~~
    切なすぎるよ須和ぁ~~~~~
    いいひとすぎるよ須和ぁ~~~~~~~
    (ふりだしに戻る)


    そんな最高に切ない須和のおかげで叶った翔の告白は
    それはそれは見ているこっちがくすぐったくなるくらい甘酸っぱくて
    もう、
    きゅんきゅんきゅんきゅん(4回言った)なくらい
    きゅん!(5回目)でした!

    この時の翔の告白のセリフ、もう大好き!

    菜穂だから・・・菜穂だから・・・菜穂だから・・・
    (頭のなかでリフレイン)


    きゅん(6回目)



    そしてそれ見てピースサインの須和。


    うぅ~~~~~~~~~~(涙)

    須和ぁ~~~~~~~
    (再びふりだし)


    そして菜穂から翔への告白シーンは
    もう本当に泣ける。

    翔死なないで
    翔を失いたくない
    ぜったいにいなくならないで

    魂からの叫び。

    翔の目から涙がこぼれて
    菜穂の目からも涙がこぼれて
    そして翔が泣きながらうれしそうに笑う。

    一読者としても
    ほんとうにほんとうに、幸せになれた瞬間でした(涙)


    そしてその二人の横で涙を流す須和。


    うぅ~~~~~~~~~~(涙)

    須(以下略)



    手紙の指示通りに行動してきたことで
    少しずつ変わってきた未来。
    手紙に書かれていない出来事も起こるようになってきて
    菜穂と須和は戸惑います。

    ほんとうにこれでよかったのかな?
    そもそも未来の自分の指示は正しいのかな?
    今後手紙に書いてないことが起きたら?

    そして菜穂と須和は初めて
    手紙とは違う道を選びます。

    十年後の自分たちは知らない、
    今の自分たちの世界だけで生まれた新しい未来。
    そこに今生きている翔を救うために。
    今の私たちができることを。

    ラストには須和だけでなく
    アズと貴子と萩田くんのところにも手紙が届いていたことが分かって
    みんなで翔を救おうって、手を重ねあって
    ほんとう、みんなで協力すれば翔を救えるんじゃないかなって
    そんな希望に満ちた未来を思わせてくれるラストでした。

    今回は一見、かなり良い方向に動いているように見えるし
    実際に翔の未来を良い方向へと左右する
    かなり大きな分岐点になったと思うのですが
    それでもまだ、
    このままだと翔は死を選択してしまうような
    そんな不安が私の中から消えないのは、なぜなんだろう?

    翔は悲しい時でもいつも笑顔で
    でも幸せそうな笑顔の時でも
    どこか寂しさや諦めのようなものがあって
    翔の心の闇の深さを思い知らされる。

    翔、よかったね!
    翔、うれしいね!

    じゃなくて、

    翔、幸せでしょ?
    翔、うれしいでしょ?
    と問いたくなってしまう。

    だから、死んだりなんか、しないよね・・・?
    って・・・


    手紙に頼るのではなく
    自分で考えて行動するために
    菜穂がしばらく手紙を机の中にしまってしまうのも気になります。

    手紙の次の日付は体育祭の日。
    リレーのメンバーから翔をはずして
    と手紙には書いてあったけれど
    菜穂たちはみんなでリレーに出る道を選んだ。

    なにか起きてしまうんだろうか。。。

    どうかどうか
    翔と菜穂が
    10年後も一緒に笑っていられますように・・・!


    ブログでも感想を書いています。
    よかったらお立ち寄りくださいませ^^
    http://oshirukomoe.jugem.jp/?eid=1433

  • あの時の
    自分に
    未来というのか
    現在というのか
    身を引く手紙を出せるのって
    どういう気持ちなんだろうね
    ものすごい不安だったのかな

  • 高校時代を生きるみんなで救おう!ってなったけど手紙にそって選択するのか、少しずつ変わる今の世界で1番いいと思う選択をするのか楽しみ。

  • 2023/11/03 最初-最後

    LETTER 9
    笑顔なのに目の光がなかったのは、そういうことだったのですね……。つらい……。

    LETTER 9

    友達なんだから
    関係なくないし

    ここまでハッキリ言ってくれる友人、頼もしい……! すき!!

    LETTER 9

    好きな子を見守るなんて、もしかしたら、やっぱり、
    少しさみしいことかもしれないけど…

    10代の青年にはキツイですよ……。けれどきちんと行動して、えらい。

    LETTER 10
    “毎日思う…”
    しにたくなる日々はつらいですよね。自分なんてしねばいい、わたしのほうがしぬべきだって感じるのは、つらいです。
    人の命はその人のもので、代わることなんてできないのに。

    LETTER 11

    だって
    そんな
    簡単な事じゃ
    ない気がして

    難しく考えるな青年!
    自分の気持ちに素直になっていいんですよ。あなたはしあわせになっていいんです!

    LETTER 11

    私達が翔まで
    バトンを繋ぎます

    おぉ……! アツい展開ですね。

    LETTER 12

    10年後も
    変わらない
    仲間

    いい仲間……。泣いちゃいます。

    10年続くご縁ができたらいいなって、思います。いまからでも。
    わたしは、生きていくから。10年以上、この先を。

    春色アストロノート 第3話

    好きじゃないのに
    つき合うのは

    好きじゃないのですか……。なんだ……この前のラストで簡単に心変わりしたのかと思っていました。

    春色アストロノート 第3話
    “フッフゥーーーー!!!!”
    テンション高いですねえ……。確かにこのキャラは描いていて面白そうです。

    あとがき

    それでも
    絵を描く事は
    大好きです。

    ハッキリそう宣言できるあなたの心が好きです。すてきです。どうかそのままでいてください。

  • みんなで分かりきった翔の誕生日会が面白い。
    両思いが分かった翔と菜穂。でも付き合わず。もどかしい。
    でも最後には、みんなの元に手紙が届いてることが分かりやっと菜穂もホッとしたところでしょう。
    2人のもどかしい恋はいつまでつづくのでしょう。そして、6人の未来はどうなるのでしょう。気になるところです。次巻も読んでいきたいと思います。

  • みんなも自分から手紙が届いてたと発覚。 にしてもやっぱり須和イケメンすぎるよ…。なんという自己犠牲の塊…。 あと先輩ねちこい

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