orange(4) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1748
感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575845754

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読んでみたかったのだけど、とても面白くいい話。
    少女漫画的胸キュンもあり、SFの面白さもあり、ぐっとくる泣けるところもあり。
    「後悔」という言葉が何度も何度も出て来て、現実ではこんなふうにはやり直せない。
    過ぎた時間は戻らない、あの時の思いは取り戻せない。

    続きと結末がとても気になります。
    須和がすごく好きになった。

  • 未来がわかっているとある意味悲劇だ。過去を後悔していることも悲劇だけど。どちらも結局今を生きることが出来なくなる。それなら未来なら知らない方がいい。でも悲劇的な未来なら変えたいと思うそれは普通のこと。どう最後を迎えるかしっかり見届けたい。

  • なぜ菜穂は翔と自分が両思いである可能性に一瞬たりとも思い至らないんだ?
    と若干引いている 。
    少女まんがの、わたしの嫌いなパターンが出つつある。

  • 菜穂と須和以外のみんなにも手紙が来ていて、みんなで翔の未来を変えようと奔走する。
    そして、少しずつだけど翔は笑顔を取り戻しみんなに母親のことを話したり。
    すでに起きた過去と比べてきっといい方向に変わっている。

    それにしても、須和が健気。
    告白もしないなんて。
    自分の未来を変えてまでも翔を救おうとする。

    でもラストの件が気になった。

    菜穂と翔はなんでケンカすることになるんだろう。続きが気になる!

  • 3巻で告白した時

    好きだけど、つき合うことはしない

    と言った翔。

    それは
    つき合うことで
    「菜穂を傷つけることがあるかもしれない」
    という不安。

    母親を自殺させてしまったように
    また大切な人を傷つけてしまうかもしれない恐怖。

    それは間違いなく翔の本心ではあるけれど
    もうひとつ
    心の奥底に隠していたほんとうの気持ちが
    差し出された菜穂の手をとることで溢れ出した・・・

    まるで降り止まない雨が
    とめどなく溢れる想いを表しているような
    そんな雨のシーン。


    そして、これと対照的だったのが
    その後訪れた体育祭でのシーン。

    菜穂の手をとり
    想いが溢れ出した雨のシーンとは対照的に
    その想いに蓋をして
    菜穂の手をとれなかった翔。

    そしてその
    ちぐはぐな心の間でほとばしったのは

    「嫉妬」

    という確かな感情でした。

    「つき合う」か「つき合わない」かで、揺れる翔。

    つき合うことで
    また大切な人を傷つけてしまうかもしれない。

    それなら選択しない方がいい。

    何も変わらなくていい。

    でも・・・

    それでも・・・・

    自ら菜穂の手をとることができたなら?

    選択することができたなら?

    それは翔にとって、大きな一歩になるはず。

    そして踏み出したその先の未来に
    きっと翔はいる・・・・はず!


    こちらでも感想を書いています。
    宜しかったらお立ち寄りくださいませ^^
    http://oshirukomoe.jugem.jp/?eid=1501

  • 人が死んでいるとはいえ、あれだけやさしく、あれだけ心配をされたら、友だちであっても気持ちが悪いと思う。
    ちょっと感性がずれてきたので星は少なめ。

  • 未来を知ってしまえば、
    私たちは過去のことについて、現在のことについて、
    何とだって言える。

    他のマンガで読んだ、あるセリフが思い浮かんだ。
    「今あんたがいいトコにいるから言えるセリフだよね」
    「目の前暗くなればぶり返すよ、思い出の善し悪しって現状の満足度で決まるからね」

    結局、10年後の「今」を、のこされたみんなは肯定できているということなのだろうか。
    少なくとも「菜穂」を幸せにすることはできたわけだし、
    全員がそれぞれに人生の形を見つけることが出来たのだから。

    翔のことは悔やみきれないほどの「後悔」ではあるのだけれど。

    そう思うと、書き替えられていくのであろう須和の未来が尚更哀しく思えてしまう。
    生まれてくるはずだったあの命は、なかったことになってしまうのだろうか。

    あと、表紙がすごく意味深だと思った。
    高校生のままの翔が大人になった須和と菜穂に手を振っている(しかも須和と菜穂は翔の方を見ていないというか気付いてもいない様子で、二人の赤ん坊だけが翔に手を振り返している)というこの絵が、
    きっと物語の行く先を暗示しているのでしょう。

  • 明らかにいい選択が出来てるように見えるからこそドキドキする…寿命は決まってるからどんなにいい選択をしても死ぬならもうここで止めて欲しい。

  • 2023/11/03 最初-最後

    LETTER 13

    1人で
    悩んでいた事が
    嘘のように

    心が軽くなった

    ありますねえ、こういう経験。人に話を聞いてもらうって、かなり大きな効果があります。

    LETTER 13

    迷惑だよ
    絶対……

    決めつけちゃダメですよ。

    LETTER 14

    少し
    元気がない
    ようだけど

    さすが。よく見ていますね。

    LETTER 14

    ちゃんと
    翔にも言って
    あげなよ

    本当に……! ことばにしてあげてください。伝えてあげてください。
    誰だって、いつ、いなくなるかわからないのですから。

    LETTER 15

    チアやるの!
    可愛い⁉︎

    かわいい! かわいいです!!

    LETTER 15

    重かったら

    無理して
    持たなくても
    いいんだよ

    俺達が
    いるから

    無理したことがあるすべての人に刺さることばですね、これ……! 泣いちゃいます。

    LETTER 16
    長くなっていく伝言、覚えるの大変じゃないですか。
    10年後、って言ってわかります……?

    LETTER 17
    子どもの写真……なんで入れたのですか。さらにつらい立場……。

    春色アストロノート 第4話
    この2人も半分こしてきた人たちなのですね。

    春色アストロノート 第4話
    この子の気持ちがよくわからないです、チキちゃん。

  • 再読の再読。体育祭のみんなで支え合うシーンがとてつもなくジーンときました。笑顔にすることだけでなく時にはいい涙もあるのだなと思わせてくれる作品でした。相変わらず菜穂と翔はもどかしいです。

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