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本 ・マンガ / ISBN・EAN: 9784575847178
感想・レビュー・書評
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軍師・范束と捕虜とした趙軍。彼を取り戻そうとする王齕。范束の争奪を焦点に、上党の戦いは進みます。
范束は渡さないが、上党は秦へ明け渡した趙軍。戦いの舞台は、廉頗率いる趙軍主力が布陣する長平へ。さあ、始まります「長平の戦い」が。
范束を取り戻しに攻めくる王齕と、防ぐ廉頗の一騎打ち。
楽しそうだな、あんたら二人とも。壮年いや、老年に差し掛かろうとする二人の生き生きとした表情と、切り結ぶ激しさ。11巻の白眉です。
表紙は、戦場での丹の三俠。三人馬一体を体得して戦場を逍遥遊する三人。
逍遙遊とは「とらわれのない自由な伸び伸びした境地に心を遊ばせること、とらわれのない自得の楽しさ」だそうです。
この感覚を会得して生きてゆきたい。
この感覚とは真逆の精神が秦国か。それでは、諾々と侵略するのを見ている訳にはいかないなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中国の春秋戦国時代の話。
莊子の孫荘丹が主人公。
廉頗遂に表舞台に。
強烈な個のぶつかり合い、廉頗対王齕。今まではまさに莊子というか
嘘くさいというか血が通っていない感じだったが、強烈な個のぶつかり合いにより
一気に話が締まったように感じました。次巻が楽しみ。
著者プロフィール
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