- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575847413
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カナのカナダ人のおじさんでしょ? 俺は絶対に与したくないくみしたくない 虹色のマーク=レインボー・フラッグ(旗)=LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)プライドのシンボル 多様性の象徴 翻って アクエーキョー?悪影響のことか? 日本ではタトゥー_アウトロー…ヤクザの意味だって カミングアウト=クローゼットから《出てくる(カム+アウト)》 もしカミングアウトを、単に「秘密を告白する」といった意味だと思っている人がいたら、それはちょっと違うということを知ってください。 こういった由来を持つ言葉なので、日本語に翻訳するのは難しいです。 …私のパパとママはリベラル(自由主義)な人ですけど… 親にも言えない悩みと_親だから言えない秘密です
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一つ一つのエピソードや展開が、(内容が内容なだけにしょうがない部分もあるけれど)いかにも…という、ちょっと教科書的な感じでこの漫画ならではの独自性が薄かったかな。という印象。
元々ゲイ・カルチャー寄りの作家さんだというのもあってか女の子のポーズの描き方がうーん…と思う箇所有り -
2巻読了。
「パパやママにも相談できない悩みと
パパやママだから言えない秘密です」
すごく、わかります(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) -
LGBTQの本棚から
第44回「弟の夫 -前編-」
今回紹介するのは
『弟の夫』(田亀源五郎)です。
紹介したいところがたくさんありすぎたので前後編にわけました!
この本は全四巻の漫画で、題名の通り「ある日、弟の"夫"が主人公の弥一(やいち)の元へやってくる」ことからはじまり、弟の夫が日本に滞在した3週間を描いています。
弥一には一人娘の夏菜(かな)、小学六年生、がいるのですが、夏菜をはじめとした子どもたちの純粋な声に心動かされることが多々あったので今回はそこを紹介しようと思います。
まず弟の夫であるマイクが夏菜に自分が同性愛者で、弥一の弟と結婚していることを告げた時、夏菜は
『男同士で結婚!? そんなことできるの!?』
と驚きます。
それに対して
マイクは『できますよ』
弥一は『できないよ!』
と答えます。
同性婚ができる国とできない国があることに夏菜は
『変なの
こっちでよくてあっちでダメなんてそんなの変!』
といいます。
また、4巻では夏菜の友達の女の子が
『愛し合った人たちが結婚できるのは素敵なことだと思います!』
といいます。
これを無知ゆえの軽率な言葉ととるか、純粋ゆえの真っ直ぐな見方をした結果ととるかはあなた次第ですが、僕は素敵な見方だと思いました。
だって彼らのいうことは、間違いではないし、誰も不幸にはならない見方じゃないですか!
これに対して作中の大人たちの言動は、マイクが同性愛者と知って『子どもに悪影響』だと言ったり、同性愛や同性婚について話すのはいじめられることにつながったりするかもしれないと心配したり……
なんというか、子どもを守るという建前で、自分からセクマイ関連のことを遠ざけたいように感じました。
"知らない" から怖くて、怖いから遠ざけて…それじゃ何も変わらないじゃないですか。
大人になるってなんなんでしょうね。
この漫画はそんなことも考えさせてくれます。
あと、途中に入っているマイクのゲイカルチャー講座は勉強になります。
僕が今回なるほどな、と思ったのは『ゲイ・プライド』についての講座で
『日本語でプライドというと、つい「誇り? それって自慢するようなことなの?」と思ってしまうかもしれませんが、これは「自分自身を恥じるな、自尊心を失うな」という意味でのプライドなのです。』
と説明していたところです。
レインボー・パレードとかセクマイの人たちが自分のセクシャリティを公にしているイベントには「こういう人たちがいるんですよ」と知ってもらうためだけじゃなく、「自分たちのことを隠さない、堂々と見せる」ことで自分自身を肯定する…そんな意味があるのかもしれません。
ということで前編はこのあたりで終わります。
後編はまた別のテーマを……。
ここまでで、興味を持ってくれた方にはぜひご自分で読んでいただきたいと思います。
とてもよくできた漫画で、さまざまな方向からいろいろ考えるきっかけをもらえます。
2018年04月09日 -
夏菜ちゃんの素直な感性に心打たれます。
日本には同性婚への偏見が少ないとはいえ、どこの国でも受け止め方は人それぞれですからね。でも他の国と比べても許容されてる方ではあるみたい。
一哉くんみたいに、ひとりで悩んでいる子がいると思うと悲しいです。偏見が少ないからと言って、自分のことを家族や周囲に話せば幸せになれるという社会でもなく。
いろんな愛の形、家族の形があって当たり前だと思うんだけどな。
他人に対する理解とか、思いやりとか、果たして自分はどれだけできてるだろうかと我が身を振り返ってしまいました。 -
漫画の途中にある扉絵にいろいろな知識が載っておもしろい。
「カミングアウト」というようになった起源とか。
今回は中学生で自分がゲイだと気づいた男の子がマイクに相談しにきます。
周りの友達と違うということは思春期の少年にとってはとってもつらいこと。
もし私だったらどんなアドバイスができるんだろうか。