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本 ・マンガ / ISBN・EAN: 9784575848564
感想・レビュー・書評
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まあ、そうか、そうだよね。というところに落ち着いて終わった感じ。
押見さんの作品は毎度掴みは上手いんだけど結末に近づくと失速する印象がある。
ただ女の子がいちいち可愛いんだよなぁ。
線がとても綺麗で「女子高生」というイコンとしてすごく完成度が高くて、それだけで作品の内容を押し上げてしまうのはすごいと思う。
むしろそれがメインでお話は添え物と考えても良いのかもしれない。 -
完結
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幼少期に祖母がつけた名前を祖母の死後に母親の意思で改名したことが原因で人格が壊れた、多重人格者の物語だった。ぼくがぼくを受け入るまで、麻里が麻里として、史子が史子として、ひとりの人格になっていった。麻里は幸せになってほしい。男性の漫画家が描いているとは思えないほどに、生理の描写にリアリティがあった。思わずドロドロとした血生臭さが香ってきた。史子のことを聞かれた麻里の母親の表情が豹変するシーンが悍ましく強烈だった。
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怒涛の回収の最終巻で、
全てに納得させられるものの、
やっぱりね、感は否めなかった。
それでも押見修造作品は素晴らしい。 -
色鉛筆タッチの表紙イラスト、水彩画タッチのカラー扉絵。どちらの麻理も美しきかな。そして寂しげ。
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小森の存在ってそーゆう事だったのか…9巻を通してやっと事実がわかった。多くを語られてスッキリするわけじゃないからこそ、読者が意味付けをする話だと思う。深いなあ
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最高だった。1〜9巻分の感想文を書いたら長くなったのでnoteのURLを置いておきます。
https://note.com/rikkaring/n/nd4c74981befe -
流石の押見作品。最高でした。クラスでいまいちな女の子を描かせたら一番。一軍に近づきたくても近づけない心情、憧れ、妬み、依がとても魅力的でした。
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あまりにも綺麗な結末……。抑圧と欲望をここまでエンタメに昇華できるのがスゴい。
麻里の家族の問題がどうなったか直接は描かれていないのですが、ほんの1コマ、『写真』が部屋に立てられている様子が描かれるだけで何らかの変化は読み取れて、巧みだ。全ての歪みもその発露も、現実を受容するために必要な道のりであったと思え、少し泣く。
著者プロフィール
押見修造の作品





