弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))

著者 :
  • 双葉社
4.42
  • (37)
  • (20)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 222
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575850055

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 全巻通して所々泣いてもおた。特に、写真をシャッシャするところな。
    マイノリティー当事者がモヤっとすること、マイノリティーの人を目の前にしてモヤっとすること、その上で無意識のうちに差別/意識していること、などなどが説教臭くなくサラリと描かれている。夏菜ちゃんというフィルターが功を奏しているんだろうな。それ以前に、愛する人を亡くす/亡くした話としても完成度高し。

  • 五つ星つける!
    良かったや…良かったなんて簡単な言葉でしか言えない自分が悔しい。
    本当に沢山の人の目に触れられて欲しいし読んでもらいたい。
    ちょっともう一回読んで感想書こう。

    迷っているなら読んでみて!と言いたいし周りにも薦めたいですな。

  • 愛し合った人達が結婚できるのは_素敵なことだと思います! わざわざ御足労いただいて… ロミオとジュリエット シーユーアゲイン さよならのハグ…していいかな? 皆さまの心にも、何か足跡を残せていますように。

  • ただの親切な啓蒙にとどまらない豊かさとあたたかみ…。子供がちゃんと子供でいい。シャワーを浴びるマイクの裸体、離婚した夫婦ふたりっきりの散歩がエロかった。

  • 購入

  • 何かの特集とかで見かけて、以降気になってた作品。貸してもらって読了。4巻でもう既に完結してたんですね。おかげで一気読みできたけど、LGBTにつき、ちゃんと向き合って考える機会を与えてくれる良書でした。主に父親目線から語られるけど、偏見は持ってないつもりだけど実は、っていう微妙なスタンスが絶妙。おそらく主流を占めるであろう本父親像の造形のおかげで、純粋な子供目線から発せられる気付きに、読みながらハッとさせられることもしばしば。純粋に物語としても面白かったです。

  • 全巻読了しました。

    最初の時のハグと最後の別れのハグの違いに弥一自身の大きな変化を感じられてすごくいいですね。

    大切な人を喪っているからこその苦悩はありつつも、人として弥一とマイクがつながることが出来たんじゃないかな。

    本当にいい漫画でした。

  • 完結編。
    はっとさせられるものがあったり、気づかされることが多いストーリーでした。
    マイクのことがものすごく好きになってしまいました。夏菜ちゃんは大人のこっちが見習いたいところがてんこ盛り!
    弥一も「家族」を愛して守っていこうとする強い気持ちが伝わってきてステキでした。

    あと、心に残ったのはどっちもハズバンドっていう言葉です。
    日頃BL読んでると、ついリアルなゲイcpのこともそのノリで見てしまうんだけど、いけないことですね…どっちもハズバンド!!ですね。ステキです。

    色んな愛の形をナチュラルに受け入れたいなと思いました。
    あと、ハグっていいですよね~ハグは大事。照れずにハグしたいと思いました。

  • いいお話だったな。
    本当に子供って世界を自然にフラットな目で見られて素敵だな、羨ましいなと思った。
    夏菜ちゃんには大人になってもマイクを大好きでいて欲しいな。
    マイクの存在や、父子家庭だという事に偏見の目を向ける担任の先生に、毅然とした態度で応えた弥一はかっこよかった。世間の目に負けないで、大事な人を尊重し、守るのってなかなか難しいよね。
    弥一は始めこそマイクの存在に戸惑っていたけど、結局はマイクが弟との架け橋になってくれて、救われたんだろうな。

  • 完結しました!
    「弟の夫」……。
    10代のときにゲイだ、と聞かされてからどうしていいかわからずに疎遠になっていた双子の弟はカナダへ渡り、帰化し、結婚し、亡くなり、そうして弟の夫だった男がやってくる……というストーリーで、主人公は離婚し、女の子を一人で育てている兄さんです。
    彼が自分の中の偏見と差別を昇華させ、娘の担任に向かって、もしそれで娘がいじめられることがあれば、先生には娘にではなく、いじめる側に注意していただきたい、と言い返せるようになるまで、の物語で、そのことによって彼自身、弟を取り戻し、家族を取り戻すことができるようになるのです。

    そういえば……。
    児童文学には家族の崩壊と再生の物語は山のようにあるけど、LGBTQによるものはなかったなぁ……と思います。
    日本の児童文学からはいっぱい抜け落ちてたものがあるんだなぁ、とつくづく思います。

    2017/09/11 更新

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ゲイ・エロティック・アーティスト。
1964年生まれ。多摩美術大学卒業後、アート・ディレクターをしつつ、1986年よりゲイ雑誌にマンガ、イラストレーション、小説等を発表。
1994年から専業作家となり、ゲイ雑誌『G-men』(ジープロジェクト)の企画・創刊にも協力。
同時に、日本の過去のゲイ・エロティック・アートの研究、およびその再評価活動を開始。
また、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツなどのゲイ・メディアでも活動開始。
2006年『G-men』企画より離脱。
2015年、『弟の夫』で第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。

●マンガ
『嬲り者』(ビープロダクト)
『柔術教師』(ピープロダクト)
『獲物』(ジープロジェクト)
『銀の華(上・中・下巻)』(ジープロジェクト)
『PRIDE(上・中・下巻)』(ジープロジェクト発行、古川書房発売)
『田亀源五郎短編集 天守に棲む鬼/軍次』(ジープロジェクト発行、古川書房発売)
『田亀源五郎[禁断]作品集』(ポット出版)
『ウィルトゥース』(オークラ出版)
『君よ知るや南の獄(上・下巻)』(ポット出版)
『外道の家(上・中・下巻)』(テラ出版発行、技術と人間発売)
『髭と肉体』(オークラ出版)
『童地獄・父子地獄』(ポット出版)
『田舎医者/ポチ』(ポット出版)
『筋肉奇譚』(オークス・コミックス)
『銀の華 復刻版(上・中・下巻)』(ポット出版)
『冬の番屋/長持の中』(ポット出版)
『エンドレス・ゲーム』(ポット出版)
『奴隷調教合宿』(ポット出版プラス)
『嬲り者〈復元完全版〉』(ポット出版プラス)
『弟の夫(1〜4巻)』(双葉社)
『僕らの色彩(1〜2巻)』(双葉社)
「GUNJI」(H&O Éditions/フランス)
「ARENA」(H&O Éditions/フランス)
「Goku - L’île Aux Prisonniers (3 volumes)」(H&O Éditions/フランス)
「Racconti Estremi」(Black Velvet/イタリア)
「LA CASA DE LOS HEREJES 3 volumes」(Ediciones La Cúpla/スペイン)
「VIRTUS」(H&O Éditions/フランス)
「VIRTUS」(Ren Books/イタリア)
「The Passion of Gengoroh Tagame」(PictureBox/アメリカ)
「Endless Game」(Bruno Gmünder/ドイツ)
「Gunji」(Bruno Gmünder/ドイツ)
「L’inverno del pescatore」(Ren Books/イタリア)
「Fisherman’s Lodge」(Bruno Gmünder/ドイツ)
「Cretian Cow」(Massive/アメリカ)
「The Contracts of the Fall」(Bruno Gmünder/ドイツ)
「Passion of Gengoroh Tagame: Master of Gay Erotic Manga (expanded edition)」(Bruno Gmünder/ドイツ)
「아우의 남편」(Imageframe 길찾기/韓国)
「Le mari de mon frère」(Akata/フランス)
弟之夫 (臉譜出版/台湾)
Der Mann meines Bruders (Carlsen/ドイツ)
My Brother’s Husband ด้วยสายใยรัก (Dexpress/タイ)
O Marido do meu Irmão (Panini Brazil/ブラジル)
Chồng Của Em Tôi (Sky Books/ヴェトナム)
El marido de mi hermano (Panini Mexico/メキシコ)
El marido de mi hermano (Panini España/スペイン)

●小説
電子書籍Kindle版『デカとヤクザとニンジンと 田亀源五郎小説作品集』(Bear’s Cave)
電子書籍Kindle版『田亀源五郎小説作品集SINGLE 工事現場の夜』(Bear’s Cave)

●評論
『ゲイ・カルチャーの未来へ』(Pヴァイン)

●画集
『日本のゲイ・エロティック・アートvol.1 ゲイ雑誌創生期の作家たち』(ポット出版)
『日本のゲイ・エロティック・アートvol.2 ゲイのファンタジーの時代的変遷』(ポット出版)
『日本のゲイ・エロティック・アートvol.3 ゲイ雑誌の発展と多様化する作家たち』(ポット出版)
「THE ART OF GENGOROH TAGAME」(H&O Éditions/フランス)
Gengoroh Tagame Sketchbook(Massive/アメリカ)

「2020年 『柔術教師【復刻版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田亀源五郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))を本棚に登録しているひと

ツイートする
×