- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575851793
作品紹介・あらすじ
2052年の東京を舞台に、人型アンドロイド「タイプワン」と暮らすことになった青年ユーゴとタイプワン・ユイとの関わりを描く、本格近未来SFドラマの傑作が登場!! 新鋭Yashimaが紡ぐ、ハイパーリアルな近未来を体感せよ! 「WEBコミックアクション」にて連載開始して以来、話題を呼んでいた本作が、ついに単行本化! これを読まずして、2018年のSFは語れない!
感想・レビュー・書評
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汎用性アンドロイドタイプワンが家庭の雑事をこなす機能を備えた一般的な家電製品の様な世界観で、何が起きるのか、もう面白い。人間より緻密に描かれるアンドロイドが美しい…アンドロイドに共感しやすい性質を持つ人は「エンパス」と呼ばれ、反アンドロイド思想の人の口からは侮蔑の単語として使用される。アンドロイドに限らず、動物が嫌いな人も同じ様な反応をするもんな…似て非なるものであっても、生命活動らしく見えるモノに共感情を抱くのが人間の特質じゃなかろうか。
「ユイ(中国語で雨と言う意味)」と名付けられた高性能家庭用アンドロイドなのに、ゴキブリ駆除には「スリッパで叩く」ってインプットされてるのか(笑)駆除対象(ゴキブリ)を感知し、即座に処理行動に出るユイだが、一発目から外しまくる…(笑)子供のいる家庭で子供の相手をする事を考えて少年・少女の見た目で作られるタイプワンなんだろうけど、ショタの気は全くないんだが、理屈じゃなく可愛いんだ…作画の素晴らしさだろうなぁ。
都市伝説化しているノラの黒いタイプワン、ノイエと呼ばれるようになるが、もう1巻読んだら続きが気になって仕方ない…ロボット三原則を破るアンドロイド、と言う話はよく見るけど、ノラや放棄されたアンドロイドを回収するアンドロイド保安協会の在り方とかが設定として至極自然で面白い!!