- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575852622
作品紹介・あらすじ
榊先生を無理やり連れて桐谷さんが向かった先は、群馬の秘境・スネークセンター!憧れの地でスゴ腕のヘビ料理人に出会いテンションは急伸、ストップ高状態に! さらに佐賀市激推し「有明海のエイリアン」やサボテン、ウーパールーパー等、魅力溢れる珍食が登場! さらにさらに実在の人物、ムシモアゼルギリコさんまで登場!! どこまでも奥深き珍食の世界……!
☆6巻の食材☆
・シマヘビ
・サボテン
・虫フルコース 夏
・ワラスボ
・ウーパールーパー
感想・レビュー・書評
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スネークセンター、ムシモアゼルギリ子、珍獣屋とリアルに存在する場所や人が出てきて、実際に行ってみたくなる。
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食系漫画は、様々なジャンルが増え、漫画好きとしても、食べる事が生き甲斐の一つである私としても、嬉しいかぎり
中には、ヤバッ、と思うような良い漫画もあるが、それでも、やはり、ぶっ飛んでいる食系漫画の代表は、この『桐谷さん、ちょっそれ食うんすか!?』であるのは、まず、間違いないんじゃないだろうか
冗談抜き、結構、本気な我儘を言わせてもらえるなら、『鉄腕DASH』の1コーナーである、「グルメ厄介」で様々な外来種生物を食している、TOKIOのメンバーに、この『桐谷さん、ちょっそれ食うんすか!?』に登場してほしいほど
TOKIOの皆さんも、結構、色々な生物を食べてきてるけど、桐谷さんには敵わないと思うんですよね。まぁ、勝ちたい、とは思ってないでしょうが
ただ、外来種生物の美味しさを知っている、TOKIOの皆さんなら、この『桐谷さん、ちょっそれ食うんすか!?』で、桐谷さんと榊先生が食べている料理を口にした際、作中のリアクションやコメントとは違う、良い魅力を教えてくれる、と思う
いきなり、我儘からぶっちゃけてしまい、申し訳ない
この(6)も、十二分に楽しませてもらった
素直に認めるのは、少し情けないが、この(6)に収録されている話は、「漫画アクション」に掲載されているものだけなので、新鮮な気持ちで読み、楽しみ、堪能できた
桐谷さんの(異)食欲は相変わらずで、榊先生の受難もいつも通り
改めて、榊先生は度量が広いなぁ、とも感じた
その気になれば、榊先生は桐谷さんからのお誘いを断れるはずだ
しかし、彼は口では文句を垂らしながらも、何だかんだで、桐谷さんのペースに巻き込まれる事を良しとしている
先生の性格が、致命的に甘いってのもあるにしろ、榊先生の中で、桐谷さんが、多少のお願いは聞いてやってもいい、そんな特別枠に収まっているんじゃないだろうか、と期待している
ラブコメ感は皆無じゃないにしても、実に薄め
しかし、桐谷さんの榊先生に対する求愛行動が、かなり強めで、応援したくなるのも、これまた事実だ
そろそろ、キスアクシデントくらい、起きても良いと思うんだが、桐谷さんの唇は爬虫類の匂いが染みついてそうだなァ
どの食材も、ショッキングの一言に尽きる
私は、基本的に虫、特に幼虫がダメなタイプなので、33食め「ムシジョのススメ!?」は、ちょっと、クラクラした
虫と判らない状態ならまだしも、ここまで、虫っぽさが残ってしまってると、完食は難しそうである
逆に、興味を強く惹かれたのが、34食め「佐賀県激推しエイリアン!?」で登場しているワラスボだ
見た目は凶悪で怪奇ではあるが、ハゼの仲間であるなら、その身が美味なのは確定している、と言っても良い
調理法が、刺身に唐揚げ、と良い意味で素材の良さを活かそうとしているものってのも悪くない
ただ、ワラスボの味のポテンシャルをいっぱいまで引き出すのであれば、もっと良い調理法があったんじゃないかな、と思ってしまう
その辺りも含め、TOKIOさんに登場してほしい訳である
サボテンはサボテンで、インパクトはあるのだが、蛇と同じく、食べられるもの、そのイメージがあるからか、特別感は少なかった
とは言え、榊先生が、サボテンの美味しさを逃さないスープを作ってくれたのは嬉しかった。この辺りにも、榊先生の桐谷さんへの、もう一人の兄ゆえの優しさが見えた
シマヘビも美味しそうではあったが、どちらかと言えば、群馬のジャパン・スネークセンターの方が気になってしょうがない
先に、私が勧めた、34食目のラストでは、鼻血を出し過ぎな小清水くんが、何やら、大胆な行動を起こしそうな気配があるので、(7)が楽しみ
まぁ、彼も、そろそろ、桐谷さんの本性を知るべき頃だろう
この台詞を引用に選んだのは、桐谷さん、良い子だなぁ、と思ったので
元から資質があり、家族が用意した教育の場が優れているってのもあるんだろうが、榊先生の影響も受けているのでは、とラブコメ待ちの私は推測する
外見や、周囲の噂に惑わされず、本質をしっかりと開いた眼で見つめられる彼女は、きっと、カッコいい女になりそうだ
まぁ、自分で台無しにしちゃうトコも、彼女の魅力である
「正直言えば、ココ、そんなのばっかで、見世物小屋的アングラ感がすごくて、とても、親子向きじゃないですからねぇ」
「おいおい、現場でディスやめろ!!」
「でも、ちゃんと、中身を見たら、ヘビへの愛情や熱意が、ちゃんと伝わってきます。へんてこに見えて、そこだけは、どの動物園にも負けてないですよね」
「そうだな・・・いい施設だよ。ヘビ食えるってのも、一つの側面だしな」
「はい!まぁ、ヘビ食べられなかったら、来てないですけどね!!」
「台無し!!」(by桐谷さん、榊先生)