この世界の片隅に (中) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 2298
感想 : 148
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575941791

感想・レビュー・書評

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  • 「子供でも売られてもそれなりに生きとる。誰でも何かがたらんぐらいでこの世界に居場所はそうそう無うなりゃせんよすずさん。」「ありがとうリンさん。」この台詞に救われる。

  • 映画版にはないエピソードがある。これは削ってもよかったかな。このエピソードのあるなしで、すずの切なさが大分変わってくる気がする。だんだん戦争の足音が近づいて来る。すずののん気さが貴重。緊迫した状況下でなお、アホであり続けることが、どれほど大切なことかを教えてくれる。大学時代のサークルの合言葉、「よかった、バカで!」を懐かしく思い出してしまった。

  • 今回からかなり話に展開が出てきて、上よりも読み込んでしまいました。料理の描写がすごく好きで、すずが楽しそうに料理を作っていたり作業をしてるシーンはこちらも楽しくなります。また遊郭も絡んできて、夫~~!ってなりましたが、これまた人間関係にアクセントが出てきて面白かったです。さらに最後のリンのセリフに、死んだら記憶もなくなって、なかったことになるとありましたが、深いですね。かなり罪ですが…。

  • 「この世界の片隅に(中)」こうの史代著、双葉社、2008.08.11
    139p ¥700 C9979 (2018.12.21読了)(2018.12.13借入)(2018.06.28/29刷)
    昭和19年7月から昭和20年4月までのお話です。セリフのじつに少ない時があってみたり、全部歌留多だったり、実に変わったマンガです。
    だんだん戦時色が強まって、食糧も不足してきています。闇市というのは、戦後の話かと思っていたら、戦時中にも闇市というのはあったんですね。食料が不足している状況は、戦中も戦後しばらくも同じということでしょう。
    港と船をスケッチしていると、間諜行為として捕まったり、蟻から砂糖を守ろうと水がめのなかに砂糖を撒けてしまったり、闇市で買い物をしていて道に迷ったり、道を教えてくれた遊郭の女性と仲良くなったり、子供ができたかと思ったら栄養不足と環境の変化で月のめぐりが悪いだけなんと、空襲で家が焼かれたときに備えて最小限の日用品を親戚に避難しておいたり、人生相談コーナーもあります。
    軍艦青葉の乗員・水原哲が入湯上陸ですずの所に泊まりに来ました。哲は、すずさんが好きだったんですね。周作さんは、哲とすずさんの時間を作ってあげましたね。切ないです。
    「松の色ます大内山」、皇居のことを大内山というんですね。(96頁)
    すずの兄の要一が戦死して遺骨が帰ってきました。骨箱に入っていたのは、骨ではなくて石でした。(104頁)
    昭和20年3月、米軍の爆撃機がたくさん飛来してきてます。
    衣料切符というのがあったんですね。(123頁) 晴美さんが小学校に入学する年になったけど、必要なものを揃えるのが大変です。特に教科書が。昭和30年ごろでも、教科書は買わずに近所の先輩から譲ってもらっていたりしていました。
    周作さんとリンさんの話もどこかでもっと詳しく出てくるんですかね。

    浦野すず
    浦野すみ すずの妹
    浦野要一 すずの兄
    水原哲 すずの同級生
    北條周作 すずの夫、呉工廠の技師、軍法会議の録事
    北條圓太郎 周作の父
    北條サン 周作の母
    黒村徑子(径子) 周作の姉
    黒村晴美 徑子の娘
    黒村久夫 徑子の息子、実家へ
    黒村さん 黒村時計店・主人、病死、徑子さんの夫
    白木リン 二葉館従業員

    【目次】
    この世界の片隅に
    第12回 19年7月
    第13回~第14回 19年8月
    第15回~第16回 19年9月
    第17回~第18回 19年10月
    第19回~第20回 19年11月
    第21回~第22回 19年12月
    第23回 20年正月
    第24回~第25回 20年2月
    第26回~第27回 20年3月
    第28回 20年4月

    ☆関連図書(既読)
    「夕凪の街 桜の国」こうの史代著、双葉文庫、2008.04.20
    「この世界の片隅に(上)」こうの史代著、双葉社、2008.02.12
    (2018年12月26日・記)
    商品の説明(amazon)
    すずも北條家に嫁ぎあくせくしている間に、ようやく呉の街にも馴染んできた。リンさんという友達もできた。夫婦ゲンカもする。しかし戦況は厳しくなり、配給も乏しく日々の生活に陰りが…。そして昭和20年3月、ついに呉の街にも大規模な空襲が! 戦争という容赦のない暗雲の中、すずは、ただひたすら日々を誠実に生きていく。

  • 最初はアニメ版を見たのであるが、本のほうがじっくり読むには良い。
    夏には実写版がやるけど、上手く表現できれば良いのだが・・・
    感想は下巻で。

  • 映画では全く触れられていない場面があった。

    映画を観て、結末を知っているだけに、その先(下巻)に進みたくないような気もする。

  • 全3巻の中巻。感想は下巻に。

  • 上巻ではあまり感じなかったのだけど、中巻を読んで映画と原作はけっこう別物だと思った。どちらがよいとかではなく。映画よりずっとリンさんの出番が多いだけでなくて、すずさんが周作さんとの関係を煩悶しながら自問しつづけていた、というのがよくわかる。広島からの帰りにした痴話喧嘩の意味も立体的に浮かび上がってくる。映画だともうすこしあとになってすずさんの秘めていた怒りややるせなさが噴出するみたいに感じたけれど、でもほんとうは、当たり前だけどすずさんは休火山じゃない。

    読んでいる間ずっと喉のところまでなにかがこみあげていて、本を閉じた途端に一気にいろんな感情があふれそうになる、だけどいちどにはとても処理しきれない。というのは映画も原作もおなじで、この同じ世界にたしかにいるとしか思えないすずさんのことを考えるととても苦しくて、じぶんの日々をだいじに生きたくなる。

  • 定期的に読み直す1冊?

    すずさんのほわ~んとした思考で戦争を忘れてしまいながら読んでいたら突然の飛行機の群れに現実をしる…

    みんな笑って生活したいし、幸せを当たり前に感じたいし、普通に生きたいし…普通に…

    水原くん立派な男になりましたね。すずさんに会いに…最期の想いを伝えたね…


    下へ…


    ぜひ〜

  • すずさんが呉に慣れてきた頃
    闇市とかが登場してきて、当時の人々の生活を中心に描かれると共に、どんどんと近づいてくる戦争の足音。
    そんな中で変わらないすずさんの空気感が大好き。

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著者プロフィール

こうの史代:1995年デビュー。広島市生まれ。代表作は「さんさん録」や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作「夕凪の街 桜の国」、アニメーション映画のヒットも記憶に新しい「この世界の片隅に」など。

「2022年 『ぴっぴら帳【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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