顔のない狩人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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本棚登録 : 43
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576010014

作品紹介・あらすじ

「ボニーを殺したのはフレイザーではない、私だ」ドンと名乗る男は、電話でイヴにそう告げた。イヴの愛娘ボニーは何年も前に殺害され、遺体はまだ見つからない。が、凶悪犯フレイザーが犯行を自供し、死刑になった。なのに、真犯人は別にいたのか?動転するイヴは、姿なき男ドンが仕掛けた戦慄のゲームに否応なく巻き込まれていく!『失われた顔』につづきイヴの活躍を描く娯楽巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 前作の『失われた顔』を読んだのが3年前の2014年6月。だいぶ経ってからの2作目読了となりました。

    前作の自分の書評を見たところ、結構な高評価をしてたんですが、今回はなぜかハマらず途中で挫折しかけました。ただ、終盤から幕引きに至るまでのスピード感はなかなかのもので、そこは好かったかな。映像になったとしてもそこそこ見ごたえが出るかもしれません。

    作中で「ドン」と呼ばれている殺人犯の正体は…まぁ、なんとなく推測できたかな、というところではありました。ホームズもののように、それまで出てこなかった人がいきなりドーンで犯人として現れてくるよりはマシかもしれませんが、いくら所属が○○○だからってそんな無茶や不条理がまかり通っていいのかな、という気もします。
    その意味で、犯人側に非常に大きな権限というか特権を与えてしまった分、現実感が失われた感があります。

    まぁこの作品、幼くして殺された主人公の娘がちょいちょい主人公の夢に出てきて、他愛のない話ではなく物語の核心に迫るヒントになるようなやり取りをしたりも結構してるので、その時点でリアリティを追求した作品というより一種のファンタジーというところもあるのですが。
    そう考えると、現実感を求めること自体、間違ってるかもしれません。

    個人的にこの作品が読みにくかった、というかあまり面白くなかったもう一つの理由が、登場人物がみんな精神的にコドモだというところかな。
    たいてい、成人女性を主人公にして周辺に彼女に好意を寄せる男性が数名いる、って構成の時は、一人は粗野で口は悪いけど心の中では主人公を憎からず思っている、もう一人は精神的にもルックス的にもスマートで大人びていて、主人公のブレまくる理性や言動(アメリカ女性を主人公にした小説は判で押したように主人公の言動とメンタルが安定しません)を温かく包み込んでくれる、みたいなところがあるんですが。
    この作品で出てくる主人公の周りの男たちは、お互いへの鞘当てに熱心で誰一人として落ち着いた口調で話すことも、年齢に相応しい言動で会話を落ち着かせることもありません。みんな、売り言葉に買い言葉でコドモ同士のように喧々諤々やるばかり。なんだかなぁという感じです。

    アメリカならでは(?)のバカバカしさというか、軽妙と軽薄の境目をウロウロしてるような言葉のやり取りが好きな人なら、このあたりも楽しめるかもしれません。アメリカドラマの人間関係をたいして面白いとも思えない自分は馴染めませんでした、というところ。

  • 復顔彫刻家イブ・ダンカンシリーズ2作目。何年も前に娘を殺害され、犯人は死刑になったが、自分が犯人と名乗る男が現れる。ゲームのように殺人を繰り返す男との戦いに挑む主人公と刑事と大富豪。結末は、犯人でなさそうな人物が犯人だったというおちだが、ノンストップ娯楽作品としては満足できる。主人公イブと刑事ジョーと大富豪ローガンの三人の関係とやりとりと感情の動きがおもしろくて続きを読みたくなってしまう。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    「ボニーを殺したのはフレイザーではない、私だ」ドンと名乗る男は、電話でイヴにそう告げた。イヴの愛娘ボニーは何年も前に殺害され、遺体はまだ見つからない。が、凶悪犯フレイザーが犯行を自供し、死刑になった。なのに、真犯人は別にいたのか?動転するイヴは、姿なき男ドンが仕掛けた戦慄のゲームに否応なく巻き込まれていく!『失われた顔』につづきイヴの活躍を描く娯楽巨編。

    前作でローガンとジョーとイブの三角関係(?)が気になっていたんですがこれで納得です。
    そうだよなぁって感じ。
    でもこの作家さんどうもロマンスよりサスペンスが似合うようで。。。。
    え?いきなり?みたいな展開もあったんですが
    その辺目をつぶればロマンス本としてもいい作品なのかな?と思います。

    猟奇殺人。。。。
    どこでどうゆがんで、という幼児体験が割愛されていたのが残念。
    その後の殺人の軌跡とかは読んでいておもしろかった。
    プロファイルの方法も。
    なんだかこれ読んでいたらイブ&ロークシリーズを読んでいないのを思い出しました。これも早く読まなきゃ。

    スピン・オフでまたローガンを主人公にした話もあるみたいなので(あとがきに現題だけのっていました)探して読んでみたいと思っています。


    死体を捜す犬も本当に存在するようで。。。。。
    なんだかこれは切ない気分になりました。

    The Killing Game by Iris Johansen

  • 『失われた顔』の続編。

  • シリーズ2作目だったらしい。読む順番を失敗した。

    犯人電話でしゃべりすぎ。って思いつつも、最後のどんでん返しと犬がよかった。
    ちょっと強引な気もしたけど・・・。

  • 1999年

  • 「ボニーを殺したのはフレイザーではない、私だ」ドンと名乗る男は、電話でイヴにそう告げた。イヴの愛娘ボニーは何年も前に殺害され、遺体はまだ見つからない。が、凶悪犯フレイザーが犯行を自供し、死刑になった。なのに、真犯人は別にいたのか?動転するイヴは、姿なき男ドンが仕掛けた戦慄のゲームに否応なく巻き込まれていく

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