見知らぬあなた (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション) (二見文庫 ハ 7-10 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576021300

感想・レビュー・書評

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  • 短編集3作品。
    ①オーラが見えるヒロインと保安官。
    ②輪廻転生、前世の夢を見るようになったヒロインとその相手。これが一番面白かった(ツッコミどころ含め)。夢のせいで正気を失ってるのでは?と湖畔の別荘に休養にきたところ隣人が夢の中の相手だった。3作のなかでも一番神秘的で、且つちょと不気味な感じもあり…
    ③ブリザード吹き荒れるなか現れた瀕死のヒーロー。ロマサスかな。凍死寸前の彼を助けたはいいけど、ある事件が発生していたことがわかり、彼を信じてもいいのかと。

    どれも短編なのにハラハラドキドキと流石の展開。どの作品も出会ってすぐにベッドインっていう展開なんだけどね、ストーリー上、うーんあり得んなと思うところもあり。でも短編でありながら完成したリンダワールドでグイグイ引き込まれる。そのせいで電車乗り過ごしました。

  • ファンタジー要素も含む3編収載。2番目の、前世を夢に見る物語『夢のほとり』が、雰囲気もありサスペンス要素もありいい感じだった。

  • 「ブルームーン」
    月に二度目の満月の夜、保安官のジャクソンは忙しさに気が遠くなりかけていた。
    やっと落ち着いたところへ、川上に住むライラの元へ向かう怪しい人物がいるとの報告を受け、ボートで急いだ。


    すごくいい。
    保安官のジャクソンが真っすぐで駆け引きとかしないで、男らしく迫る。
    愛を口にするのもびびらないし、判りやすくてイイ。
    ヒロインのライラのひょうようとした感じもいいね。
    電気もない所で、猫と暮らす不思議な力を持つライラ。
    良いカップル。


    「夢のほとり」
    夢の中で繰り返し繰り返し、自分を愛し、そして殺す男と現実に逢ってしまった。
    シーアは恐れながらも、リチャードの魅力に逆らえない。


    リンダは上手いなぁ。
    上手いこと疑心暗鬼にさせるなぁ。
    不安にさせて、怖がらせて、それでも惹かれてどうしようもない感じ。
    最後に謎がとけて、リチャードの想いにホロリと来ました。


    「白の訪問者」
    吹雪の夜に、凍死しそうな男が転がり込んできた。
    ホープは献身的に尽くし、相手は無事に目を覚ます。
    プライスは自分は保安官だというが、ラジオでは囚人が逃げたと告げていて…。

    面白い。
    リンダはシリアスもコメディも、その中間も本当にうまく書けるなぁ。
    笑えるセリフとか、ほんとうにもう嬉しくてたまらない。
    二作目と同じく、うまい具合にホープを不安にさせて煽っていく。
    最後は爆笑してしまう。
    ホープ、すごく好きだわ。
    よたよたとバスルームに向かうプライスも、悪いけど笑ってしまった。

    ☆4つ。
    限りなく5つに近い。
    どれも大好きなお話。

  • 3つの短編集。どの話もそれなりにまとまってるし面白かった。毎回思うけど展開が早すぎる。今回の短編ではオーラが見えたり、前世だったり。まだ普通だったのはラストの白の訪問者の設定ぐらいかな。それにしたってなかなか有り得ない状況。

  • リンダ・ハワードの短編集です。3作品収録。どの作品も、「見知らぬ」男性に一夜で運命を変えられてしまうという物語でした。
    3作品とも面白かったですが、リンダ・ハワードは、ハーレクイン小説で読むロマンス色の濃い作品のほうが好きかなーと改めて感じてしまった一冊。

    ◎ブルームーン
    月に二度目の満月、ブルームーンに、小さな町の保安官ジャクソンが出会った不思議な女性ディライラ。彼女は、「魔女」と噂される女性だった。
    相手のオーラが見え、時々閃きによって未来を予知する彼女は、あっという間に彼のオーラに惹かれ、恋をしてしまう…。
    特異体質(ちょっと違うか)に生まれてしまうと、人生厄介だよなぁ…なんて、ふと考えてしまいました。殺人事件が絡んでくるのでラブ度は低め。

    ◎夢のほとり
    毎夜、夢の中に同じ男性が現われ、その都度相手の名前は変わり、時に自分の恋人として愛を交わし、時には彼に殺される―。1か月ほどそんな夢を見続け、疲れが抜けない状態になってしまったシーアは2週間ほどの休暇を取って、子供の頃、家族と過ごした別荘へ向かう。しかし、そこで待っていたのは、毎夜夢に現われていた男性だった―。
    前世の記憶が夢として蘇るという不思議な物語です。いつの時代で出会っても恋人になり、悲恋に終わった二人の関係。
    このお話はロマンチックで良かったなーと思いました。

    ◎白の訪問者
    ある吹雪の夜、凍死寸前の男プライスがホープの家に現われる。ホープは必死で彼を救おうと、自分の体温で彼の体を温め、彼は一命を取り止めるが、翌朝裸で目覚めた二人はそのまま一線を超えてしまう…。
    ラジオでは、保安官が殺され、凶悪犯が逃亡しているという物騒なニュースが流れ、ホープは動揺するが、そこへ新たな男が現われて…。
    これが、一番サスペンス色が強かった作品かな。ホープは勇気も行動力もある女性で、思い切った行動に出ますが、余裕で受け止めてしまうプライスが素敵でした。

  • 1話ずつ3日間かけてゆっくり読みました。
    楽しんで読めました。
    唐突過ぎるところや、ご都合主義的なところが嫌みなく、鼻につく事も無く、素直にロマンスとして楽しめました。

  • 短編集。
    まま面白かった。

  • ☆3.3
    オーラ+前世+脱走犯かも? 短編集

  • 購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    もしあなたに他人の感情や未来が見えるとしたら。そしてある男に出会った瞬間、否応なく自分が恋に落ちるのを知ってしまったら?もしある日ドアをノックした人物が、夢のなかで繰り返し自分を愛し、殺した男の顔をしていたら?もし吹雪の夜、凍死寸前の男が身を寄せてきたら。そして魅力的に映る彼がじつは危険人物かもしれないとしたら…平穏な生活を“見知らぬあなた”に一変させられた女性たちを描くロマンティック・サスペンスの傑作オムニバス。

    Strangers in the Night by Linda Howard

  • ①「ブルームーン」治療師だけどオーラが見えるディライラと保安官ジャクソン。事件付き。②「夢のほとり」生まれ変わり死に変わり、12回目が最後のチャンス?純愛・・・だよなあ、これ。③「白の訪問者」保安官?犯人?どきどきしますね。

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