殺人者の陳列棚 上 (二見文庫 プ 3-1 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576031330

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで面白かった。
    相変わらず不老の妙薬だとか、百年前の連続殺人事件、蘇る殺人鬼とか、キーワードが好みすぎる。
    で?次どうなんの?みたいな先の見えない展開がうまい。ミステリーらしくどんでん返しも必ずあるし、キャラもいい。ペンターガストがかっこよくて好きです。
    だがしかし。ラストが微妙すぎる。この人たちの作品は三冊目だけど、どれも共通してラストが薄い。説明的すぎて納得がいかない。ハイ終了!って唐突に幕を降ろされる感じが、いつも納得がいかない。
    何はともあれ彼の死もショックすぎる。
    長寿の妙薬の設定もあんなに引っ張るなら、毒だとか、馬尾について、もっと詳しく蘊蓄や根拠を入れて欲しかったです。手術シーンをあんなに詳しく書くならさ!
    翻訳小説は訳者との相性もあるけど、今回はよかった。

  • 建設ラッシュにわくニューヨーク。ロウアー・マンハッタンの高層マンション建築現場で、地下の坑道らしきものから百年以上前の人骨が三十六体発見された。ところが、その骨には例外なく脊髄の下部に奇妙な切断の跡が残されていた。犯人は十九世紀の猟奇殺人鬼なのか?その話題で街中が騒然とするなか、セントラルパークで同様の連続殺人事件が発生。模倣犯の仕業なのか、それとも百年前の殺人鬼がふたたび現代に甦ったのか。捜査は混迷を極めていった…『下』に続きます。当然ですが。キャラはみんなたってておもしろいです。読みやすい文章ですし。ノリにのれるかどうかがポイントでしょうか。

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