あしたの発想学: いかにして痛くない注射針はできたのか!?

著者 :
  • リヨン社
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本棚登録 : 37
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576031521

作品紹介・あらすじ

俺も昔は脛っかじり、最初から成功者なんていないんだ。働く意味がわかる。人生の目標が見えてくる。世界が注目する町工場の親父が贈る、目からうろこの処世術。

感想・レビュー・書評

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  • 昔ながらの職人気質の仕事哲学。

    しかしあらゆるものがマニュアル化された今ではこんな昔気質の仕事ぶりが求められるのかもしれない。

    仕事も私生活も破天荒な著者の話は非常に面白かったです。

  • 「リチウムイオン電池ケース」から「痛くない注射針」まで様々な物が従業員6人の小さな町工場が作ったて事で驚きました。
    僕は日本人では無いが、日本人の職人精神は身に付けたいと思いした。

  • ついた餅より心持ち ご馳走してもらった餅よりも、それをご馳走してくれた相手の心意気のありがたさ

  • おもしろいねー 日本の製造業がんばれ 職人さんがんばれ

  • リチウムイオン電池のケース、
    痛くない注射針
    など不可能と言われた物を作ってきた
    岡野工業の有名な社長さん。
    情熱大陸にも出演したことがある。

    話口調で書かれた読みやすい一冊。
    P117 「ついた餅より心持」
    ご馳走してもらった餅よりも、
    それをご馳走してくれた相手の心意気のありがたさを大事にすること。

    p137 「とにかく褒めること」
    人間、年を取れば自然と友達は減ってしまう。

    p179 「あたしが大企業の開発部長だったら、
    やる気のあるやつを捕まえて、俺が責任を取るから、
    お前、これをやってみろ。できなくてもいいから」
    と言うね。そうしたら、ちゃんとできるに違いない。

    p205 「理論的には、実現可能でも具体的なモノをつくれなければ
    無意味なこと」

    まさに、今の上司に言ってやりたいことば。
    口ばかりでは、なにもできない。
    メーカは、物を作ってなんぼじゃ!

    普段、サラリーマンとして働く私には、

    新鮮な一冊であった。

    後書きにも書かれているが、特別なことは書かれていない。

    当たり前だが、普段の仕事で忘れている、思い出すことのない

    「職人」として仕事へ望む姿勢が新鮮であった。
    2006/2/13

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著者プロフィール

1933年東京都墨田区生まれ。45年、向島更正国民学校卒業。社員5人の町工場・岡野工業株式会社を経営、代表社員を名乗る。「誰にもできない仕事」と「安すぎて人が敬遠する仕事」をモットーとし、針穴の直径が0.08ミリという世界一細い「痛くない注射針」の量産化や、携帯電話の小型化に貢献したリチウムイオン電池ケースにより、「世界一の職人」「金型の魔術師」として知られる。NASAをはじめ世界的大企業からも注文が押し寄せるなか、これまで家電、パソコン機器、医療機器など多くの金型をつくる。2004年、旭日雙光章を受章、いまもバリバリの現役である。著書に『カネは後からついてくる!』『俺が、つくる!』などがある。

「2014年 『人生は勉強より「世渡り力」だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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