ラブ、エトセトラ。 (3) (シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576040462

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  • シリーズ3作目(完結)

    レイズの仕事を離れて島広矢の写真集に携わることになった芳野。それに伴い撮影場所であるプラハに同行。その間、恋人の元浦とは離れ離れになるうえに、取っつきにくいと思っていた広矢が横恋慕してきて、、、。


    恋人になったからと言って順調に進むわけじゃないよね、というお話。横恋慕する男の出現もそうだけれど、自分はどうしたいのか、とか二人でどのように生きていきたいのか、とかを丁寧に書いている。

    大人カプ松永×桂の続きは無い、と言っていたけれど反響が大きかったのか、彼らの話も。ただしこちらは、桂がやっとボストンに引っ越したその数日後に桂の元カレからの連絡があって、というもの。キリキリとするような身を焦がす恋愛だった相手を忘れられるわけはなく、でもその中で当時の自分を見つめ直し今の自分を改めて見直す、その作業の中で見えてきた松浦に対する思い。そうやって自分を肯定して二人で生きていくのね、というのが良かった。

    そして、元浦視線の同居して3か月目の、同居しなければ見えなかった、相手の粗を感じて、なんとなく、、、と思っている気持ち。でもゆるゆるとその日が終わり、向き合い直して相手に対する気持ちを確認していく。

    結婚も同じだなって自分に当てはめて思ってしまいました。緊張感を持ったり、これくらいは許してくれる、みたいな甘えはあんまり出しちゃいけないのねぇと。期待しすぎないこと、と桂さんが芳野に言ったけど、大切なことよねと思いました。元は他人なんだもん。

  • すごく楽しめました!お仕事満載でしたし、同居を始めた二人に押しかける弟と、当て馬君。 2巻で出てきた当て馬君とは全然格が違うし、なんかすごく可愛くてこっちでもいいんじゃ?と思っちゃいけないんだけれどなんかちょっと可哀相だったなかとは思いました。 桂カップルが良かったですね~。っていうか桂がやっぱり男前だよねぇ。

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