天国が落ちてくる 1 (シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
3.80
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本棚登録 : 244
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576040684

感想・レビュー・書評

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  • この本があるから「BLはいいものだ」と思える。

  • 歌手×雑誌ライター

    長いのが読みたくて買ってみました。

  • アーティスト新條カオル×音楽雑誌ライター湊秋広。(・∀・)イイ!!!まだ二人の気持ちは通じあっていませんが、とにかく良い!!書き下ろしの「息」はカオルが湊と出会うまえの話ですが、またこれが切なくて良い(;∀;)

  • 素敵な話でした。
    言葉の選び方がすごく好きで、中でもタイトルの’天国が落ちてくる’っていう表現は特に素敵だと思う。
    祭河さんの絵もかわいくて、特に湊は本当にうさぎさんにふさわしい容姿だった。

    この本は、定期的に本棚から引っ張り出して大切に読みたい。
    いつまでも手元に置いておきたいと思えるシリーズでした。

  • 超カリスマ歌手×眼鏡ライター
    それぞれ傷を抱えた二人が、寄り添い愛し合いながら互いの癒しになって行く
    音楽、恋愛、エロス、一粒で三度オイシイ作品

  • 年下ワンコならぬ年下チーター攻ですww気持ち的には3.5★かな。
    10代でロックのカリスマにのぼりつめた天才アーティスト:カオルとピアニストの道を諦め音楽雑誌ライターをしている湊。
    わがままでフリーダムなガキに振り回され、アリスの白ウサギに似ていると『うさぎちゃん』呼ばわりされてしまう湊は見た目こそかわいい系だけれど、しっかり芯の通った大人の男。
    湊の一生懸命で真っ直ぐなやさしさにカオルは癒されていく。
    ストーリー的には、BLに限らずなんかどこかで読んだ気がする的なデジャブ感がありますが、素直なストーリー展開で読みやすい。
    比喩も例えがわかりやすくておもしろい。。『ゴージャスが裸足で逃げ出すよ』とか『乳母車に乗ってるチーターみたいだ』とか・・・
    いや、チーターは乳母車乗らねえし!!
    物語の構図と言うか、ふたりのパワーバランスも、フィジカル:カオル→うさぎちゃん、メンタル:カオル←うさぎちゃんとすごく明確。
    自分の生み出した楽曲が、切り取られ、加工され、作りこまれた別物になって、勝手に出来上がったイメージに人々が熱狂する。
    こんなの本当の自分じゃないと苦しむカオル。
    一方、才能がありながら、人前に出ると萎縮して本来の能力を発揮できずピアニストの道を諦めたけれど、ピアノに未練を残している湊。
    ふたりともそれぞれ葛藤を抱えているけれど、お互いの前ではありのままでいていいんだという安心感。
    自分の前でだけカオルが見せる脆さ、子供っぽさをきちんと受け止める湊。
    ただのかわい子ちゃん受かと思いきや、けっこう男前だったりする。
    その辺りが読んでいてすっきり気持ちがいい。
    ふたりの関係はまだまだこれからなので、次巻も読もうと思います。
    どうでもいいけど、『世界の果てで待っていて』の続き、早く出んかのう・・・

  • 元ピアニスト志望で現在は音楽雑誌ライターの湊秋弘は、カリスマ的人気と実力を誇るヴォーカリスト新條カオルのインタビュアーに抜擢される。しかし、その貴族的ともいえる容姿と裏腹にカオルは尊大で傍若無人で暴力的という最悪な人柄で、インタビューも失敗に終わってしまう。ところが何を気に入られたかカオルに「うさぎちゃん」という愛称をつけられた湊は、再取材をエサにカオルに振り回されることに。地味で無難な人生を歩んできた湊と、スターとなるべき才能と容姿を持ちながらどこか孤独の影を漂わせるカオルとの出会いは…。雑誌掲載分+書き下ろし。

  • 10年くらい熟成した積ん読タワーから発掘して読みました。
    まだ1巻目なので導入、という感じなのでしょう。
    設定がベタで、携帯の形や小物がなんとなく古めかしく感じます(笑)
    BLではあまり見ない一人称が新鮮で、またこの受の性格がなんともいえず良い味だしてます。
    はじめは振り回されてたのに、気がつけば振り回してる天然魔性系。

    自分自身が楽器弾きなので、いろいろと共感する部分も多かったので感情移入もしやすかったです。次巻に期待。

  • BLの中でもかなり大好きなもの。
    何度も何度も読みました。

    ことばの選び方がすごく好みなのか、読んでいて心にすんなり馴染みます。でも高遠先生の他の作品ではそうでもなくって、つまりこの作品での文体が好みのようです。

    自分に大切なひとなんて現れるんだろうか、いちどでもそんな寂しさを味わったことがあるならば、カヲルのことばのひとつひとつが、凄く愛しくて可愛くて、切なくてたまらないはず。

    私が好きな「BL」は、まさにこういうもの。
    祭河さんの絵もすごくすき。

  • 全3巻 繊細というか ピーンと神経の研ぎ澄まされた者同士。音楽の世界で 捨てた人と そこにいるしか無い人と。

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