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- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576051475
感想・レビュー・書評
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ディル・ブラウンの作品。マクラナハン少将、レベッカ准将といつものメンバーがちょっと現実離れしたとも言えるハイテク爆撃機を操って活躍するシリーズ。今回の紛争地はトルクメニスタン。時代が21世紀初頭なので隣国アフガニスタンではタリバーンが全盛の頃の想定である。この作品のちょっと怖いところは、近未来の戦争を映すモチーフがありありと描くことではないかと思う。無人の飛行機を地球の裏側からコントロールして爆弾を投下する現在のテロ掃討の戦術は、本作の上梓の頃はまだ一般化してなく、その是非も議論されてない中、本作がスペシャルに美化したノベルとして世の中を啓蒙する。やはり、怖いなと正直思う。そのバーチャルの映像の向こうにリアルがあり、そのリアルの世界にいる人間は音もなく高高度から進入する無人機から放たれた爆弾に攻撃される。リアルのターゲットを、過つことはないのか?本作からは功罪の功の、部分しか読み取る事が出来なかった。
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