哲学的な何か、あと科学とか

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 869
レビュー : 126
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576061849

作品紹介・あらすじ

はっきり言って、哲学はたいへん恐ろしいものである。だが、それは決して「哲学が難しい」とか「聞きかじりの素人には理解できない」とか、そういう話ではない。そうではなく、哲学が恐ろしいのは、それがあまりにも「面白すぎる」ところだ。その面白さは、まさに中毒的である。難解な専門用語を使わない、"痛快テツガク入門"。

感想・レビュー・書評

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  • 初年の勤務校にて、理科教諭から紹介されたサイトの書籍版。

    科学哲学史の項目がよい。ポパーの反証可能性については、ゼミの教授が何度か話していた。文系でも通用する。学術研究に「できること」と「できないこと」がよくわかる。
    量子力学は難解で、私には意味不明だった。

    数学版も発売されているということなので、そのうち挑戦しよう。

  • 面白い。まさに痛快。

  • 哲学と科学がこんなにも融合する読みものとは。予想を超える面白さ。筆者が述べる通り哲学は日常生活には役に立たないが人生の良いスパイスになる。ドラえもんのタイムマシーンは確かに考えさせられる。

  • 人間は、「ある要素aと要素bが集まってできた性質に対し、これはxであると名前をつける」ことを「物質」と呼んでいるにすぎない

    アインシュタイン
    光の速度は、観測者の運動に関係なく、不変である。ライトを持ってる人が動いても同じ。なぜか?
    →観測者ごとに、時間と空間の定義が異なるため。
    ここから、物体が光速に近づくと、時間の流れが遅くなり、空間が縮んでいくとした。

    【量子力学】
    量子力学は、観測至上主義をとっている。観測が不確かな範囲にあっては、(たとえ物体の位置が必ずそこにあろうとも)位置も運動量も決まっていない!と主張する。

    光は波であり粒子である。
    当初は波が有利だったが、その後に光を金属に当てると、金属中の原子を弾き飛ばすことが証明され、光=粒子となった。

    これを他の原子でも突き詰めていった結果、世の中のすべての物質が波であり粒子であることが証明される。

    二重スリット実験
    2つのスリットがある壁に電子を一つずつ発射していくと、一つの電子の跡が増えていくにつれ、波状の形になっていく。電子一個一個は点で観測されるのに、どこで観測されるか?の確率分布は波状になっている。
    干渉縞は、スリットaとスリットbを通った原子が干渉しあって起こる。原子は一個しか発射してないのに、何故?

    コペンハーゲン解釈
    だるまさんが転んだ解釈。観測してないときは波で、観測されたら粒子に変わる。(ここの波とは、物質的な波ではなく、どこで観測されるかという確率の意味での波)
    このように、量子力学とは、「その粒子がどこで見つかるか?を波の方程式を使って確率的に述べる物理学。」
    これは、観察していないときには可能性しか論じられず、観測していないときには、その可能性こそが存在である。ことを実験的に証明した。

    これに対しシュレディンガーは、量子力学の不可思議な理論が、猫のようなマクロな物質にまで影響するような実験装置を考え、「観察する前の一匹の猫が、生きていると死んでいることが同時に存在するのはおかしい」と反論した
    しかし、これは実験結果がそうであるため、「存在する」としか言えない。このシュレディンガーに対し、人間だって同じ分子でできているので、生きている猫を見る人間と死んでいる猫を見る人間の2つが同時に存在するとした。→多世界解釈

    結局のところ、量子力学は観察しえないものを語る学問であり、観察し得ないものはあくまで1つの解釈にすぎず、人間の科学観を真理探求の学問から道具主義的な学問に転換してしまった。

    【科学史】
    論理実証主義によって科学が精査された結果、全ての科学が、「本当に真とは言えない」と証明付けられた。
    ここから、人間ができるのは反証だけであり、正当な科学論理が満たすべき基準とは、反証による検証がきちんと行えることである。とした。
    しかし、反証するのはたやすいことではない。既存の理論とは違う結果が得られたからと言って、前提条件が間違っている?機械が壊れている?実験者の頭がおかしい?など、無限に反論ができるのだ。
    →人間は、「この観察・理論は絶対に正しい!」という根拠のない決断をしなければならず、それは科学以外にも全ての理論体系に当てはまる。

  • 哲学に興味を持つきっかけとしては大変分かりやすい一冊です。思考実験って面白い。答えの無いことが多いこの世の中、考えることが大事です。自分で考えられる奴が活躍することでしょう。

  • 科学や哲学をわかりやすく書いてある

  • 哲学や科学、量子力学など名前では知ってるけど、概念上よく知らなかった話がわかりやすく書かれていて面白かった。これをきっかけに、より各分野について深く書かれた本を読むのは面白そう。

  • 哲学
    サイエンス

  • 何かを理論的に証明するということについて、掘り下げて考えた本。
    哲学や科学というより、数学の証明にからめて読んだ。
    証明ということのあやふやさについてよくわかった。

    札幌市の図書館で借りた本。

  • かなり前に読んだけれど、何度読んでも面白い。哲学と科学の本。物質に関しての話がとてもよくて、脳から汁が出てくる。僕の趣味である哲学の入り口が本書。某大手テキストサイトでオススメされていた。僕もオススメします。

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著者プロフィール

東北大学大学院修了。会社経営者。哲学や科学などハードルの高いジャンルの知識を、楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる。著書に『史上最強の哲学入門』『14歳からの哲学入門』などがある。

「2020年 『「最強!」のニーチェ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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