- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576061993
作品紹介・あらすじ
お母さんが幸せになるために子育てでいちばん重要なツボがわかる本。
感想・レビュー・書評
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忙しいときに抱っこをせがまれる
挨拶するのをいやがる
ゲームをなかなかやめない
苦手なことをすぐ投げ出す
子どもの好きにさせていたらどんどん堕落していきそうで不安だった私は、
「きちんと最後まで続けなさい」
「しっかり挨拶しなさい」
そんなふうに、厳しくしていたと思います。
厳しくして子どもがいい子になったかというと全くで、むしろ反抗的な態度を取るようになり、困っていた当時、この本に出会いました。
この本に書かれている事例の中には、
「いやいや、ウチの子はそこでやすやすとは引き下がりませんし…」
「ウチでこれやると確実に図に乗るな」
というものもあり、全て参考になるというわけではありません。
でも、すぐに試せる声がけや、自分では思いもよらなかった考え方を知ることができて、心強い思いでした。
一番心に刺さったのはこれです。
「もし、あなたのパートナーが「甘えさせべた」だったら」
「あなたが「お願い」と甘えても「うるさい。自分でやればいいだろ!自分の仕事なんだから!」と突き放す人だったら」
「しつこく頼んで、やっと、いかにも不機嫌そうにイヤそうに、その場しのぎで応じる人だったら」
こんなん、すごくイヤだ。
愛されてる感が全く得られないではないの!
でも…いざ我が身を振り返ってみたら、我が子に対してコレやっちゃってるかも。
しかも、けっこうな頻度で。
「甘え、許される心地よさ」を知らずに育ち、「きちんと」「しっかり」ばかりを求められる日々って…辛そうです。
甘えが許される心の余裕があってこそ、きちんとするように頑張れるのだなと、今では思います。
今回ご紹介するにあたり読み返してみたら、私、かなり「甘やかし」ちゃってました。笑
もちろん「きちんと」「しっかり」甘えさせなきゃとは思っていません、私も人間なんで。
子どもが大人に近づくにつれて、「えー、明日仕事忙しいんだよね〜」なんてセリフはガンガン言うようになってきてますし。
私が子どもに対して「もうワカルでしょ」と甘えてしまっていたんですね、きっと。
子どもへの接し方って、時々棚卸しするように省みてみないといけないものですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・「甘えさせ」と「甘やかし」は全く別もの。いくら「甘えさせ」ても「甘やかし」になることはない。
甘やかし・・・子どもの要求に対して、親の都合を押し付け、その場しのぎの対応で誤魔化すこと。結果、甘え下手な子どもになり、自分に自信がもてない子どもになり、身勝手・甘ったれな行動をとる子どもになる。
甘えさせ・・・子どもの要求に対して、子どもの心に寄り添って、機嫌よく要求に応じること。結果、甘え上手な子どもになり、自分に自信が生まれる子どもになり、必要な我慢ができる子どもになる。 -
甘え=親の都合のいいようにするために答えor エサを与えること
教育=答えを導き出すヒントを与えること
と理解。
カミさんにもちょっと読んでもらったけど、「こんなシチめんどくさいことやってられないわよ!」と。
僕はこの本の考え方に多少共感することもあり、夫婦の溝は埋まらない。 -
子供が学校に行きたくないと言い出して、どのように接していったらいいか考えていたときに、図書館で借りました。
マンガが含まれているので、軽い内容かと思いきや、かなり勉強になる深い内容でした! -
20120108 図書館
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「甘えさせ」と「甘やかし」の違いを考えさせられる本。賛否はあると思いますが、この本をきっかけに、我が家で話しあえたらよいのではないでしょうか? 図書館予約数は3(07/02/26現在)です。