王子隷属 1: 仙狐異聞 (二見シャレード文庫 や 2-3)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576071428

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  • 綺国の第一王子だが承伏の身分である蔡紹維は、弟の勇圭と共に逃げる途中に魔物に襲われ、仙狐の朱炎流に命を救われる。だが、精気を得るためと無理やりに犯され、毒に倒れた勇圭を助ける代わりに紹維は炎流の性奴隷になる取引をすることになり--。仙狐の炎流に隷属する契約を結んだ王子・紹維の運命は--!?中国ファンタジー・第一弾! 書き下ろしは炎流と仙人・伯子鳳との出会い『仙狐囚縛』。

  • 人外ものの中華ファンタジーです。エロシーンが全面的に押し出されていなければ、正統派ファンタジーとして通用するくらい楽しくスリリングなストーリーでした。
    但し、エロ的にはかなーり趣味に走っています。性奴、陵辱、輪姦とてんこ盛りで、触手系もアリ。でも、描写がアニメちっくであっさりしているので、それほど嫌悪感はありません。

    俺様でアホで単純な、でも強くてかっこよくて頼りがいのある仙狐の炎流×真面目で意地っ張り美人な王子・紹維の、取引から始まるむちゃぶりラブ。
    もう、炎流が信じられないくらい単純バカで、でも憎めないかわいいところもあって激萌えでした。攻がこんなにおバカなのも珍しいです。ストーリーは至ってシリアスなんですが、この炎流のおかげで話がとにかく盛り上がりました。なんか、やんちゃなヤンキーの暴れん坊みたいなやつで、呆れるんだけどほっとけないかんじ。

    暴れん坊な炎流は、紹維が自身と弟勇圭が魔物に襲われた時、閉じ込められていた白石から術を解かれて二人を救います。ところが、命の恩人!と感謝しようとした美人の紹維にいきなり襲い掛かり、がつがつ犯しちゃいます。「待て」ができない、残念な攻。そして、紹維に徹底的に嫌われつつも契約で勇圭を援護することとなり、その見返りとして紹維を自分の性奴にする契約をかわすのですが。

    紹維は気概もあり、王子として男としての矜持も備わっっていて正統派美人。なのに理不尽にも暴れん坊炎流にロックオンされてやられまくり、敵にとらわれて犯されまくりで散々な目にあっているんです。不憫。
    そんな紹維は、ただやりたいだけに思える炎流に対して、始めかたくなな態度をとっていますが、しだいに粗野な彼の中のやさしさに気が付いていき、心情に変化が起きていきます。それが黒牙の策略で捕らわれ他の男たちに輪姦されている時だったりするのが、とても切なかったです。
    もちろん、ちゃんと炎流が奪回しにやって来て、安堵させられます。
    「そいつは俺のだ!」っていう炎流のせりふが最高。紹維にメロメロなくせに、本人そのことをわかっていないのがいいです。

    子鳳先生がとても気になる脇キャラでした!頭も良くて余裕があって、炎流と紹維の仲をこっそり面白がっているんですよね。でも、ここぞという時にはしっかり手助けして、器も大きく良心的。
    書き下ろしでは、そんな子鳳先生と炎流の出会いから友情?まで詳しく知ることができます。BL要素ないけど面白かった。

  • 戦乱中の国の王子兄弟。
    危ないところを仙狐に助けられ、兄は弟の安全と引き換えに自分の身体を差し出す。
    仙狐・炎流は気持ちなど考えずやりたい放題。翻弄される兄王子。
    しかし、そんな炎流も約束は守ってくれて弟を守り、自分まで守ってくれていた。
    普段の傍若無人ぶりに礼も言えずにいたが、そんなとき兄王子が攫われて・・・。
    なんかしっくりこなかったな~。悪くもなくよくもなく。

  • 何かもう……凄いとしか……(唖然)

  • ケモ耳かわいい。そして蛇が…蛇が凄い……。

  • 攻めが獣耳。もふっもふ。

  • 購入後、続編までにあまり開きがありすぎると内容を忘れちゃうので積んどく本だったんですが、ようやく二巻目が発売するようなので読んでみました。わはは、出たな触手。とか思いつつ二巻目が楽しみです。

  • 思ったより仙弧がいい男で驚いたw
    次が12月発売らしいので楽しみです^^

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著者プロフィール

小説家。2006年『妖樹の供物』(二見書房・シャレード文庫)でデビュー。

「2014年 『巫女姫ウェディング ~いじわるな愛と束縛~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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