ビューティー&ゴースト (シャレードパール文庫 ウ 1-1)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 110
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576072098

感想・レビュー・書評

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  • ページ数少なくて、薄って思ったらも中身も薄かった・・。
    有能なわんこ型新人社員×怪談噺がすきな上司。
    公園でこどもたちに怖い話を聞かせて反応を見るのが
    なによりストレス解消で楽しみ、ってどんな変態・・。
    怖い話をすると美貌がさえわたり、それをたまたま
    目撃した部下がきゅんとなって恋が始まるって
    もうエーッって展開だった。
    そしてふたりはノンケ。
    エロさはわりとじっくり描かれてたので満足。
    ノンケならではの、いつも組み敷いてる側が
    こうやって受けにまわるときの居心地悪さの件、
    もらさず書かれていてニンマリ。

  • 私が読んだ海野さん2作目。

    ものすごく怪談や霊やおばけが大嫌いな攻めと怪談をして怖がる顔を見てストレス発散している受けの話。

    公園で毎週のように子供を集めて怖い話をして、その子供達の怖がる顔を見て会社のストレスを発散していると、木の影で失神している会社の後輩を見つける。そのまま捨て置くことも出来ずに重い男を自宅アパートまで引きずるように連れ帰って話を聞くと極端な怖がりだという。
    それまで出来すぎる新人に先輩として立つ瀬が無かった受けはこれ幸いと怪談話を始め…。

    攻めに対する気持ちを自覚して、二人がくっつくまでがあっさりしていて、もう一捻りしてくれたら物語に深みが増えたのではないかとちょっと物足りない。
    受けが自分の気持ち(恋情)と出来すぎる後輩への嫉妬心でキリキリする切なさをもっと掘り下げてほしかったかな。これだと切ない系にもならない。
    そして125頁という分量の少なさはなんですかね?てっきりその後の二人の書き下ろし掌篇があるかと思うほどの少なさ。読みたり無かった。

    絵師さんも私は初めて。ショタっぽく感じる絵柄でリーマンものには全く合わないと感じた。


    CDは近藤隆さん×遊佐さんだそうだけど、攻めの声は羽多野さんの声が聞こえて来ました。

  • あらすじ読んで正直不安だったけど、読んでみたらおもしろかったです♪
    お仕事のお話がしっかりしてるのがツボでした。

  • 怪談から生まれる恋の行方はー。
    怪談を人に聞かせてストレスを解消するツンデレリーマン受と、トラウマで怪談どころか暗いのが怖くて一人暮らしすらできないワンコ攻の話です。
    怪談・・・?おい、ちょ、待って。って感じで手に取ってみましたが、テンポもよくて、内容も薄いからサクっと読めました。
    海野さんって結構筆力ある方ですよね。この作品、内容が薄いと言われているものの、絶対ここまで話を搾り出せるようなネタじゃないもの。
    受、しかも会社の先輩とか美味しすぎます。ツンデレの具合もちょうどよかった。最初は怪談を聞かせて、攻がおどおど怯える姿を目にするだけで大満足だったはずなのに、ごく自然に、いつのまにか、もしかしたら自分がカッコイイ先輩になりたかったのは攻のことが最初から好きだったから、と素直に自分の気持ちと向き合うのがとても可愛かったです。
    怪談を聞かされる攻も、おどおどしてて泡を吹いて気絶したりするのが可愛かったです。「先輩、先輩~」としっぽを振る姿が目に見えるようで。「怪談を話すときの先輩の笑顔が艶やかでつい見惚れてしまって、その笑顔を見るため我慢しました」みたいなことを言ったときなんか、お前、実はそれなりに楽しんでるだろ、このドMめ!と思わず突っ込んでしまいました(笑)
    ところが、限られたネタの中で、やはりもっと繊細な感情の流れを表現するのは難しかったでしょうか。後半、ちょっと急いでる感じがして。あと、あれだけ怪談を怖がってて、最初なんか白目剥いて倒れたくせに、あの時怖かったけど恋に落ちましたって告白は、告白するまでの攻の行動を考えてみると少し説得力に欠けるのではないかと思います。
    あと、ワンコ攻だから、恋が結ばれたときとかもっとガッと攻めてほしかったです。優しすぎてがっかりだよ(笑)

  • ★2.5。年下わんことクール受の組み合わせは好きなので読んでたんですが、後半に受が自覚して積極的になる流れが性急に感じてしまいました。ラブいシーンもほとんど怪談ネタ絡みなので、面白いとは思いつつ萌えは少なかったです。属性としても私はヘタレ攻×誘い受よりがっつきワンコ×ほだされ受くらいが好みかも。

  • 怪談をテーマにつながるふたりがおもしろかったです。
    ヘタレ攻めが健気。
    振り回しつつ振り回されつつ。

  • 頭の中で絵として場面を想像しやすく、怪談と情景描写が上手く合わさっていた。坂木の怯えっぷりが可愛くて可愛くて……これは苛めたくなるなあ。
    とてもお似合いの二人で楽しめました。
    欲を言えば、遠距離となった二人のその後も読みたかったですね。

  • 怪談が大の苦手な仕事のできる後輩X怪談をして人を怖がらせることでストレスを解消する美人先輩のお話です。ちょっと待って、何?怪談って?そんなところから、一体どうやってラブストーリーが生まれるのかしら・・・とちょっと心配になります。この作家さんはまだ三冊目ですが、いつも着眼点がユニークだな~と思います。毎回、こんな組み合わせで恋愛は成り立つんだろうか?!というシチュエーションを持ってきながらも、ものすごく違和感なくまとめてくるところがうまいな。意図せずしてコメディ要素がある気がするというか、甘々なラブストーリーに仕上がっても、根底に「おかしみ」みたいのが流れているというか、わたしは結構好きです。
    今回もツンデレの先輩のデレはかわいく、後輩もちょっとヘタレたいいワンコでなかなか気持ちのいいカップリング。嫌味なく楽しめました。

  • 怖がり×怪談大好きなリーマンもの。
    可愛い話だったw結構好きな感じなんだけど
    このレーベルっていつも薄いよね・・・w
    くっついてからの話も読みたかったな~

  • 一度手放したんだけど再読したくてまた購入

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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