悪の華にくちづけを (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

制作 : 小林 浩子 
  • 二見書房
3.55
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本棚登録 : 79
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576081359

感想・レビュー・書評

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  • 両親を早くに亡くし、親戚の家で弟や従兄弟たちに囲まれて育ったジェシカ。
    魔性の女と言われる祖母の美貌を譲り受けたが、男勝りの性格で結婚にまるで興味がなく、27歳で独身、自分で店を開こうと考えている。
    そんな折、パリで暮らす弟が、悪名高い資産家デイン侯爵の取り巻きになり酒と賭博に溺れているとの知らせが。
    弟を連れ戻すためパリへと向かったジェシカ。
    しかし、そこでまみえたデインは彼女の予想に反した魅力あふれる男だったー


    古典文学的な印象でした。

    一見、美女と野獣。
    実態は男前ヒロインと野獣の皮えお被った繊細な子供。

    ロマンスだけと、主軸はヒーローの過去からの癒し再生と家族愛、かな‐
    ヒロインは大人だわー
    ヒーローに御落胤とか私好みではない設定だけど、ヒロインの懐の深さに感服。
    脇役もいい味だしてます。

  • けだもの侯爵 × 知的美女

    なんて出来たヒロイン!
    骨董品のことも、世の中のことも、子どものことも、男のことも、よーーくわかっていらっしゃる。
    でも決して出しゃばらず、ヒーローをサポートする姿はすばらしいの一言。
    人として、理想です。
    それに比べてしまうとヒーローの魅力がいまひとつ伝わってこない。
    しいて言うなら性的魅力?

  • 2日間で一気読みした。初めて読む作家さんだけど、こういう作風なのかな?ことごとく意外性だらけの展開で面白かった。ヒロインの賢さと度胸もいい。好きなタイプ。ツンかと思ったらデレっぱなしで、なんか笑っちゃ テンポも良くて飽きずに最後まで読めたし、楽しめた〜

  • h/hについては言うまでもありませんので…それよりバーティです ヒロインのデブでアホな弟バーティ ここまで、バカだともう憎めない しっかり者の姉がいないフランスでちゃんとやっていけるのか これから祖母の恋人の公爵が面倒みてくれるらしいが大丈夫か 変な女に引っかかってないか? バーティがドミニクと初対面した時の彼の反応は? 後半バーディ全然出てこないのが残念 バーティの行く末が気になる ぜひ、バーティでスピンオフを熱く所望します

  • 確かにヒロインは物知りだけど、さほど頭が良いとは思えなかったかなあ。結構衝動的に思えた。ヒーローもさほど魅力的に見えなかった。もっと付き合う友達が良かったら・・

  • 悪の権化 デイン侯爵 x ハイミス設定 ジェシカ
    再読必至の傑作。 訳も品が良く秀逸。 
    ロマンス小説としてある意味最高峰。
    結論は「蓼食う虫も好き好き」&「男性は永遠の3歳児」

  • ・RITA賞(1996年度ベスト・ショート・ヒストリカルロマンス部門)受賞。
    ・ロマンスファンの投票による〈トップ100ロマンス〉三連覇(2000年・2004年・2007年)。

    魔王の直系・蠅の王ベルゼブブ卿の異名をとるダークヒーロー(資産家の侯爵。心に傷があり、ひねくれた放蕩者)×凛として男勝りな淑女ヒロイン(頭がよく包容力がある、良妻賢母な完璧型)

    1828年パリが舞台の美女と野獣譚
    ※〈前半〉(ヒロインがぶっ放すまで)
    →素直になれないツンデレ同士のケンカップル。「癪にさわる奴……でも本能的に惹かれてしまう。好き……だけど悔しい!」みたいな?
    くっつくまでのすれ違い、火花散る意地の張り合い、波乱に満ちたストーリー展開にはロマンス小説に求めるドキワクがつまって超絶楽しい。
    ※〈後半〉
    →これは……侯爵萌え?
    いつのまにかヒロインがヒーローに、ヒーローがヒロインのごとくなっている。前半のかっこいい侯爵はどこへ?でもかわいいから無問題♡ヒロインができた嫁(漢)すぎて惚れる。

    愛(家族)を喪失したヒーローが、運命の女(ファム・ファタール)であるヒロインと出逢い、それらを再生する癒しの物語(ラブコメ)です。
    ハッピーエンドに読後感も良く「ヒロインと結ばれてよかったね!」とヒーローの背中をばしんと叩きたくなる。

    個人的には、ヒーローが『ハリー・ポッター』のスネイプ先生とダブってとてもツボ。面白かったです。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    両親に早く先立たれ、弟や従兄弟たちに囲まれて育ったジェシカは男勝りの性格で、27歳という年齢とその美貎にもかかわらず、まるで結婚に興味がなかった。そんなおり、パリで暮らす弟のバーティが、悪名高い資産家、デイン侯爵のもとで酒と賭博に溺れているとの知らせがはいる。弟を連れ戻すためパリに乗りこむジェシカ。しかし、目の前に現われたデインは、予想に反し情熱的な黒い瞳と鍛えあげた体躯をもつ魅力あふれる男だった…ロマンス史上に燦然と輝く金字塔!1996年のRITA賞(ショート・ヒストリカル部門)を受賞。

  • 愛を知らずに育った子供がやがてひねた大人に成長して女性と出逢い、反発しながらも幸せを掴む、というものすごく大まかにいうとそんな内容。キャラがそれぞれ魅力的で飽きさせないストーリーなので一気に読めた。ラストかっちりと収まる感じが良く、脇役もちゃんと掬い上げているので後読感も良かった。

  • 人気の高いロマンス小説を読んでみました。
    ヒストリカル・ロマンスが好きなら、ぜひ。

    1793年にデイン侯爵は病で妻子を失い、翌年、イタリア人貴族の娘と結婚して周囲を驚かせた。
    年若い花嫁は美しかったが、イギリスの暮らしになじめず、ついに駆け落ち。
    残された幼い男の子セバスチャンは、父親に似ない自分を醜いと感じて育った。パブリック・スクールでもいじめられるが?
    この導入部はやや暗いですが~後の展開はきびきびしていて、じつに楽しいです。

    1828年3月のパリ。
    ジェシカ・トレントは27歳。
    準男爵の長女というレディだが、両親を早く亡くし、弟のバーティと従弟たちに囲まれて、世話をしながら育った。
    絹のような黒髪の美人だがそのことをあまり意識せず、結婚も望んでいない。骨董品やアクセサリーなどの店を出したいと考えていた。
    祖母のジュネヴィーヴはいまだに美しく、自由なタイプ。共にパリに来てすぐに魔性の女ぶりを発揮して人気を集めている。

    ジェシカがパリに来たのは、弟のバーティが評判の悪いデイン侯爵に憧れて、身を持ち崩しそうになっていると聞いたから。
    デイン侯爵ほどの財産もないのに、同じような放蕩ぶりなのだ。
    悪の親玉のように考えていたデインは、大柄で色黒でがっちりしているが、思いの外ハンサム。
    しかし、デインは女性不信で、娼婦としか付き合わない男だった。
    ジェシカとデインは互いに反発しながらも、惹かれていく。

    ジェシカの評判を傷つけたデインを、ジェシカは銃で撃ってしまう。
    ピストルの腕前は、従弟達の誰よりも上という女性。
    デインの悪友達の思惑や、かって付き合った娼婦との間に生まれた子供など、様々な要素が絡んできます。
    ジェシカは気丈で理知的で、やや世間知らずではあるが、あたたかい心を秘め、子どもの扱いも巧み。
    デインが誘惑するというよりも、いつの間にか誘惑されているのが面白い。
    弟のバーティがばかなのは、この姉にショックを与えられてきたからだと突如デインが悟ったり。

    描写が全体にわたって適度に細やかで、ロマンスもツボを押さえつつ、通り一遍でないところがいいですね。
    ユニークな状況もわかりやすい。
    1996年度ロマンス小説のRITA賞で、ベスト・ショート・ヒストリカル部門を受賞。
    ロマンス小説の「オールタイム・ベスト100」の人気投票で、3回連続1位をとったこともあるので、金字塔といわれています。

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