とまどう緑のまなざし (下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576081564

感想・レビュー・書評

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  • ☆3.5

    お転婆に育った地方貴族の娘ホイットニーは見かねた父から花嫁修行のためにフランスへ送り出される。パリの社交界でデビューすると花開いた美貌からたちまち人気者に。仮装舞踏会で出会った謎の公爵?との邂逅がありつつも彼女は初恋の人ポールへの想いを持ち続けていた。20歳になり帰郷が許されるとポールとの結婚へ向け動きだすが…。

    作者のデビュー作ではないものの処女作。ウェストモアランド家サーガ②

    ヒロインはあらすじを読むと幼馴染といい仲だったのかと思いきや年齢差もありお転婆すぎて、ヒロインの一方通行の想いで迷惑がられていた模様。ろくに関わりもないのになかなかの執着心の理由がよく分からない。
    ヒーローは恋の駆け引きを楽しみたかったのかもしれないが、外堀を埋めて近づいてヒロインには反発されと気が長すぎてこの辺りは若干冗長に感じた。

    下巻では二人の気持ちが近づいて、その後誤解によるすれ違い。思い込みにより暴走するヒーローが話を拗らせる。
    恐らくもっと短くまとめることができる話だと思ったけど上巻よりは好きだった。

    Whitney, My Love 1985,1999

  • 読み応えたっぷり、マクノートの原点、すばらしい作品です。下巻になった途端に盛り上がりますね。上巻はその準備、助走です。ホイットニーはかわいいし、クレイトンは余裕ある上巻とは違い、めいっぱい誤解し、後悔し、激昂し、感動させられます。
    そして最後、スティーブンはどうなるの?『もしも願いがかなうなら』ではシェリダンともう結婚してるのに。"until you"の翻訳を早ーくお願いしたいです。ニッキーの活躍も、もう一度見たいです。

  • 主人公二人のすれ違いがロマンスの王道といえるストーリー展開です。
    読んでいる側からすれば、イライラ、ハラハラ、「いいかげん気づけよ!」といいたくなるような感じですが、それがあるから故に楽しいのです。
    ホイットニーの変身がとても好感が持てます。
    クレイトン公爵みたいな人に出会いたいなぁ~というのは、女の子の長年の夢でしょうね。。。

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