ほほえみを待ちわびて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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本棚登録 : 29
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (532ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576100142

感想・レビュー・書評

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  • 早くに両親を失い、家庭教師として身を立てながら、ひとり強く生きてきたアレクサンドラ。彼女はやむない事情から、ハンサムだが放蕩者として名高い伯爵ルシアンのもとで雇われることになる。アレクサンドラをひと目で気に入った伯爵は、従妹をレディに育てるという仕事のかたわら、愛人になって自分にも個人授業をほどこしてくれないかと持ちかけた。アレクサンドラはその言語道断な誘いをきっぱりと拒絶するが、やがてある事件をきっかけに、ふたりの仲は思いもよらぬ方向へと進みはじめる…。

    最初はなにごとにも自嘲気味なヒーローがどんどん変わっていく様が面白い。学校にヒロインを訪ねて行ったり、窓を修理したり、必死に求婚する場面はなかなか。

  • かなりの長編で、とても読み応えのある作品でした。
    ヒロインのアレクサンドラは両親を相次いで亡くし、若くして世間を一人で生きていかなければならなくなりました。
    自らも良家の子女でありつつも、令嬢の家庭教師としての職を探して転々としている最中、悪名高きプレイボーイの伯爵ルシアンと出逢います。
    「放蕩者」で鳴らしている割には、ルシアンは善良な心の持ち主で、常識的な男性でした。
    ルシアンもまた、悪名高き父親ゆえに、わざと自らの評判を落とすようなふるまいを続けていたのでした。
    共に過去に傷を持つ二人が出逢い、惹かれ合うのは自然なことのように思えますが、過去を持つだけになかなか素直になれず、「幸せ」や「愛情」といったものを信じられないのは不幸なことでした。

    アレクサンドラがどれだけ目を背けようとしても、最後まで一途に真っすぐに彼女だけを見つめ、自らの過去を悔いて正したルシアンは人としても男性としても立派です。
    これまで出逢った数々のヒーローの中でもとりわけ素敵な男気のある男性だと思いました。
    この作品はトリロジーの第一弾になりますが、実は最初に読んだのは第三弾でした。
    そちらが面白くて、姉妹編も読んでみたくなったのです。第三弾のヒロインが端役としてこの第一弾にも出てきました。
    後は第二弾も続けて読んでみたいので、図書館に予約する予定です。
    あと一つ、これは「ミステリ・コレクション」だそうですが、「ミステリ」といえるのかどうか?
    これについては、ジャンル分けが違っているように思えて、作品とは関係ないけれど、☆は四つにしました。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    早くに両親を失い、家庭教師として身を立てながら、ひとり強く生きてきたアレクサンドラ。彼女はやむない事情から、ハンサムだが放蕩者として名高い伯爵ルシアンのもとで雇われることになる。アレクサンドラをひと目で気に入った伯爵は、従妹をレディに育てるという仕事のかたわら、愛人になって自分にも個人授業をほどこしてくれないかと持ちかけた。アレクサンドラはその言語道断な誘いをきっぱりと拒絶するが、やがてある事件をきっかけに、ふたりの仲は思いもよらぬ方向へと進みはじめる…。

    シェイクスピアって犬につける名前?でまずうけて、フラミンゴでまたうけて、
    なんですか?コメディ?って思ったらどんどんロマンスになっていった感じでした。
    トリロジーのようなので、次の作品探してみます。

    Reforming A Rake by Suzanne Enoch

  • 素敵だわ。

  • 結婚なんてありえないヒーローが、爵位をついでくれるはずの人を次々と亡くし、さらには未婚の嫌いな、いとことその母親の義理の叔母も同じ屋敷に住むことになり、早く嫁に出して、自分も跡継ぎをもうける為に結婚しなくてはならなくなった。いとこを早く結婚させるために雇った家庭教師にヒーローは知らずに惹かれていくが・・


    ヒーローとヒロインのやり取りや、いとこもぼけぼけのようでしっかりしていて楽しかったのですが、ヒロインが結婚を避ける言い訳が私には弱い気がしたので★3つです。そんなにかたくなにならなくても、一人で強く生きようとしなくても、結婚しちゃえば?と思った次第でした。

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