ポール・スローンの思考力を鍛える30の習慣

  • 二見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576101903

感想・レビュー・書評

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  • この本は、水平思考の思考法を知るための本である。
    世の中には、垂直思考というものと水平思考という思考法があるらしい。
    前者は、論理的に考える思考法。
    後者は、物事を新しい視点から考える思考法。

    垂直思考の本はよく読んでいたが、この手の水平思考の本を読むのは避けていた。
    なぜなら、
    垂直思考を深めるためには、フレームワークや考え方など”制約”が必要で、"制約"を学べば学ぶほどより垂直思考が深まると考え、
    逆に、
    水平思考を深めるためには、フレームワークや考え方など”制約”を学ぶと、逆に自由な考えが阻害されてしまうのではないかと考えていたからだ。

    そんなひねくれ者な私にとって、フレームワークや考え方などについては学ぶところがなかったが、コミュニケーション方法、自己実現、仕事術といったトピックも多数あったので、そのあたりは大変参考になった。

    紹介されていたフレームワークや考え方などは、どれもそんなに難しいものではなく導入しやすいものが紹介されている印象があった。
    もし、今後垂直思考を深める課程で垂直思考のドグマにはまったときは、この本を読み返したい。
    1984年のMacのCMで出てくるハンマーごとく、垂直思考のドグマを壊してくれるかもしれない。

    最後に本の内容から自分が実行してみる事を引用します。

    ・DUMB目標を小分けしSMART目標にする。
     そして目標を手書きで紙に書く
    ・認知バイアスを頭に入れておく
    ・鉄板の面白ろ物語を増やしておく
    ・世界が直面する課題をリストアップする 

  • 私が偉そうに言えることじゃないけど。
    あんまり、すんなり頭に入ってくる感じじゃなかった。
    文体が自分に合わなかったのか…自分の脳がまだ未熟なのか…

    読みたい、という意識がなかなか生まれなかったので、興味の有無なんだろうな
    なんだろ、当たり前のこととか知ってることが羅列されてる感じ?
    ポール・スローンとか水平思考とかですごく期待して読んだからこそ、蓋開けてみたら残念だったって感じかも…

  • 思考を深めるためのアプローチを学べる。

  • ウミガメのスープで有名な水平思考の火付け役、ポールスローンの著作。思考力を鍛えるための実践的な手法から、精神的な手法まで内容は多岐に渡ります。

    特に後半はジョークの磨き方や雑談の方法、記憶力の上げ方など、求めていた内容から逸れていたので読み飛ばしました。

    ビジネスで実践できると感じた内容は前半に詰まっています。また、各章は比較的独立しており、必要な部分だけピックアップして読むことにも向いています。例を交えながら紹介されるため、読みやすい文体です。

    一方、具体例が冗長すぎる、実践可能な場面が限られるといった点も見受けられました。
    あくまで個人の感想です。


    今日からのアクションプラン
    1.5W1Hを肯定と否定の12回に分けて問う
    2.極端な例を考えてみる(もし〜なら?)
    3.やっぱり読書は毎日続けるべし

  • ちょっと多すぎて、ひとつひとつについて集中出来ないかも。

  • すいすいと頭に入ってきて、とても興味深い内容だった。
    すぐに実行して思考の達人になるのは簡単ではないが、意識はできる気がする。
    何かのきっかけで何度も読み直したい一冊。

  • そりゃそうだという内容。

  • 思考のパターンについて考えさせられる本

    目次
    <blockquote>なぜ考えかたを変えるのか
    反対のことを考える
    思い込みと向き合う
    問題を分析する
    問う
    組み合わせる
    平行思考
    創造的に考える
    水平的に考える
    ほかの人が考えないことを考える〔ほか〕</blockquote>
    本屋では、レイトン教授を持ち上げて帯で売ってる本です。
    レイトン教授でおなじみのレベルファイブは、このポール・スローン(とマクヘール)の作った水平思考クイズをゲーム化してもいます。

    30のプラクティスが中心なので、どちらかというと具体的に使えるものをそろえましたーみたいな。
    ただ、個人的には、いろいろ生活を見直すきっかけになった点が多い。

    思考の具体的なフレームワークというよりは、いい思考の為に必要なプラクティスを集めた物というほうが正解なんだろうな。
    水平思考は思考ロジックの殻を破る唯一の武器であり、その点では最も強いが、それ以外は他の本にもある。

    ちょっと感想を書き換えましたけど、なかなか単発で読んでしまうと他の本との差異を見つけづらいですね……。

    ▽関連書籍
    ・<a href="http://mediamarker.net/u/kotaro/?asin=4887595751" target="_blank">イノベーション・シンキング</a>
    ・<a href="http://mediamarker.net/u/kotaro/?asin=4484032058" target="_blank">考具 ―考えるための道具、持っていますか?</a>

  • 一通り読んで納得できるものだった。
    が、30個の習慣が淡々と書いてあり、それぞれがハードルが高いので
    これをすべてできればそりゃすごいよなぁ……と思っちゃいました。

    思考力鍛えなきゃ。

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著者プロフィール

国際的経営コンサルティング会社デスティネーション・イノベーションの創設者。
英IBMのトップ・セールスマンとして活躍した後、コンサルタントに転じる。主なクライアントとして、米国ボーダフォン、グラクソ・スミスクライン、フィリップ・モリス、IBM、エクアント、BT、プルデンシャル、ロレアルらがある。
水平思考論理ゲームで話題になった『ポール・スローンのウミガメのスープ』をはじめ10冊の著書があり、また多数の論文も著している。

「2007年 『イノベーション・シンキング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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