黒衣の税理士2 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576120058

感想・レビュー・書評

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  • 続編!相変わらずのツンツンが多い受でしたけれど、攻も頑張ってるし!なんだか受が空回りしているようでちょっとかわいそうだな~と思いながら楽しく読みました。

  • はあ、好きー…。受の頑なさ、融通のきかない、不器用で素直になれないところがたまらなく愛しい。もう気持ちは通じ合っているというのに、甘い雰囲気になれるのは、ベッドの中でぐずぐずになっている時だけというもどかしさ。でもその甘さが少ないのがいい。素敵BL。男の色気や包容力もある攻も好き。

  • 美貌の幹部、の続編が初刊のに比べてあまりに
    がっかりな出来だったので、これもあまり
    期待しなかったけど、ま・がっかりでは
    ないけど、こんなもん・・かな。
    店のおちこぼれ店員たちのエピソードは増えたけど
    活写ってほどではないし、当て馬っぽい加賀美の
    ライバルやくざもなんか、ホモなんだか味わい薄い。
    そして税務用語の数々‼
    節税計画書が期限内にできるかどうかハラハラする
    ってBLじゃなくね?

  • 加賀美の背中を支える決意をした玲司。早速と言わんばかりに北川組の組長の呼び出しを受け、どうやら気に入られてほっとしたところに北川組関連の仕事がどんどん舞い込むことに。
    その一つ東間建設の社長、東條は加賀美と同い年でありながらかなりのキレ者で玲司はついミラー中古車店と比べてしまう。
    一方そのミラー中古車店はちょっと放っておいたら、従業員たちはすっかりだらけてしまっていて・・・。
    今回は対東條なんだな!と思って読み進めるとちょっと違ったな・・・という感じでした。ミラー中古車店メンバーの出番も少ないし、加賀美ともらぶらぶイチャイチャな感じでもなく寂しい感じでした・・・。意識的にはお互いに覚悟を決めて向き合ってるはずなのに、現実はあまりにそうでなさすぎる展開です~。
    あと、ヤクザさんたち普通に法律かなり気にしてるんだけどそういうものか・・・?ヤクザさんなんだから別に脱税とかシャラ~っとやってるほうがよっぽどしっくりくるんだけど・・・。

  • もうちょっとらぶもほしかったです。

  • 前作が面白かったので2も。
    今回は加賀美さんとは別行動で、新たなキャラ登場。
    もしやNTRまではいかないなでも・・いやいや・・とか
    思いながら読んでましたが、案外イイ人で和んだw

  • 『黒衣の税理士』
    ⇒『黒衣の税理士2』

  • ツン成分が相変わらずな玲司だけど内面ではデレ成分が増量してて可愛い。加賀美の声を聞くだけでホコホコしちゃうとかどんだけ!東條の登場(駄洒落じゃないです)、加賀美の危機によって自身の覚悟を改めて問うことになるストーリー展開も読み応えがあった。自分が加賀美の尻を蹴り上げたことで変化した現実は重く、心が揺らぎそうにはなるけれど、税理士として出来ること、なすべきことを見失わず矜持と信念を貫く玲司がカッコイイ。東條の加賀美に対する心情に+αを妄想させてくれる関係性もよかった。続きが読みたい本!

  • 続編だし、前よりは甘い感じになってるのかな〜と思ってたけど、そんなことはなかった(苦笑)まあ、恋人同士になったんだし、多少はそういう甘い雰囲気もあったけど、今回は東條という新たな人物も登場したので彼絡みだったり、加賀美さんが組に復帰してからのこと、玲司の税理士という仕事についてのことなどがメインというか。とにかく読みごたえがありました。しかし玲司は頑張りすぎだと思う;心配になるほど(苦笑)

  • 893と刑事とか、893と交渉人とか、893と教師とか、いろんな893cpがありますが、税理士受って異色でどんな展開になるんだろうかと興味津々で手に取った前作。待望の続編登場です。
    893と言っても加賀美は中古車会社経営で、そのスジからは遠ざかっていた男。そんな彼に発破をかけたのが、経営建て直しに身を粉にして尽くした税理士の黒崎です。常識的に考えると本末転倒な気もしますが、立場は違えど似たような辛酸を舐めている者同士、互いに共鳴するものがあったんでしょうね。

    加賀美が組に復帰する覚悟を決めた経緯が男前だった前作に引き続いて、今回は黒崎が覚悟を決める番。この手のストーリーの鉄板です。加賀美の恋人でいる以上、カタギだとは断言できない微妙な立場になる黒崎です。
    そして、ただの税理士だった黒崎が、北川組の組長と対面したり、加賀美の好敵手である東條から仕事を依頼されたり、かなりリスキーな問題が畳み掛けるように襲ってきます。
    そういう場面で、黒崎のクールでちょっと意地っ張りなツンデレが最大限発揮されていて、これがたまりません。さすが黒崎!と読んでいて胸がすっきりするというか、拍手を送りたくなるというか。

    お仕事ものとしても読ませてくれるし、それほど難解でもないので、そのホドホドな本格感がまた心地良いかんじ。黒崎の厳しい指導に随分慣れてきたミラー中古車店の社員も相変わらずで嬉しくなります。

    でも、一番はやはり加賀美と黒崎の親密度が更にアップしているところです。互いを思いやってすごく大切にしているのが、言葉がなくてもわかるくらい、なのです。ベッドシーンはツンな黒崎が心の中でものすごーく焦ってドキドキしているのがかわいい。ふだんは容赦ない態度なのにベッドでは攻様にメロメロなんです。それだけ加賀美がカッコいい、ということの証明。

    これはまた次回作がアリということでいいんですよね?

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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