鬼畜 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
3.22
  • (13)
  • (23)
  • (32)
  • (13)
  • (8)
本棚登録 : 270
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576120072

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★4.0。えいえいえーいっwww実に素晴らしい電波ゆんゆん(^∀^)のアホエロでした!ここまで来ると攻の奇行が痛快で、目が離せなくて面白い。コラ写真集のくだりでたまらず吹いて、読み終わるまで何度笑ったか。おかげで気味悪さを感じず、楽しく読めました。実は攻の脱チェリーだった風呂での一戦やら失神中のハメ撮りやらプッツンした父のおっさん臭い言葉責めやら、エロには結構萌えました。受が終盤まで理性が残っているのが良かったです。父×受ももっと見てみたい…。母親にガツンとかましたくだりにはスッとしました。

  • 自称なんの取り柄もない文人が最後では人を狂わす魔性の男設定に変わっていたところが少し疑問でしたが、
    BL小説にありがちな鬼畜だけど愛があって…♡なんかを一蹴したような作品です。
    気持ち悪い、とにかく気持ち悪い、出発進行、気持ち悪い、ビィーンビィーン気持ち悪い、
    しかしそれがものすごく素晴らしいです。
    攻め(弟)の口調がネックかもしれませんが、あの物語には必要な要素だと思います。普通にクールでカッコイイ男女ともにモテる達也ではなくふーちゃんに向かって出発進行ー☆しちゃうような達也だからこそ名前の通り鬼畜に感じたのだと思います。

    ジュネットやピアス系が大丈夫な方にオススメします。

  • 攻の弟の口調などについて購入前にレビューで読み、知った上で読んだのでそれ程衝撃を受けずに済みました。

    弟、強烈です。もはやBL云々ではない気もします。愛ゆえに強い執着心が生まれるというより、もともと気が狂った人間が人を愛したらどうなるかという感じでしょうか。

    攻の偏愛ぶりは常軌を逸してますので、このお話に少しでも恋愛要素をお求めの方はお止めになった方がよろしいかと…私個人的には狂人の攻も堕ちていく受も救いようのないお話も好きなので大変面白かったです。

  • 近親相姦モノ
    鬼畜という、タイトルなのである程度の内容は想像出来ましたが....これは、鬼畜ではなく犯罪ですね。
    何より、最初から最後まで幼児言葉で辟易しました。
    内容より、そっちが気になって萌えも0です。
    兄弟モノや近親、鬼畜、ヤンデレどれも大丈夫な私ですが、幼児言葉とただの犯罪者の変態的内容に萌えを見いだすことは出来ませんでした。

  • 攻め弟の幼児口調がダメだったが、受け兄と実父との3Pは良かった。近親BLで、後ろめたさ皆無なキャラはいかんですね。

  • 吉田球姫さん。
    私の中では、ポップで明るい作品を描くイメージだったので裏切られました。表紙もどうせそんな大したことないけどエロイところだけやたらと強気なんだろとか思っておりました。申し訳ございませんでした。やばかったし、読んでいて鳥肌立ちました。
    恐ろしい。
    表紙はもちろん良いのですが、中身がそれ以上な鬼畜。はい、題名にウソ偽りはございません。
    そして母親はああなったのだけど、父親があれで済むとは思えない。
    この作品はBLではなくて、ホラー?サスペンス?とにかく怖かったです。

  • こ、怖かった…。違った意味で怖かった…。狂人怖い…。

  • 珍しく受け付けませんでした。最後までとりあえず読んだけれど、苦痛。
    近親相姦と鬼畜っぷりだけなら、読めたのかもしれない。赤ちゃん言葉に、家族間の会話。とにかく弟のはなしかたがまったく理解できない。こんな親もないと思う。
    イラストはキレイだった…

  • 「商業誌」で鬼畜な話が読みたいという人にだけおすすめな本?

    こういう話を商業で出した出版社の気概には拍手を送るが、内容はただエグくて鬼畜なだけで、すごくレベル高いわけでもなかったので、同人やウェブサイトでの発表でもいい気がした。

  • これは評価できない・・・・・・・

    一種のホラーっていうくらい病んでる。
    弟病み過ぎて逆に面白くなってるのかな?

    近親相姦物は嫌いじゃないし今まで読んできたBLって悲しかったり辛かったりキツくてもどこか救いがあったけど、これは全くない。

    寧ろそういう物を全て排除した徹底的な作品でした。

    ただ。
    別の視点から見れば、これが究極の愛になるのかもしれないと感化されてしまいそうな部分が合ったり。

    母親は最低な人間だったので殺されてもいいんじゃないかと思えてしまえたり、父親までもが主人公を犯したり。ただ、祖父母が殺されたのは純粋な部分だけは悲しいけど、=究極なのかも。

    いや、なんかどっと疲れた。
    これは読み手を選ぶけど、通常のBL視点じゃなく自分の心の薄暗い部分を解放して読めば何か違ったものが見える気がする一冊。

全36件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

初単行本は1993年『天にとどく樹』(白泉社・花丸ノベルズ)。
(同書は海王社・ガッシュ文庫で復刊されている)
代表作は『石黒和臣氏』シリーズ(白泉社・花丸文庫)、
『神官』シリーズ(海王社・ガッシュ文庫)など。
シリアスからダークエロス、ギャグなど、その作風は幅広い。
個性豊かで印象的なキャラクターと、ドラマチックな物語展開が魅力。
シリーズ化した作品多数。

「2013年 『アイラ ~許されぬ想い~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉田珠姫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×