夜風のベールに包まれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576120164

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  • ウェディングプランナーのジャクリンと刑事のエリック。一夜だけの付き合いが恋に発展するか?の時に、ジャクリンと揉めていた客が殺害され、2人は容疑者と刑事の間柄に。2人で協力して犯人探し…ではなく、あくまで刑事として接してジャクリンを怒らせてしまう。無実との刑事のカンを持ちながらも私情(下心)に流されずに冷静に刑事として振る舞うエリックに好印象。膨大な仕事量に精一杯の中、エリックに邪魔されながらも頭から締め出せないジャクリンも良い。事件が終わった時、どうやって歩み寄るのか楽しみに読みました。

  • ヒロインは美貌のウエディングプランナーのジャクリン。
    ヒーローは刑事のエリック。
    ある日、市庁舎で男性とぶつかってしまう。
    その晩、彼とバーで偶然再会して一夜を共にする。
    翌日ブライジーラのクライアントが殺害され、担当刑事としてやってきたのがエリックだった。


    ちょうどこの前に読んだ「チアガール・ブルース」と似たストーリー。
    ヒロインが殺人の容疑者になり、刑事が容疑者から外して、真犯人から目撃者として命を狙われるのを助けると。

    こっちのヒーロー・エリックも、あんまり好きじゃない。
    ヒロインは離婚して初めて心を許した相手が、冷静に自分を容疑者として見ていることに傷つき、怒り、怯えているのに、礼儀正しく接して信頼関係を築こうとする気遣いが見えない。

    ジャクリンが狙撃されて、心配して更に辛抱たまらんのはわかるが、だからと言って車の中で疲れ果てて眠るジャクリンにキスして、それで相手がうとうとしたまま応えてきたら、セックスに持ち込もうとする。
    まだジャクリンはこっちを容疑者として扱った怒りから、立ち直ってないのに。
    でも、キスに応えてしまうと、ジャクリンの方が誤って途中でやめてもらわなければならないのがムカツク。
    寝こみを襲って勝手にキスしてきたエリックは、何の謝罪も必要ないのかね?
    エリック、最初に出てきた時はもうちょっと女に対してスマートに、優しくできるタイプかと思ってたよ。

    ラストは、全編通してちょいちょい起こったトラブルに、またしても巻き込まれるエリックで終わる。
    それも面白いけど、甘々で終わっても良かったかも。
    今回、ジャクリンの仕事の結婚式やそのリハーサル風景、真犯人に襲われるシーンなどでページを取られて、いちゃいちゃ度が少なめ。

    ☆は3つで十分。

  • さすがのリンダハワード。裏切らないおもしろさ

  • オリジナルタイトル:「Veil of Night」
    ヒロイン:ジャクリン30歳か31歳
    ヒーロー:エリック35歳
    訳:加藤洋子(←彼女は最高!)

    リンダ作品のヒーローはやっぱり「刑事」でなくっちゃ~♪♪♪
    リンダ様は、警察、特殊部隊、CIAなどなど、国家を愛する職に就いているヒーローを描かせたら、たまんない!なんてステキに描いてくれるのでしょう(感激涙)!

    今回のヒーロー:ジャクリンもリンダらしい。芯を強く持っている女性。外見が飛び切りの美人ではないけれど、彼女が持っている雰囲気や生き様が女っぷりをあげて輝かせている。しかし、脚はかなりの美脚だ。

    今回は、ヒロインもヒーローもバツイチなんだよね。ヒロインのバツイチ設定はあまり意味がない?と思うけど・・・。

    この物語は、リンダ独特の(笑)ホットなシーンはあまりドきつく描かれていません。メチャ(いつもより)短めです。でもそれでいいよ、いいよ~。充分に2人の関係は私(読者)に伝わったもの。

    ジャクリンが襲われ拳銃で殺されそうになって助かった現場に向かうエリック。ジャクリンがまたまた殺されそうになっているところに、車で突っ込むエリック。あんな一夜限りみたいな2人の出会いでも、愛する運命の人ってのがわかるのね~、エリックったらデカい体で恐れる心情や彼女を救おうとする体当たりに表れるんだね~。ジャクリンも彼に対する感情を否定しても否定しても、こんな事されれば、もう否定なんてできないよ。

    2人共、就業時間が決まっていない職業なので、なかなか2人でゆっくりできないかもしれないけど、結婚生活がどうか幸せに続くことを願っています。

    気になる登場人物が2人・・・。
    1人目:ジャクリンのママのマデリンさん。彼女相当美人のやり手そう。それにモテそう。なんでジャクリンのパパと結婚したのか、とても疑問。(マデリンと言えば「ダンカンの花嫁」だな♪)
    2人目:ビショップ。フラワーデザイナー。ハンサムだけど性格もまあまあ良さそう♪別の物語で会いたいです。

    あ・・・、もっと気になる人物がいた!キャリー!!
    彼女、外見はすばらしいんだけど、性格が最悪で・・・。
    文章中の言葉を使うと「性悪女」。
    ブレア(チアガール・ブルース&ゴージャス・ナイト)を思い出してしまった・・・。ブレア、ワイアットと幸せに暮らしているかなぁ。。。

  • 一目惚れ?

  • 面白くない訳ではないけれど、以前の作品ほどの勢いは残念ながら感じられず。

  • コーヒーが飲みたくなりました(笑)

  • リンダにしてはイマイチだが、充分面白い。変にひねって無くて安心して読める。最近のリンダは「つまらないかも?」と、及び腰で読んでるので素直な展開にかえって安心。セクシーさダダ漏れのヒーロー刑事とか、ちょっと突っ張ってる足の長いヒロインとか、定番です。ヒーローがコーヒーを買いに行くたびに巻き込まれるトラブルには大笑いした。

  • ウクライナでは一夜限りの恋の経験は100%なんだって!そこから運命の人を見つけられたらイイよね★

  • ウエディングプランナーのヒロインが巻き込まれた殺人事件の担当刑事は前夜ともに過ごしたヒーローだったわけで。
    容疑者の疑いをかけられ憤慨してるヒロインの疑惑をはらそうと捜査に頑張るヒーローとの駆け引きなどはたのしいのだが 事件犯人があまりに簡単に判明し二転三転の驚きを期待しすぎたのか読んでる途中からハズレ感漂ってきた。
    これだけ個性豊かな職業の面々が揃ったのになぁ・・・

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