月夜の館でささやく愛 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (650ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576121215

感想・レビュー・書評

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  • ヒストリカルロマンス小説。昔だからこそのジェンダー問題があったり、切ないシーンもありますが、女性がとにかく元気。ジェットコースター推理小説というところ。

  • レガシー・シリーズ2作目。両親を亡くして以来自立してきた19歳のキャサリンが驚くほどしっかりしていて感心する。財産目当てに襲われそうになって逃げ出した安宿で酔っ払いに絡まれる場面が好き。なんとジョッキを飲み干し男の膝に座らされながらも穏やかにしかもきっぱりと相手をして丸め込んでしまうのである。ヒーローとの出会いの場面でもあるが、数々の苦難を物ともせず勇敢で優しくてユーモアがある彼女に、人間嫌いで女嫌いの子爵がメロメロになっていく様子が楽しい。いろいろと悲惨な出来事も多いのに明るい印象が残るのはヒロインの言動のおかげだろうな。2014.9

  • シリーズ2 19歳で後見人に財産目当てで無理やり結婚させられそうなキャロライン・ダーウェント=ジョンズと、チルトン子爵フレデリック・ノース・ナイティンゲールのロマンス。
    ヒロインのキャロラインがいいです。性格が真っ直ぐで明るく前向き、ユーモアがあって逆境に負けない。自分から「結婚して」と言う…、分厚いのにポンポン読めるのは彼女のおかげです。
    連続殺人に宝探し、ちょっとファンタジーまで含めるお買い得な一冊でした。
    『真珠の涙にくちづけて』のマーカスと妃殿下ジョセフィーナも登場。

  • 結婚してから事件解決するまでにも、色んな登場人物を絡めましたね。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    両親を亡くして以来、自立した人生を望み、由緒正しき館をひとりで切り盛りしてきたキャロライン。が、19歳の誕生日を目前に彼女の後見人が財産目当てで結婚を画策、危うくその身を襲われかけてしまう。危機一髪で館から逃げ出した彼女はとある酒場にたどりつき、ひとりの紳士、チルトン子爵に出会う。機知に富み、洗練された物腰の彼に初めてのときめきを感じるキャロラインだったが、後見人に居場所を知られて宿を飛び出す。しかし運命はまたしてもふたりをめぐりあわせ…。

    「妃殿下」につづいたレガシーシリーズ。
    レガシーだからさ、そうなんだろうけど、本当に宝物が見つかっちゃうのはちょっと笑った。
    エクスカリバー抜いちゃあかんでしょ?とかね。
    でも陰謀の張り巡らせ方はさすがコールター。
    一瞬私はお兄さんのドクターの方を疑ったけどそれでは極端すぎるものね。
    キャロラインがある意味おおらかで読んでいて小気味よかった。
    次はだれ?すずめちゃんの誰かかな?

    The Nightingale Legacy by Catherine Coulter

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著者プロフィール

キャサリン・コールター  Catherine Coulter
1978年に作家としてデビュー。以来本格的な長編ヒストリカル・ロマンスを次々に発表し、人気作家となる。
『旅路』(二見文庫)から開始されたFBIシリーズは、新刊が出版されるたびにニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト上位にランキングされている。
現在は二匹の愛猫とともにカリフォルニアに在住。


◆ FBI シリーズ 既刊
『 旅路 』
『 迷路 』
『 袋小路 』
『 土壇場 』
『 死角 』
『 追憶 』
『 失踪 』
『 幻影 』
『 眩暈 』
『 残響 』
『 幻惑 』
『 閃光 』
『 代償 』
『 錯綜 』
『 謀略 』
『 誘発 』
『 奔流 』
◆ 新FBIシリーズ
『 略奪 』
『 激情 』
『 迷走 』
『 鼓動 』
( いずれも二見書房刊 )

「2021年 『奔流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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