- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576121406
作品紹介・あらすじ
家族を失い叔父に引き取られるも、身の危険を感じ中卒で独り立ちした幸弥。同じ工場に勤める組立一課班長の関目は、頼れる兄貴分のように幸弥のことを気にかけてくれている。そんな幸弥の目下の悩みは工務部長・大谷のセクハラ。エスカレートするそれに気づいた関目は同僚の千林の協力のもと、幸弥の部屋に泊まり込むことに。幸弥の質素でつつましい暮らしぶりや小動物のようなたたずまいに、十代はヤンチャで鳴らした関目の庇護欲は次第に捕食欲とないまぜに-。
感想・レビュー・書評
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受けは背も高くなく、線も細くて大人しい、か弱い系ではあるのだけど、一応オトコらしくまっすぐ筋の通った良い子ではあった。なので仕事で攻めのピンチを救おうとした話とかはとても良かったけど、最後のあのお決まりっぽい展開の数ページが個人的にはいらなかったかな…。
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初読み作家さん。
魔性の総受っぽいところはちょっと苦手でしたが、おおむね楽しく読めました。
表紙にまでいる千林というキャラクターがちょっと謎すぎるけど。何者?
一時期富山暮らしをしていたものとしては、たまに出てくる富山弁が日本昔話かな?と思うようなコッテコテ具合なのがちょっとひっかかりましたが… -
もう!!!!!
表紙からしてやられました。可愛い、ケモミミかわいい!しかも足元にはクロヒョウにウサギ。
話の途中に何度もこの表紙を見返しましたw
中学生の時に一家を天災で失い、一人中卒で工場勤めをする牧野。
入社式の時に警備員に止められているところを助けてくれた関目。
視点がスイッチしてその時のそれぞれの気持ちがわかるから、焦れる!!
セクハラ部長から守ってくれたり、一緒にいてくれたり。
構い倒してる獣系男子の可愛さ!
そして、何より牧野ホント可愛い。こんな子がいたら助けてあげたいって思う。
家族を失い、引き取られた叔父にひどい目にあわされやっと逃げられて中卒で働き。
でも、その時の学校の先生にも恵まれ、職場でも可愛がられてホント良かった。
こういう話って、大体中卒をバカにされたり社会人経験がない受けに嫌がらせとか誹謗中傷あったりするけど、そういうのがまったくなくてよかった。
そういうのはスパイスになるかもだけど、この作品には必要ないと思ってる。
表紙が3人で??ってなったものの、千林さんなんていい人。ってかいい人過ぎてww
当て馬でもなく、単なる牧野を可愛く思ってて関目の同僚で裏で手を回してくれて。
なんていい人。
工場のおばちゃんや一緒に働く田辺さんもいい人だし、なんか悲しいんじゃなくて、自分の心を保つために頑張る牧野を思ってうるうるしちゃう。
関目も過去に問題があったり、でもそれは人を助けてのことだったり。決して今のように人に好かれてばかりの人生じゃなくて裏切られ背を向けられた過去があるからこそ、牧野の必死で自分を律する姿に引かれたのかな。
あぁ、ホントいいお話だった。
元々この先生のお話は最初に「町工場にヒツジがいっぴき」を読んであまりのツボさに他の作品はないかと思って探したもの。
最初に読んだ話と雰囲気が似てて、こちらも大当たり!
最後、天然に煽ってるけど小悪魔とかじゃなくて純粋に関目を欲している、家族を失ってから初めて前向いてほしいと思った人だからなんだろうな。
関目も男前。もともとも気質と庇護欲からの補食欲!
男らしくて好き!!
☆4.8 -
製造工場で働く、黒豹系攻め関目×白ウサギ系受け牧野の話。生憎と工場男子にはトキメキを感じない性質だけど、仕事色は強くなかったので充分楽しめた。一緒の布団で寝て起きた朝のシーンが好きだった^^ しかし、表紙にいたからてっきり千林を交えた三角関係なのかと思ったら違うのね…w
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何ですかこの可愛いイキモノ(受け)はっ!!
帯に隠れてたケモノとイキモノもチョー可愛いし。
あんまり期待しないで読んだのだけれどこれは大ヒットだった!!
ところで表紙の眼鏡も絡めてのラブストーリーかと勝手に思ってたんだけれど・・・・・違ったねw
ねぇ!この人の物語はスピンしませんか?気になりますよ!いいメガネだしw