秘密のキスをかさねて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576130040

作品紹介・あらすじ

いとこであるケイトの結婚式のため、イギリスからニューヨークへやって来たテリー。式までの二週間はケイトの家に泊まるはずが、予期せぬトラブルでケイトの結婚相手の弟バスチャンが所有するペントハウスに滞在することに。初対面の相手との生活に戸惑うテリーだったが、懸命に自分をもてなそうとしてくれるバスチャンに好意を抱き、一方のバスチャンも素直で自分を飾ることのないテリーに惹かれていく。けれどテリーはいずれイギリスに帰る身。さらに、互いに明かせぬ秘密が恋の邪魔をして…。

感想・レビュー・書評

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  • 友達の結婚式の準備を手伝おうと思ってきたら、友達は急用でいなくて、結婚相手の弟の家で過ごすことに。同居ものかとおもったらパラノーマルだった。海外ロマンスのファンタジー設定が苦手なので、避けていたんだけどこれはなんかキャラクターがよくて面白かった。

  • アルジェノ&ローグハンターシリーズ第三弾。

    大学教授で未亡人のテリーが、従姉妹であるケイトの結婚式の為に、イギリスからアメリカまでやってきて、ケイトのフィアンセの弟でもある会社経営者、バスチャンと出会い、一緒に過ごすうちに、お互いにかけがえのない存在になっていくというストーリーです。

    ケイトの仕事にトラブルが発生してし、急な出張が入ってしまった為、テリーは、思い切って二週間も取得してしまった長期休暇の半分の日程をもてあましてしまう事態に陥ります…。
    そんな彼女に対して、出会った瞬間から心惹かれていたバスチャンは、1週間分の仕事の予定をキャンセルし、彼女を退屈させないために、一緒にいろんなところを見て回ります。
    ヒーローのバスチャンが、最初からヒロインのテリーにメロメロなところが、たまりません。

    そして、ケイトがいない一週間の間に、結婚式用の青い薔薇が駄目になったり、花瓶の工場が火災にあったり、仕出し屋が倒産したりと、次々とトラブルが発生し、バスチャンとテリーは、周囲の人たちの手を借りながら、一つ一つ解決していきます。トラブルへの対処能力は2人共素晴らしく、相手に好印象を持つのはごく自然なことのように思えました。そして、この次から次へとやってくるトラブルのおかげで、中だるみすることなく、この作品を飽きずに楽しめたと思います。

    テリーは、過去に母と夫を病気で亡くしたことがあり、バスチャンは、彼の“肉体的状態”が原因で過去に愛した女性に手酷く拒絶されてしまった過去があります。
    2人の抱えている心の傷が、後に障害になりますが、周囲の人たちの手助けや助言によって、乗り越えて行く姿が素敵だなーと思いました。

    主人公2人も、もちろん魅力的ですが、周囲の人たちも、それぞれ魅力的な人たちばかりで、読後感の良い作品でした。

  • これはパラノーマルに入れてもいいかな。
    1作目がいまひとつだったけど、このヒーローとヒロインは好感度高。
    飾らないヒロインにメロメロな堅物ヒーローが可愛いし、楽しく読めて合格♪

  • しょっぱなから甘々~
    バスチャンは普通のロマンス小説のヒーローもできるスペックだと思うんだけど(「うむ」しか言わないルサーンと違って)、メロメロすぎてテリー以外には気もそぞろですっかりマヌケになってしまって… そのギャップがおいしいんだけどw

    このシリーズのヴァンパイアの設定は無理がなくてユニークで好き。
    もともといわゆるヴァンパイアものとはちょっと違うノリだけど
    いつもに増してヴァンパイア度は低めのラブコメ。
    ただただひたすらあま~いお話。

    前作から間があいちゃったけど次のレイチェルは早く出るといいな~

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著者プロフィール

リンゼイ・サンズ Lynsay Sands
カナダのオンタリオ州出身。1997年のデヴュー以来、ヒストリカル、パラノーマルを中心に多数の作品を発表。
ユーモアあふれる語り口と綿密に練られたストーリーに定評があり、その作品はオランダ、ドイツ、ロシア、韓国ほか世界各国で翻訳され、多くの女性読者の支持を得ている。
本を読むのも書くのも大好きで、執筆しているときには、自分が創造主になった気分を味わっているという。
読者に日々のストレスを忘れさせ、笑ってもらえる小説を書くのが理想。

「2021年 『ハイランダー戦士の結婚条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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