火盗改めの辻 栄次郎江戸暦9 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576130101

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、栄次郎の兄弟子で、旗本の次男坊坂本東次郎の事件。
    東次郎の父親は清廉潔白な作事奉行坂本東蔵。今上野寛永寺の本堂修繕の作業を任されている。それが、事故が多く滞っていた。
    実は裏には大きな悪事が潜み勘定奉行と収賄関係にある山川屋が関係していたのだった。

    東次郎は町人に身をやつして、盗賊の親方「鹿島の藤太一味」に潜入しようとしていたのだった。
    当初は山川屋と結託してると思われていたが、実は鹿島の藤太の仕業に偽装して火盗改と勘定奉行、山川屋の一味が暗躍していた。

    今回は栄次郎は脇役ですが東次郎の大活躍!

  • 今回は吉次郎さんが主役でしたね。
    こちらも剣客だったんですね。

  • 2013年2月刊。文庫書下ろし。シリーズ9作め。友人の東次郎が、自らのお家の危機を救うためのお話。栄次郎の活躍が全く無くて、あまり面白くなかったです。次巻に期待します。

  • 栄次郎は、師匠から姿を見せない兄弟子 東次郎の様子を見てきてくれと頼まれ実家の旗本家を訪ねるが行方不明になっていた。主役である栄次郎は最初と最後に出番があるだけで、東次郎が主役のスピンオフとなっている。今まで存在感の無かった兄弟子が隠密探索に剣闘と主役級の活躍でびっくりした。そんな兆候は今まで全然無かったので意表を突かれた感じ。 実家の危機を打破するために盗賊に近づく手腕はとても素人とは思えないほど(笑)話はテンポ良く一捻りあるミステリー展開で苦い顛末もありながらも爽やかな結末で良かった。

  • 第九弾
    栄次郎の兄弟子が家にふりかかった災難に立ち向かう。
    主人公と同じく、結構腕は立つようである。
    全編ほぼ一人で活躍、最もフォローは受けているが

  • 32 良い!
    ストーリー良し、
    キャスティング良し、
    主人公が又一人増えた?

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著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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