冬蛍 日本橋物語10 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 22
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576130415

作品紹介・あらすじ

天保の改革で吹き荒れる不況風。土一升金千両と言われる日本橋もその例に洩れず、商才に長けた蜻蛉屋こと"とんぼ屋"女将お瑛も青息吐息の毎日。そんな折、幼馴染みの鋳掛け職人常次の死が知らされた。原因は、神田と伝馬町の神輿同士の喧嘩に巻き込まれた結果であったが…(第一話『夢ぞかし』より。他に五篇を収録)。

感想・レビュー・書評

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  • 今日は、阪神淡路大震災から、24年が、経過する。
    早いもので、大阪在住で、ついこの間の事に思える。

    この冬蛍も、亡くなった人の供養の為に、灯籠流しをしたり、夜空に、浮かぶ紙風船が、中の光に照らされて、虚空に舞い上がる風景を、竹筒の中のあかりと重なって思えてしまった。

    お瑛さんの父親も、どこかで、生存して、娘の前に現れて欲しいものだと、、、、思いたいと、思いながら、一気に読み終えてしまった。

  • 内容紹介

    天保の改革に立ち向かう江戸下町っ子の人情と知恵!

    〝あれもダメ、これもダメ〟という禁止令で繁栄日本一の日本橋も不況風が……。
    賑わいを取り戻す方法を探す、お瑛の活躍!

    天保の改革で吹き荒れる不況風。土一升金千両と言われる日本橋もその例に洩れず、商才に長けた蜻蛉屋こと
    〝とんぼ屋〟女将お瑛も青色吐息の毎日。そんな折、幼馴染みの鋳掛(いか)け職人常次の死が知らされた。
    原因は、神田と伝馬町の神輿同士の喧嘩に巻き込まれた結果であったが……。
    (第一話『夢ぞかし』より。他に五篇を収録)。

    平成30年5月25日~6月1日

  • 日本橋の蜻蛉屋の女将 お瑛の日々の出来事や巻き込まれた騒動などを描くシリーズ第10弾。この巻のテーマは過去なのかな。過去の自分をある出来事により思い出し、過去に縛られてる今の自分を見つめ直したり感慨にふける。主人公が違う各話にそれぞれ違う趣があり読み応えがある。特に「蛍狩り」「車輪の下」が印象に残る。各話にゆるい繋がりもあり最終話のイベントに繋がる展開だが、最終話にもう一捻り欲しかったな。忘れかけてたお瑛の父の謎が一気に進展してきたのは意外だった。新キャラの武光は今後は存在感が増してきそう。

  • 第十弾
    これまでの経緯を知らなくても問題なく読めるが、やはり知っていた方が面白いと思うが、印象にあまり残ってない。
    身近な知り合いのもめ事に関与していくのだが、何か完全なハッピーエンドではない?
    やはり、実父の失踪に係わるのか?
    今回も、どうも、甲府で何らかの探索の途中、幕府の大物?の関連かrら失踪か?

  • L 日本橋物語10

    短編連作。
    前作からも続いている父親のことがまた判明。さらに、そんなこと今まで出てきたことあったっけなぁの佐平次登場。ほとんど絡みなかったけどこれから?お瑛が絡まない話もあったりして。最後はまるっとおさまってた。

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著者プロフィール

森 真沙子 もり・まさこ
奈良女子大学文学部卒業後、雑誌、週刊誌の記者を経て1979年『バラード・イン・ブルー』で第33回小説現代新人賞を受賞し、文壇デビュー。
以後、近代史や現代史に材を採ったミステリー作品で活躍し、近年では中世、古代史にも範囲を広げ、歴史推理や歴史伝奇作品を精力的に発表している。

「2020年 『影燈籠 柳橋ものがたり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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