ハイランドの騎士に導かれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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本棚登録 : 38
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576130675

作品紹介・あらすじ

イングランド領主の娘アヴリルは、燃えるような赤毛と頬の小さなあざを気にするあまり人前で吃音が出てしまい、何度も縁談を断われていた。そんなある日、異国で捕虜となっていた兄が、スコットランド人の友人ケイドを連れて帰還する。頭を負傷し昏睡状態だったケイドも、アヴリルの献身的な看護の甲斐あって意識を取り戻す。目に後遺症が残ってしまうが、ケイドには自分の容姿がよく見えないとわかると、アヴリルは彼の前では自然にふるまえ、ふたりは次第に好意を寄せ合うようになって?

感想・レビュー・書評

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  • 三作目は、2巻目で嫁いだ酔いどれ父兄の長男の物語。
    母親に早くに他家に預けられて育った彼は、立派な青年となって帰ってきて、城の立て直しに取り掛かろうとするのですが、そこには陰謀が…というお話。
    十字軍の遠征で囚われ3年の牢獄生活から死地をくぐり抜け生還した男の苦悩が良いロマですが、作者の良いところは、あくまでヒロインをメインに据えていること。
    何度も結婚を断られすぎて徹底的に自信のないヒロインが、彼との出会いで変化する姿が楽しいお話。

    あらすじなど下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5362.html

  • 面白かった〜〜〜〜

    ヒロイン:アヴリルが可愛すぎる…!
    優しくて天使のようで、でも賢くて。赤毛、顔のあざ、吃音、胸の大きさと周りの婿候補からは相手にされない彼女だけど、ヒーロー:ケイドに出会えて良かったね…と応援したくなる(><)
    飲んだくれの領主がいる城に連れて帰るには大人しすぎるのでは、と心配したケイドに癇癪もちを認められるところも良い!

    いい雰囲気になる度に命を狙われるケイドには同情するけれど、なかなか上手く結ばれない2人や、侍女たちから初夜の無駄?知識を教えられて間違った方向に頑張っちゃうところなんかが、面白すぎる。

    三部作で一番良かったかも。

  • 『ハイランドで眠る夜は』未読
    『その城に続く道で』未読

    1、2飛ばして三作目を読んでしまったけど、すごく面白かった!
    登場人物はやっぱり前作読まないと楽しさ半減しちゃうけど;
    ヒロインが兎に角可愛い!めちゃくちゃ可愛い!そりゃヒーローもメロメロになるよ〜

    絶対全作読破しよう。

  • ハイランドシリーズ3 『その城へ…』のメリーの長兄ケイド・スチュアートと、イングランド領主の娘アブリル・モンターニュ。
    吃音のある赤毛がコンプレックスなアブリルがケイドと結婚するまでがイングランドで、その後の帰途とハイランドでのケイド殺人未遂の犯人探しが主題。
    犯人は盲点でした。笑える場面も相変わらずのリンゼイでした。
    『ハイランドで眠る夜は』のドノカイの悪魔夫妻も登場、スチュアートの酒飲み親子も登場。

  • 大柄な戦士だけど無骨じゃなくて思いやりがあるヒーローと
    ちょこまかしたいい子なヒロインと…で
    リンゼイ・サンズのいつもの中世もの
    テンションは高くない

    次はイアンあたりかな?

  • 兄が連れ帰った重傷のスコットランド領主の長男ケイドを看病した、イングランド領主の娘アヴィー。コンプレックスの塊で、イングランド人には全く人気のないアヴィーだが、そこを魅力に感じたニックは早々に結婚し共に連れ帰る。しかし、何者かに度々暗殺されそうになり…。恒例の寸止め劇場や、にわか仕込みの怪しいアヴィーの`テクニック`に翻弄されるが、低地育ちのケイドが紳士的で出来杉くんなせいかあまり悲壮感はない。でも、この2人の醸し出すほんわかムードがたまらなく良い!!アヴィーの兄ウィルとケイドの友情や、アヴィーとウィルの兄妹愛もほんわか♡

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著者プロフィール

リンゼイ・サンズ Lynsay Sands
カナダのオンタリオ州出身。1997年のデヴュー以来、ヒストリカル、パラノーマルを中心に多数の作品を発表。
ユーモアあふれる語り口と綿密に練られたストーリーに定評があり、その作品はオランダ、ドイツ、ロシア、韓国ほか世界各国で翻訳され、多くの女性読者の支持を得ている。
本を読むのも書くのも大好きで、執筆しているときには、自分が創造主になった気分を味わっているという。
読者に日々のストレスを忘れさせ、笑ってもらえる小説を書くのが理想。

「2021年 『ハイランダー戦士の結婚条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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