真夜中にふるえる心 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
3.60
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576130835

作品紹介・あらすじ

ある警官に執拗につきまとわれ、故郷を離れざるをえなくなったカーリン。男の影に怯え、逃亡生活を送る彼女はワイオミングのとある町に流れ着き、家政婦として働くことに。素性を隠し、一時的に牧場に身を寄せるカーリンだったが、頼りになる牧場主のジークに癒されて、次第に自分を取り戻していく。ジークもまた彼女に惹かれ、互いの距離は縮まっていくが、カーリンはストーカーによって周囲に迷惑が及ぶのを恐れ、どこか心を許せずにいた。そんな折、ある事件が起きて…

感想・レビュー・書評

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  • 2度だけデートした警官に執拗なストーキングを受けたカーリン。逃げた先で、自分のコートを着た友人を誤って殺され再び逃亡、山奥の牧場に流れ着く。理想の家政婦を雇えず汚れた洗濯物の山と飢え死に寸前だった牧場主ジークは渋々彼女を引き受ける。2人の舌戦と、料理が苦手なカーリンが、ジークや牧童達9人の胃袋を満たすために奮闘する様子がとても楽しい。ストーカーの追跡に怯えるカーリンをそっと見守り、自分を守れる術を授けるジーク。ついに居所を知られ、親友と恋人と自分を守るため立ち上がるカーリン。彼女を救うジーク始め牧童達。ちょっと呆気ないラストだけど、とても面白かった!

  • サブキャラのキャットがよかった ブラッドの人質になったキャットが同調するふりをしながら精神カウンセラーのように上手く質問していく 美人で、勇敢で、料理もうまくて…キャットって、いったい何者?ww
    かんじんのh/hのロマ度は低め
     

  • 久しぶりのリンダ・ハワード。やっぱりサクサク読めてきちんと面白いストーリーになっているので好きだな。ストーカーから逃げているカーリンと、カーリンの雇い主であるジークの恋。雇用関係にあるからなのかカーリンのストーカーから逃げているという背景のなせる技なのか進展はイライラするほどゆっくり。あと、最後にレシピが付いていたのが憎らしい演出。

  • 原題:Running Wild
    ヒロイン:カーリン・リード 30歳
    ヒーロー:AZ(ジーク)・デッカー

    ヒーローの名前ジークはニックネームだ。AZって日本語ではなんと読むんだろう?アルファベット読みでいいのかな?
    彼の年齢設定は明確になっていないけど、1度離婚経験がある。

    ヒロインもヒーローも、飛び切りの美人でもないし、飛び切りのハンサムでもない。
    ヒロインの外見の一番の魅力は、金髪と、ハート型のオシリ。
    ヒーローも、馬や牛を扱う牧場の仕事(ジムとかではない)で鍛えられた身体、男らしさとグリーンの瞳。

    そして、リンダの描くヒロインは、やっぱり強かった!
    最初は逃げてばかりの女性だが、愛を信じるうちにどんどんと強くなっていく!
    最後のストーカーとの対決も、自分ひとりで乗り込んで行っている!

    このストーカーだが、なんと職業は警察・・・。
    リンダの作品の中で、警察関係のヒーローがたくさんいるのは、ご承知の通り。
    そんな中、ストーカー警官を生み出してしまったのは、私としてはちょっぴり残念。
    警察ならではの、正義感がヒーローを引き立てる作品が多かったのに~。

    牧場主のヒーローも、彼女の作品の中には数あります。
    どのヒーローも相手は、自然と動物なので、みなさん本当にたくましい!
    この物語のジークも本当にたくましい!そして女の扱いが下手(笑)。動物はうまいのに、牧場主の欠点なんだろうか?

    ジークのいとこであり、カーリンの友達のキャット。
    彼女の存在がとてもいい。彼女には彼女の物語がありそう。彼女をヒロインにした物語も、とても読んでみたいと思いました。なんか、過去がありそう~な、描かれ方をしていましたもんね。

    文庫本にして460ページの読み物でしたが、1日で読んでしまいました。
    テンポの良さは、さすがリンダです。
    読みやすかったけど、ハラハラ感や謎の部分、ロマンスとサスペンスの部分が薄かったので、星は3つ。

    それにしても、食事の支度シーンは圧巻です。
    こんなに作っても作っても全部食べちゃう男たちって、、、。
    そして毎日作り続けなくてはならない女って・・・。
    見習わなくっちゃ!

  • ストーカーに追われるカーリン・リードと、牧場主AZ(ジーク)・デッカー。
    最近のリンダは読めないと思っていたが、今回の話は及第点。楽しめた。

  • ストーカーから逃げながら生活しているヒロイン、カーリンと、バツイチ牧場主ヒーロー、ジークのロマンスです。
    ストーカーが、警察官であったために、カーリンは警察に守ってもらえず、彼女は、転職し、別の町へ引っ越したものの、彼の行動はエスカレートし、自分と間違われ同僚を銃殺されてしまいます。その後は、いろんな町を転々とする生活をおくることに…。彼女の見つかったら殺されるという恐怖心や警戒心、ストレスが伝わってきます。
    ある時、ふと立ち寄った町で、カフェのオーナーのキャットという女性と知り合いになり、彼女の店でウェイトレスの仕事につきますが、その後、キャットの口利きで、ジークの牧場に家政婦として雇われ、暮らし始めます。
    春には出て行くこと前提で雇われているため、お互いに意識しあってはいるものの、カーリンとジークは、なかなか前進しないところがもどかしかった。
    カーリンがジークの影響によって、逃げるのではなく、自由を勝ち取るために戦おうという方向に気持ちを切り替えていくところも良かったけれど、ヒロインがピンチに陥った時、絶妙のタイミングで現われるヒーローが素敵でした。
    最後のストーカーとの対決は、予想しない人が巻き込まれてしまって、「ストーカーの思考回路って予測不可能だわ…。」と、驚き、ハラハラさせられました。
    恋愛重視(サスペンス度低め)のリンダ・ハワード作品が好きな人は、それなりに楽しめる作品だと思います。
    逆に、ミステリーやサスペンス色の濃い作品が好きな方には不向きかな。

  • ヒロインが牧場の料理人になって奮闘するうちに、いつしか心が癒され逞しいカウボーイと愛を育むというパターンは前から好きだったが、リンダはさらにストーカーの恐怖を織り込んでいる。ヒロインの奮闘ぶりが楽しく愛おしい。2013.8

  • ワイオミングの牧場に流れ着いたストーカーに追われる娘のロマンスです。
    牧場もの王道ロマンスで、いつものアクもなく、可もなく不可もなく。
    キャラの会話や男女間の緊張感は楽しめたのだが、サスペンスがこじんまり

    ジーク達が悲惨な料理に苦しめられ、追いつめられる姿は面白かった。
    スペンサーは、将来が楽しみな良い子だった。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3008.html

  • 購入済み 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    ある警官に執拗につきまとわれ、故郷を離れざるをえなくなったカーリン。男の影に怯え、逃亡生活を送る彼女はワイオミングのとある町に流れ着き、家政婦として働くことに。素性を隠し、一時的に牧場に身を寄せるカーリンだったが、頼りになる牧場主のジークに癒されて、次第に自分を取り戻していく。ジークもまた彼女に惹かれ、互いの距離は縮まっていくが、カーリンはストーカーによって周囲に迷惑が及ぶのを恐れ、どこか心を許せずにいた。そんな折、ある事件が起きて…

    久しぶりにカウボーイもの読んだ!て感じ。
    どんだけあなたたちビスケット好きですか?というのは毎回の疑問。ここでも登場。
    サスペンスタッチは弱めなものの、緊迫感はいい感じでありました。
    カーリンの気持ちもわかる。とりあえず、逃げて隠れる。
    ジークは男だから解決しようとする。うん。男女の脳の差だなぁって。
    リジーがいいアクセント。もうちょっといてほしかったな。
    最後のレシピは読んではじめて気がつきました。アメリカの料理ってどうしてこうオーブン使うものがおおいやら。でも作ってみたいな。

    Running Wild by Linda Howard & Linda Jones

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