彗星探検

著者 : 縣秀彦

• 二見書房 (2013年7月22日発売)

作品紹介・あらすじ

彗星・天体ショーへ、ようこそ!有史以来、天空に現れた大彗星の記録とコメット・ハンターの物語。

感想・レビュー・書評

[白百合女子大学図書館さんの感想 · 2014年7月16日]

【悲報】11月29日にアイソン彗星が砕け散ってしまいました！！

選書下意味が半分づらい無くなった気がしますが、大丈夫！まだラブジョイ彗星が残っています(震え声)
それを抜きにしても、今まで世界中で観測された大すい星をイラストや素敵な写真に加え、詳しい解説つきで紹介してます。とっても面白いです！
是非手にとって読んでみて下さい！！
(Y.Y)

[tsukakenさんの感想 · 2013年9月13日]

狭い範囲で短時間しか見られない皆既日食と異なり、
明るくなりさえすれば継続的に広範囲で見られる彗星は、
多くの人の印象に残りやすい天体と言えます。
天文ファンなら誰もが、自分の中で強く印象に残っている彗星があるのではないでしょうか。
初めて見た彗星が何かで、その人の年代がわかったりもします（笑）

この本は、そんな人類の記憶に残った彗星が年代順に紹介された、
彗星のメモリアルブックともいうべきものです。
彗星の科学的な側面についての記述は最低限にとどめられ、
あとはひたすら古記録や写真が短い解説とともに並びます。
内容的には物足りなさも感じるかもしれません。
特に彗星を見たことがない人たちには。
ですが、彗星が現れたとき人類がどう感じてきたかを知ることができます。
アイソン彗星が来る前に、
美しい図版とともに、過去の人たちの彗星への思いを振り返ってみるのも悪くないと思います。

著者プロフィール

1961年生まれ。自然科学研究機構国立天文台准教授、天文情報センター普及室長。専門は天文教育。東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻修了。総合研究大学院大学准教授を兼務する他テレビやラジオ等でも活躍。

「2015年 『星の王子さまダイアリー２０１６』 で使われていた紹介文から引用しています。」