愛とは与えるものだから (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576131849

作品紹介・あらすじ

いつもの賑やかな坂下診療所。しかし、斑目が離島の診療所へ医師として誘われていることを聞いてしまった坂下は溜息ばかり。今こそ自分が背中を押さなければ。そうわかっているのに、斑目に側にいて欲しいという想いが坂下を迷わせる。そんな中、生活保護の不正受給問題の事件により街の労働者への誤解が広まり、診療所も多大な被害を受ける。心身ともに傷ついた坂下は、斑に縋る気持ちを抑えきれず-。

感想・レビュー・書評

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  •  
    斑目&坂下先生の労働者街BL完結編。
    ついに斑目が街を出て行きます。色々な問題に押し潰されそうな坂下先生が辛い…斑目を引き留めた自分を責める坂下先生が辛い…。
    坂下先生を置いて行くなぁぁぁー!と斑目に縋り付きたくなりますが、たくさんの困難を乗り越えて出した二人の結論なので、涙を呑んで応援したいと思います。斑目がちょっとでも早く島流しから還ってこれることを祈りつつ。笑
    そういえば久々に出てきた龍がこの扱いでちょっと吹きました。双葉はパパになっても相変わらず頼れる漢でした。フサばーちゃんも元気そうで何よりでした。

  • このシリーズはずっと読んできたんだけど……まさかの最終回を読んでませんでした。取り寄せました。

  • 再読、シリーズ最終巻。はぁ、良かった… 後半ウルウルしっぱなしでした。再読なので斑目がどう決断するかは分かっていたけど、その過程も読み応えがあって面白かった。 弱い部分も全部さらけ出し、一層愛を深めて大きな一歩を踏み出した2人に感動でした。大っきなホームランバーやらMt.富士やら最後でも斑目のオヤジギャグは勢いが衰えず、これが読めなくなるのは寂しいなぁw

  • 終わっちゃったね。その後の2人が読みたいなあ。

  • シリーズ最終巻


    双葉のいない町。
    それでも日々は過ぎていく。
    美濃島の事件は後を引き、診療所周辺はいまだ不穏な雰囲気で坂下も気を休める時がない。
    そんなとき、斑目の医師復帰の為に離島へ誘う話を耳にして葛藤する坂下。
    斑目の為には快く背中を押してあげないといけないのに、こんな状態のまま町に残されるのはイヤだと思ってしまう。
    斑目はそんな坂下に何処へも行かないと告げるが、、、。


    あー、終わったなぁ。
    というのが感想。
    神の手を持つ斑目はやっぱりお医者さんとして再起してほしいし、と思ったらこの町からは離れないといけないし、と私も坂下のように一緒に悩んでしまいました。
    でも、お互いが成長していくためだもんね、先で一緒にいられるようにするための今は我慢のし時。
    坂下も斑目も自分の悔いのない将来のために少しの間離れることを選択したんだよね。

    二人の将来の為に一旦は離れるけど、いつかは一緒に診療所をやっていく夢ができて良かったなって思いました。
    やっぱりお互いがお互いを成長させる付き合いが大切ですよね。

    少し先で構わないので、斑目が街に戻って来て二人でする診療所生活、読みたいな、と思いました。
    エロは安定のエロエロしさで満足です(笑)

  • とうとう完結してしまった…。
    ずっと2人でこのままいれるわけがないと思ってたから、いつか離れる日が来てしまうんだろうな…と完結編がくるのが恐くもあったのですが。
    結果としては前向きなハピエン!!
    信じてました、中原センセー◟꒰◍´Д‵◍꒱◞

    完結編だけあって双葉もばーちゃんもあの人もあの人も出てきて脇役好きにはたまらなかったのですが、一番期待してたあの人が…!いない…!( ゚д゚)
    そこがちょっと物足りなかったので…あの人のスピンオフを期待してますwww

    斑目さんと坂口先生に幸あれ(^ω^)

  • ついに完結!やっぱり斑目さんは卒業して行ってしまったけど、未来のある終わり方なのが良かったです。2人の夢がすごく素敵で、将来の診療所がどうなってるのかなって思うと胸がふくらみます。

  • お互いがちゃんと納得してて素敵な終わり方でした。後日談も読みたいな。

  • あぁ、終わっちゃったのね~。卒業したけど、その先にちゃんと見える景色がある。いい余韻の幕引きだったな。
    中原さんのオヤジは本当にいい。
    オヤジ発言に全部持ってかれそうになるんだけれど、ちゃんとストーリーが心の中に残るんだよね。一粒で二度おいしい!みたいなwww

  • 『愛してないと云ってくれ』
    『愛しているにもほどがある』
    『愛されすぎだというけれど』
    『愛だというには切なくて』
    『愛に終わりはないけれど』
    ⇒『愛とは与えるものだから』※シリーズ最終巻

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著者プロフィール

2001年に白泉社にてデビュー。シリーズ物を多く手掛ける。

「2016年 『極道の淫らな挑発 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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