黄泉の女 公家武者 松平信平8 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576131887

作品紹介・あらすじ

十五万両もの大金を奪った女盗賊一味が信平らの協力で処刑されたが、頭の獄門首が消えたうえ、捕縛した役人らが次々と殺された。下手人は黄泉から甦った女盗賊の頭と噂される。一味は信平の首をも狙っているという。将軍家光の正室の実弟で、今は公家から旗本となった鷹司松平信平は、十五万両の奪回を画し、謎の一味と黒幕らとの闘いに踏み出した。

感想・レビュー・書評

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  • 信平の奉公人、みんな頼りになるよね。

  • 姫と一緒になったから、次の展開は様々な事件に巻き込まれることになりましたね。

  • 松姫との生活も落ち着いて(?)それは良いのだけど、
    次々と新しく登場人物が出てきて、
    ちょっと落ち着かないかな。
    善衛門や佐吉までちょっと手が回ってない感じ。

    なんか、身分が高くてあちこちで問題を解決して、
    水戸黄門化してる?
    いや、チャンバラもせずに、駆け落ち夫婦や格差婚夫婦を助けてるから、水戸黄門以上?

  • 今度の話は前回の続きのようなもの。お初のピンチが多くてハラハラしながら読みました。権六一味は憎みきれん悪役だったな。風間さんは家来にはならないのですね。もったいない。善衛門が悔しがるのが印象的でした。でも、割と変わり種な道を選ばれたので、今後も準レギュラー化していくと信じています。貞恒様は最初の第一印象最悪でしたが、実はくよくよした小心者。おまけにその境遇の不憫さに同情してしまいました。あのまま居候ルートでも賑やかで良かったけど、元の鞘みたいですっきり。

  • 黄泉の女
    雷鳴
    駆け落ち
    追い出された大名

  • 第八弾
    幕府の要人に騙され操られる姉妹と弟、藩に不必要と断定された藩主、やはり、妻の出自が禍?
    信平と出会い、それぞれが解決
    パッピーで結構

  • 7巻の話が尾を引いて…。死人も多く出たし、2話までは苦い後味であった。それを払拭するかのように3話4話と、ほのぼの感が盛り返した。このところ信平の出世すごろくは“一回休み”状態なので、ここら辺で一発スカーッとかまして欲しい。

  • 五摂家筆頭・鷹司(たかつかさ)家庶子にして、徳川家光正室・本理院(ほんりいん)実弟でもある松平信平の活躍を描く痛快時代小説、巻之八。

    今回は全四章のうち、前二章は剣戟飛び交う捕り物、後二章は一度も刀を抜かぬ人情噺となっている。

    この後二章が、良い。
    ひとつは男女、ひとつは親子の絆を描いた話なのだが、じつに良い。

    心の芯に瑞々しい潤いをもたらす本書は、古今東西、老若男女必読と言える。

  • 女盗賊、駆け落ち、追い出された大名!?
    今回も信平様は駆け回る。

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著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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