恋の訪れは魔法のように (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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本棚登録 : 38
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (612ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576140032

作品紹介・あらすじ

危篤の父のもとに駆けつけたロザミア伯爵ホークは、父の命令を聞いて仰天する。今すぐスコットランドに行き、花嫁を連れて帰ってこいというのだ。父の恩人であるリヴェン伯爵には三人の娘がいて、ひとりをホークの嫁にするという約束があるらしい。独身生活に未練はあるものの、瀕死の父の頼みを断れず、ホークはスコットランドへ向かう。一方、リヴェン伯爵邸では英国貴族が花嫁選びにやってくると聞き、長女と三女は大張り切り。が、おてんば娘の次女フランシスは結婚に興味がなく、一計を案じることにするが…!?

感想・レビュー・書評

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  • マジック・シリーズ1作目。花嫁を選びにやって来たロザミア伯爵ホークの目を欺くために変装して内気で不細工な娘を演じるフランシス。義父の侯爵の励ましを受けて変身を解き、本領発揮する箇所が楽しい。いわゆる”わからんちん”のホークとハツラツとしたフランシスの意地の張り合い、駆け引きが見どころか。それにしても愛人のアマリーはあまりにも都合が良すぎる感あり。愛人を愛するように奥さんも愛してあげなさいとアドバイスしたり、別れた後なのにホークに有利な情報をわざわざ教えたり、果ては物語のクライマックスに飛び込んでボンドガールまがいの活躍など、いささか御都合主義的。楽しい作品だけど。2014.11

  • 気が強くて強情なヒロインは好きじゃないけど、彼女には好感が持てた。でも愛人と文通する仲になるなんて・・ちょっとひっかかる。

  • 図書館の本 読了

    内容紹介(BOOKデータベースより)
    色男の放蕩伯爵と美貌を隠すワケアリのおてんば娘…。
    父親同士の約束で結婚させられたふたりが恋の魔法(マジック)にかけられて――!?
    C・コールター、待望のヒストリカル三部作、マジック・シリーズ第一弾!


    危篤の父のもとに駆けつけたロザミア伯爵ホークは、父の命令を聞いて仰天する。今すぐスコットランドに行き、花嫁を
    連れて帰ってこいというのだ。父の恩人であるリヴェン伯爵には三人の娘がいて、ひとりをホークの嫁にするという約束
    があるらしい。独身生活に未練はあるものの、瀕死の父の頼みを断れず、ホークはスコットランドへ向かう。
    一方、リヴェン伯爵邸では英国貴族が花嫁選びにやってくると聞き、長女と三女は大張り切り。
    が、おてんば娘の次女フランシスは結婚に興味がなく、一計を案じることにするが……!?

    フランシスパパがすごいと思うの。
    よくこういう風に育てられたなぁって思う。
    競馬の馬もたくさん出てきて面白かったけど、それまでの全般がとても面白かっただけに後半ちょっと残念。
    ホークの怒り方がほほえましい。
    そしてベアの行方も出てくるのかしら?

    Midsummer Magic by Catherine Coulter

  • 兄の死亡により後継ぎとなったロザミア伯爵フィイップ・ホークスベリー26歳は父の命令でスコットランドの三姉妹から選んで結婚することになる。
    さえないブサイクのふりをしたのに選ばれてしまったリヴェン伯爵家次女のフランシス・キルブラッケン19歳の丁々発止が楽しい。
    マジックシリーズ三部作で1987年の作品。

  • ”マジック・シリーズ”第一弾。新シリーズではありますが、原作は1987年にかかれたもので、勢いと癖のある作品。
    19世紀初頭のイングランド。ヒーローの友人つながりの、恋模様。
    前半はむくわれない身体の関係が、かなりエグい展開。

    滑稽で腹立たしく傲慢で身勝手な…でも誠実で優しいところもあり、図太い思考のホークがどこか憎めないとい、そんな彼の姿を丁寧すぎるほどに描きます。…言うなれば、大人の女性としての広い心を持って読む事をおすすめなロマンス。
    「このうかれぼんち!」Byフランシス>同意
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3483.html

  • ヒロインは魅力的なんですが、ヒーローがいまいち。格好良さが伝わってこない。ドキドキ感もいまいち。競走馬の話しや嫁いだ先での奮闘ぶり、ヒーローのお兄さんの死の真相など、そちらに重きを置いて読みたいぐらいでした。ロマンスはいまいち。好みの作者ではないかも。

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著者プロフィール

キャサリン・コールター  Catherine Coulter
1978年に作家としてデビュー。以来本格的な長編ヒストリカル・ロマンスを次々に発表し、人気作家となる。
『旅路』(二見文庫)から開始されたFBIシリーズは、新刊が出版されるたびにニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト上位にランキングされている。
現在は二匹の愛猫とともにカリフォルニアに在住。


◆ FBI シリーズ 既刊
『 旅路 』
『 迷路 』
『 袋小路 』
『 土壇場 』
『 死角 』
『 追憶 』
『 失踪 』
『 幻影 』
『 眩暈 』
『 残響 』
『 幻惑 』
『 閃光 』
『 代償 』
『 錯綜 』
『 謀略 』
『 誘発 』
『 奔流 』
◆ 新FBIシリーズ
『 略奪 』
『 激情 』
『 迷走 』
『 鼓動 』
( いずれも二見書房刊 )

「2021年 『奔流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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