- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576140490
作品紹介・あらすじ
会社を早期退職し、八木沼酒店の二階で新生活をスタートさせた敦哉。家主の八木沼はゲイで、生真面目な眼鏡のサラリーマンがタイプと聞き警戒を強めたものの、商店街のイベントや店舗の手伝いに関わっていくうち、彼の役に立ちたいという気持ちが生まれてくるように。先に求めたモンの勝ち、だろ-教えられた言葉に初めて、苦手な酒を知り恋を求めたいと思うが、事故のような口づけの後、八木沼は敦哉をあるべき場所に帰らせようとしているようで…。間借りから始まるほろ酔いラブ?
感想・レビュー・書評
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ずっと読みた買った本。
当たり!
受けの生真面目で真っ直ぐでしっかり者のイケメン具合。こういう受けのが新しかった!
攻めは人に頼られる兄貴タイプのゲイ。
面白かった、本当に!
☆4.4 -
商店街のこだわり酒店店主×お店の二階に住むことになった元リーマン。
下町人情とおいしいお酒とおつまみまでついてきて、じんわりといい気分にさせてくれるストーリーでした。
八木沼が部屋を貸すのを渋っていたのは、女性限定だったのに来たのが男で、しかも酒屋に間借りするのに真性下戸なのが気に入らないからだと思い込んでいた敦哉。
敦哉は生真面目タイプだから、そう思ってしまっても仕方ありません。
マジメで勉強熱心だけど、心の機微に疎いかんじ。
なので、実は家主がゲイで、敦哉にひと目惚れしたのを悟られまいとして無愛想なんだとは、思いもつかなかったでしょうね~
八木沼は敦哉を気遣ってか、自分の気持ちを一切表すことなく無愛想なまま。それでも飲めないのに日本酒を少しでも理解して八木沼の役に立ちたいと向き合う敦哉の気持ちに心を動かされて、だんだん何やらダダ漏れていきます…
あの天然っぷりにブンブンと盛大に振り回されています。
何しろ鈍すぎる敦哉ですからね~華子に「芸者のゲ、井戸のイ」と言われてやっと気がつく天然っぷりに爆笑w
一番面白かったのは辻との三角関係?でケンカはやめて~の場面。なのに肝心の本人だけが気付いていない…!
ここは、八木沼の「敦哉って呼ぶな!」にも爆笑しました。何かがダダ漏れすぎていて、悶えまくり。
エロ的には敦哉のムードの無さがすごすぎて彼らしいんだけど…と思ってたら、天然のおそろしさを思い知りました。
意外にかなり萌えました! -
めっちゃキュンキュンした。日本酒のみたくなった
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商店街モノ。恋愛と、その他の要素がうまく絡めてあって面白かったです。が、恋愛モノとしてはもう一捻りあったほうがもっと面白かったかも。下町っぽい雑多な匂いが良かったです。 そしてこれは好みもあるでしょうが、挿絵は綺麗でしたが作品にはあまり合っていないように感じました。
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最後のやりとりを読んで、あとがきを読んで、奥付を確認してから漸く「あ、それでこのタイトルなのか。」と気付く。敦哉さんかわいいです。