- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576140827
作品紹介・あらすじ
美味しいご馳走を目の前に、おあずけか-。八重垣遙季は小さな約束を果たすため、元実業家の従兄弟のアパートに住み込み、彼の娘・美羽の面倒を見ている。一族の跡取りという期待に応えられない自分に存在価値を見出せない遙季だが、美羽の夏風邪をきっかけに町工場の皆瀬と親しく会話を交わすように。過去の出来事が原因でほとんど眠らない皆瀬。強面で表情も読みづらいけれど、遙季はどこか心安らぐものを感じていた。一方で皆瀬は…。
感想・レビュー・書評
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なんか漠然と表紙の絵からも、町工場に新人が入って、ぶっきらぼうな先輩が最初は怖いんだけど、実は結構イイヒトで・・・的な展開を想像してたんだけど、ちょっと違いましたね。
お坊ちゃまだけど、一族の落ちこぼれのヤエが親戚の子との約束を果たすために訪れた町で、今までの暮らしとは違う町工場やそういう町にいつの間にか馴染んでいって、自分の居場所を見つける話・・・って感じでしたね。
そんな中、町工場で働く智康と親しくなって、工場の人たちとも仲良くなってくわけですが。
ま、普通に面白く読めました。でもお金はえ?借りちゃうんだ?って感じだったかな。なんかこういう時って意地でも借りない展開かと思ったんだけど。 -
可愛い!ひたすら可愛い!!!!
ってか、この攻め何?!
イケメンすぎてどうしたらいいか!!!
町工場の職人×家出した御曹司
話的にはすごくシリアス目で、御曹司が電車にひかれそうになったのに、連絡するところが思い浮かばない。
仕事しか興味ない父親、聞かざる事しか興味ない母親、弟を疎ましく思う姉。
生きながらえたことを考えて、先日パーティーに来ていた従兄弟の娘との再会の約束を果たしに。
その道すがらであったのが工場職人。
頬に傷があり、わけありのような感じで。
視点が受け攻め入り乱れていたけど、読みやすかったしむしろ同時に気持ちがわかるからすごくまとまった感があった。
臆病で自信がなくて自分の意味が分からなくなっていた受けが、工場で働く人たちと触れ合ううちに自分を立て直すし、元来のまっすぐな心で攻めに接していくうちに、攻めがどんどん受けを大切に思うようになってきて。
相思相愛って言葉がぴったり。
最後の借金のところはざっくりした感じだったけど、深く掘り下げなくても良かったのかも。と思うくらいのライトさだったので、問題なし。
意外と攻めの頭の中が可愛くてwww
いいお話でした。 -
すっごい良かった!面白かった~!工場お仕事もので、前のジャガーとウサギカプと系統似てた。今回はコヨーテとヒツジでこっちもめっちゃ可愛くて和んだ~。ヤエの家庭のことや智康さんの過去は重かったけど、2人の恋模様がすごいピュアで微笑ましかった。ヤエの言動がいちいち可愛くて、こんなん言われたら智康さんたまらんだろうなと(笑)初夜での幾久しく~のところぐっときた;;周りの工場の人たちもいいキャラばっかりで良かった!ヤエの家族だけクズ…;
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工場のひとたちが好きです。