宮中の華 公家武者 松平信平10 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576141114

作品紹介・あらすじ

三代将軍家光の正室の実弟で、今は公家から旗本となった鷹司松平信平は、将軍家綱の命を受け、最愛の松姫を江戸に残して京へ向かう。京では幕府から派遣された所司代が刺客に斬られ、御所を護る禁裏付の役人も襲われて、治安が悪化の一途をたどっている。はたして信平は、幕府転覆を狙う公家の黒幕を暴き、宮中に渦巻く闇の怨念を断ち切ることができるか!

感想・レビュー・書評

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  • 京都まで行った割には事件自体は結構あっさり解決。
    松姫が懐妊、大名家にとっては子供ができるのは最大の慶事なのでよかった。

  • 2017/10/17火曜日中目黒図

  • 十五万石の大名の恋路とは、凄いわね。

  • 前漢から引き続いて幕府の転覆を企む藤原。京都へ赴く信平。2巻に渡って引っ張った話の割には解決はあっけなく。たいしたチャンバラシーンもなく信平の師匠が解決。藤原が小物・・・。こんなののためにこんなに話を引っ張ったのかとがっかり。 江戸では松姫ご懐妊。紀州様は小躍りしているな(笑)

  • 上洛の道
    大井川の老馬
    陰謀
    やぶれ笠の鬼
    宮中の華

  • 第十弾
    京での不穏な動き、姫を残して京へ
    後水尾上皇の忘れ形見?と外様大名の恋?、そこに付け込んだ策士藤原
    師匠の出自は皇族!、そして徳川の血をひく女一の宮の哀しさ

  • 前巻の事件の続き。京に上る事になった信平。また、松姫と離れ離れで寂しい。別れを惜しむ二人がかわいすぎます。この少女漫画め(褒め言葉)。その途中で家来が一人増えました。信平は馬も人を見る目も確かなようです。舞台が京都だから師匠も再登場です。彼の正体、日陰の身ではありますが、身分高くてびっくりしました。ラストは嬉しい知らせ!離れ離れはむごいので、早く江戸に返してあげてください。

  • 話のどこを詳しくするのか、流すのかの
    バランスが悪い。

    川越えの話や馬の話を長々やっていた割には、
    後半に馬は活躍しなくてがっかりだし、
    中盤前で悪者の方の事情が淡々とばらされるから、
    謎解きの興味がそがれるし、
    新しい登場人物は強いのか強くないのかよくわからないうちに殺されちゃうし、
    最後はなんだか駆け込みだし、
    お殿様はあっさり愛人を裏切るし、
    もう少し、場面、場面をじっくり描いた方が良いのでは。

    せっかく、京まで出張ったのに、
    京ならではの風情もないし、
    最後にとってつけたような奥方のおめでたも、予想通り。

  • 将軍の命を受け京に向かった信平様が幕府転覆を狙う黒幕と対峙する。

  • 前巻から引き続いた陰謀を阻止する為に京都入りした信平一行ですが、難題に思えた巨悪との対決が思いのほか難なく解決。あれ~?じゃ、信平さんたち京都で今後何するの?また新たなる難問が立ちはだかるのでしょうか?お師匠さんの正体が明かされた驚きと、一人ながらも新顔の家臣増強と、松姫の吉報と、出世すごろく脇に置いといても前進前進。

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著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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