このキスを忘れない (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
- 二見書房 (2015年1月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (952ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576150055
作品紹介・あらすじ
エディは有名財団の令嬢ながら、特殊な能力のせいで家族にすら疎まれてきた。今はグラフィックノベル作家として、夜な夜な夢に見る男性を主人公にベストセラーを続々出している。そんなとき、現実にその男性が目の前に現れた-ある事件のせいで記憶をなくし、ハンサムな顔に傷のある姿で。この人こそ私の運命の人!互いの境遇も顧みず、ふたりは燃えあがる恋の炎に身を投げ出す。だが彼の記憶が戻り始めるにつれ恐ろしい過去が明らかになり、ふたりにも魔の手が忍び寄る…大好評の官能サスペンス第7弾!
感想・レビュー・書評
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マクラウド兄弟最後の1人末っ子ヒーロー。彼は名前だけは変態セスがヒーローだった1作目から登場。それも故人として。シリーズ途中から、え、もしや?とうかがわせるシーンもあり、生存が確認?されつつもなかなか兄弟の前に姿を見せない。なんらかの事情があるのかも?とはいえ、残された兄弟たちは喜び半分苛立ち半分といった感じか。今回もマッケナ節は健在←つうか無い方がおかしい(笑)でも、無くても話は進むわよ!?と何度彼らに対して今はそんなことヤってる場合じゃない!と言いたくなったことか。はぁ、やれやれ。もっと危機感もてよ!
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合わなかった
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【ネタバレ含むと思われる】
久々のマクラウドシリーズで、しかも、全作処分してから何年か経っているため
兄弟達のことも、彼らの妻達のことも、すっかり忘れている体たらく。
一番好きなタマラ姐さんの話がアレだったので(相手のヴァルに好感を持てなかった)最初は読もうか否か迷ったんですね。
それでも、ま、読んでみようかと思い、この分厚いのを買ったんです。
ヒーロー・ケヴィンにはイライラしなかったんですが
ヒロイン・エディスにはイライラしっぱなし。
頑固なくせに、パリッシュ一族からはグズ断定されていて、
ケヴィンに求められていると分かってからは、まるで大学デビューした勘違い喪女のようないきがり方をしていて。
結局、彼女が(妹思いなのは分かるけど)余計なことを一度ばかりか二度三度したばかりに
マクラウド一派他に多大な迷惑をかけたのでは? と思ってしまったんですよね。
悪役のデズモンドとアヴァも、キモかったですねえ。デズモンドってもっと早くにさくっと死ぬと思ってましたよ。
ああ、冒頭で奴のイチモツが「馬並み」だとあったので、
つい脳内で「うまなみなのねんー♪」と歌っちまいましたよ。 -
なんと文庫本にして厚さ4センチ税抜き1500円!最近、何でもかんでも上下巻のノーラ・ロバーツもやりすぎだけど、反対にひとまとめにしてこの厚さにするってのもないやろってまずこれにビックリ!マクラウド兄弟シリーズ7作目にしてやっとあの人物の登場である。相変わらず多すぎ濃すぎのベッドシーンに辟易しながらも、再会シーンを楽しみにワクワクしながら一気読みしたが、肝心のシーンは感動の再会には程遠く、ドンパチの真っ最中に戦う相手として出会うという最悪のタイミング。戸惑いと驚嘆と気まずさの段階で終わってるので家族としての団欒の場面は次作以降かな。でもこれまでの登場人物が勢ぞろいしてファンには嬉しい物語。いつもながらヒロインの成長物語でもある。皆に幸あれ。2015.1