情熱の炎に抱かれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))

  • 二見書房
4.13
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本棚登録 : 57
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (862ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576150192

作品紹介・あらすじ

"黒き剣兄弟団"のヴァンパイア戦士ヴィシャスは、夜の街で遭遇した敵を倒すが、直後に謎の銃弾で心臓を撃ち抜かれてしまった。外科医ジェインの懸命の処置により一命をとりとめた彼は、意識が戻るなり彼女に運命を感じて恋に落ちる。さらには病院を抜け出す際の混乱に乗じてジェインを誘拐してしまうのだった。軟禁された"兄弟団"の館で看病を続け、驚異的な回復をみせる彼のたくましさに触れるうち、いつしかジェインも主治医と患者の立場を超え、狂おしく惹かれあっていく…急展開のシリーズ第5弾!

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わってしばらくたつが、感想を。
    ヴィシャスの魅力がたっぷり詰まってて、好きになった。とっつあんがだいぶひどい人だが、ヴィシャスが苦境に負けずに戦士にまでなれて、本当に良かったと思った。ヒロインのジェインもさばさばキャラで正直なひとで、度胸もあり、好感が持てた。ほかの方のレビューでは、ジェインは一部海外ファンに嫌われてるということだが、なぜかは読んでもわからなかったくらい、個人的にはヴィシャスにお似合いの女性だと思えた。
    ただ、最後の結末がやっぱりひっかる…。作者の容赦なさはシリーズ通してよく知らされたつもりだったが、どこまでも追い詰めるなーと思ってしまった。受け止められるかだいぶハラハラした。(笑)
    もっと出場人物に愛を!いや、愛は与えてるだろうけど、試練が半端ない…涙。今まで人間のヒロインもいただけに、もっとハッピーエンドを期待してしまった。ある意味ハッピーエンドだけど、なんだかしっくりこない収まり方な気もしなくない。海外では続編がだいぶでたようで、どっかでこのカップルに起死回生な救い方をつい期待してしまっている。
    あとは、何と言ってもヴィシャスとブッチの友情。個人的には、ヴィシャスとブッチがお互いへの愛情と友情を告白しあうところにぐっときた。報われない恋がいい形で昇華したような、胸が熱くなるシーンだった。
    あとはフュアリーが早く幸せになるところが見たい。(笑)
    もう失恋で自滅的なことはやめてほしいと切に願う。巫女とうまくいってくれるといいなー。
    ジョンもはやくトラウマを乗り越えられたらと思う。クラスメイトとの友情もいい。
    次作が早く翻訳されるといいな。

    • anri0912さん
      コメントから飛んできました☆
      最近私もロマンス小説にハマりつつあります!!
      ロマンス歴がまだ浅いのでねこさんの本棚を参考にさせていただき...
      コメントから飛んできました☆
      最近私もロマンス小説にハマりつつあります!!
      ロマンス歴がまだ浅いのでねこさんの本棚を参考にさせていただきます!!
      2015/05/01
  • 【おかえり兄貴たち】待ちに待ってたBDB新刊は850ページ越え。そんなページ数とはいえ一気に読ませてくれました!ありがとうありがとう!Vとジェイン、ブッチとマリッサ、フューリー、Zとベラ、そして若手三人組のことがそれぞれ描かれてるせいか、途中でダレることもなく。ただ既刊と違って全く泣けなかったのよね。若干ご都合主義展開だからか?いや、レイジ巻では号泣だったしなぁ(笑)ハンナの姿を借りてジェインを助け?たのは誰?ママン?ハンナの死も何かの伏線?ジェイン同僚のマニーはどこで彼女らと交差するのか?謎だわ。

  • ヴィシャスが幸せになって良かった。
    ジョンの気持ちの葛藤も分かるしとても良い作品でした。

  • シリーズ5作目。
    前作から2週間後くらいのお話。
    今回は呪われた手と未来が見えてしまう力を持つヴィシャスが主人公。
    *
    前回の主人公のブッチにブロマンスな感じで、彼に惹かれてたんだけど、遂にヴィシャスが惹かれる女性(外科医のジェイン)が現れた。
    *
    ヴィシャスの出生の秘密や、次の主人公のフュアリーとコーミアの話、言葉が話せないジョンの話など、色んな事が絡み合ってとにかく長かったんだけど…続きが気になるなー。
    巻を重ねるごとに、分厚くなって行く。
    800ページ越えだよ。
    出来れば、電子書籍になって欲しいなー。
    *
    このシリーズ読んでると、こんな風に劇的に惹かれあう感じがとっても羨ましいのと、男性陣のスパイスの匂いが嗅いでみたくなる。
    そして、今回は読んでるとココアが飲みたくて仕方なくなるよ。

  • BDB5作目。睡眠時間を削って読みました。変態ヴィシャスと外科医ジェインの物語。冒頭の書の聖母との親子関係にビックリ!そしてヴィシャスの過去が辛すぎる。Zに負けないくらいです。そしてブッチとのブロマンスもありますよ!それにしてもジェインの寿命問題にはなんだかなと。他にはジョン君も無事に遷移が終わったけど、巫女のレイラがかわいそうだったかな。これもこの先の伏線なのか?正直言ってメインのカップルよりフュアリーと巫女のほうが気になっちゃって。次が早く読みたい!

  • いや、読み始めるまで長かった。なかなかあの厚さに手を付ける時間が取れなかったのと、Vの話なんでねぇ。
    どうしようと思いましたが...苦手なVの「趣味」のところは、思ったよりさらっとよめました。
    ジェインとのロマンスも自然な成り行きで、よかったです。
    が、しかし...やっぱり「あの人(人?)」の存在というか設定というか、そういうのに納得いかないんだな~。
    イライラします。
    オメガと戦っているだけの間はよかったのに。
    とりあえず、フュアリーとジョンの行方だけは見届けたいわ。新キャラ2人?はどうしたもんかな...

  • またまたネタバレしますよ。

    そう来たかー。今回も裏切らない。何が何でもハッピーエンドに結びつけようとする作者の執念が感じられる、とんでもぶっ飛び展開は今作も健在ですよ。

    レイジやブッチの時は「まぁ無理矢理だがいいだろう。許す。幸あれ」って感じでしたが、今回は
    「いやーさすがにそりゃないわー!スピリチュアルすぎー!」ってさすがの私もドン引きでした。
    そしてその代償が母のかわいがる小鳥たちて!どうなってんのこの世界の等価交換の価値観。
    さっそくヴィシャスがお礼にインコ(だったかな)補充してるしw


    今回はさすがにひどい。


    だったら、ジェイン殺さないで欲しかった。永遠の命をゲットするためだけに死んだようなもので、必ずしも必要な展開じゃない。
    殺すならせめてジョンのように生まれ変わるか、レッサーは嫌だからまた別の生物に蘇生させるか、メアリの時のように母の技で銃撃された瞬間に緊急蘇生か回復させてやれば良かった。

    ていうか普通にヴィシャスと付き合っても人として天寿を全うさせても良かったんじゃないのか。

    触れる霊体って何だよ。飲み食いできる霊体って何だよ。てか愛し合うことまでできるって。それで手術とかできんかいな。

    今回はかなり納得できない感じ。
    まぁそれがブラックダガー兄弟団なのさ!と割り切ろう。

    どんな反則技使ってきても好きだよ。このシリーズ。

    本当は★2つにしたいところだけど、フュアリーとコーミアの展開がすごい良かったので★3つ!

    続編はよ!あと3年は掛かるのかなぁ。洋書買おうかなぁ。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)

    “黒き剣兄弟団”のヴァンパイア戦士ヴィシャスは、夜の街で遭遇した敵を倒すが、直後に謎の銃弾で心臓を撃ち抜かれてしまった。外科医ジェインの懸命の処置により一命をとりとめた彼は、意識が戻るなり彼女に運命を感じて恋に落ちる。さらには病院を抜け出す際の混乱に乗じてジェインを誘拐してしまうのだった。軟禁された“兄弟団”の館で看病を続け、驚異的な回復をみせる彼のたくましさに触れるうち、いつしかジェインも主治医と患者の立場を超え、狂おしく惹かれあっていく…急展開のシリーズ第5弾!

    聖母の立ち位置がやっと見えてきた。
    続くね~、子のシリーズ。
    ヴィシャスとジェインもこれからだしね。

    Lover unbound by J.R.Ward

  • ブラック・ダガーシリーズ5です。4から4年経ってます。だいぶ忘れてるし、分厚さに尻込みしながら手に取りました。相変わらず面白かったです。
    当たり前だがハッピーエンド組の影は薄く、メインのヴィシャスを始めフュアリーとジョン君の物語りになってます。
    幸せ描写は無く、毎回の事ですが今回はヴィシャスの不幸な生い立ちとかと、フュアリー、"書の聖母"をどん底に突き落として重苦しいです。
    ヒロインの外科医ジェイン・ホイットカムのラストについては、ありきたりにせずどんなにするかと思ってましたが、yureiじゃハッピーエンドでは無いけどsexまで出来るのは御都合主義では…納得出来ず不完全燃焼です。
    今回意外に良い味出してたのはジェインの同僚マニュエル・マネロです。もう登場しないのかしら?
    次は早めにお願いしたいです。

  • シリーズ5作目

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著者プロフィール

J.R.ウォード   J.R.Ward
ロー・スクールを卒業後、ボストンの健康センターや国内の医療センターにチーフ・スタッフとして長年勤める。
そのかたわら、ロマンス小説を書きつづけ、2005年に発表した『黒き戦士の恋人』が全米で空前の大ベストセラーとなる。
現在は夫と愛犬のゴールデン・レトリバーとともにアメリカ南部に在住。

「2019年 『灼熱の瞬間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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