騎士服の花嫁 (ハニー文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 23
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576151212

作品紹介・あらすじ

王女リンディの侍衛騎士ディアデは主の輿入れ先に付き従ったものの、異客の立場で居場所を失う。よくも悪くも殿下一筋、恋もせず一生を捧げるつもりでいたけれど…。そんなディアデに幼馴染の近衛兵隊長コンラートが渡したダイヤの指輪。世の女性たちが色めき立つ結婚したい男でも、ディアデにとっては親しい同僚。指輪の意味も伝わらない愛する人に、コンラートは忍耐と深い愛を捧げるのだが…。

感想・レビュー・書評

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  • 途中で気付きましたが、「千年王国の箱入り王女」のスピンオフで、ディアデとコンラートのお話です。

    「千年王国の箱入り王女」の時のディアデは結構うざい感じでしたが、今作でも序盤の方はそんな感じです。鈍感なのにも程があるよってばかりに、コンラートと二人、なんだか空回りしてるやり取りになってます。

    個人的に好きなシーンは、ディアデをリンディから引き離したいアルナルドがコンラートを焚きつけてるところ。婚約指輪を魔除けの指輪と思ってるディアデのことをコンラートに伝えて、お尻をたたいてるところ。

    あと、ディアデとコンラートの初Hのシーン。
    全体的にHシーンは少なめの作品ですが、初Hのシーンはさすがのディアデというか、こんなヒロインは見たことありません。ディアデ大好きなコンラートが我慢してる姿が切ないです。

    イラストは「千年王国の箱入り王女」と同じくアオイ冬子さんで、コンラートこんな顔してたんだって。
    もてるよね。

  • ディアデが鈍感すぎて、結ばれるまでが永くて
    コンラートに同情しました。
    自分の、騎士としての誇りが揺らいでしまうあたりから
    ようやく進展していくのですがね。
    コンラート、お疲れ様です。

  • 王女に仕える生真面目で恋愛事に疎い21歳女騎士ヒロインと、国王に仕える爽やかで紳士な23歳近衛兵隊長騎士ヒーローとのじれ恋ラブストーリーです。

    『先年王国の箱入り王女』の続編もしくはスピンオフ作品のようですが、そちらは未読です。
    生真面目で恋愛に疎い女騎士と爽やかで紳士な王国近衛兵隊長騎士とのじれ恋展開は面白かったのですが、13歳の時から10年間ヒロイン一筋だった割に適度に経験があるというヒーロー設定はやはりBL作家さんだなと思いました。
    ここはヒロイン一筋だったのだから、DTである事を誇りに思って欲しかったです!

    ストーリーの前半半分は異国の地での自分の待遇に悩むヒロインが描かれ、ヒーローといちゃいちゃし始めるのは後半になってからです。
    結婚初夜に初体験という個人的には大好きな王道展開になっているので、HシーンはTL小説では珍しく1回のみとなっています。
    ヒロインは負けん気の強い性格の為、上に乗られるのは我慢ならないと処女だというのに騎乗位で頑張ります(笑)。
    全体的にコメディ色が強い作品で楽しかったです。
    読みながら文章というか言葉選びが独特のように感じました。

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著者プロフィール

花川戸菖蒲 Ayame Hanakawado
ハッと気がついたら今日が平成最後です。平成ラストの仕事がハニー文庫。……記念? 記念になるのかな?

「2019年 『獣王と失われた王女の秘密愛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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