空蝉の刻 栄次郎江戸暦14 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 31
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576151281

作品紹介・あらすじ

御徒目付矢内家の次男で、部屋住の栄次郎は、田宮流抜刀術の達人で、杵屋吉右衛門門下生でもあり三味線の名手でもある。ある日、渋江藩下屋敷に招ばれ、『京鹿子娘道成寺』を披露の最中、最初の異変を目撃する羽目になった。なんと藩主の能登守が顔面蒼白となり家来に背負われ席を退座したのである。一体、何が起きたのか…?やがて事件は、栄次郎を危地に…。

感想・レビュー・書評

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  • 第十四弾
    暫く忘れている間にここまで来ているとは!
    ある藩の内紛に関わり、双子の捨てられた弟と、自分の生い立ち、将軍の兄弟も踏まえながら毒殺未遂事件を追う

  • 2015年10月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ14作目。ご落胤話をあかしてまで、友を救おうとする栄次郎にはらはらしました。

  • 今回栄次郎は、ある藩の藩主の毒殺未遂現場に遭遇してしまう。その後、その毒殺を試みた女中に似た遺体を見つけてから事件に関わることになる。
    藩主には双子の弟がいて、双方ともに双子の存在に気づいてから悶々と人生を生きていなかったのだった。

    さて、今回は栄次郎のお節介は大きな大きな事件になるのだが、気持ちの良い栄次郎の活躍ぶりとセリフは心地いい。

  • これからの話に忠四郎も仲間として登場するのかしら?

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著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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