- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576151281
作品紹介・あらすじ
御徒目付矢内家の次男で、部屋住の栄次郎は、田宮流抜刀術の達人で、杵屋吉右衛門門下生でもあり三味線の名手でもある。ある日、渋江藩下屋敷に招ばれ、『京鹿子娘道成寺』を披露の最中、最初の異変を目撃する羽目になった。なんと藩主の能登守が顔面蒼白となり家来に背負われ席を退座したのである。一体、何が起きたのか…?やがて事件は、栄次郎を危地に…。
感想・レビュー・書評
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第十四弾
暫く忘れている間にここまで来ているとは!
ある藩の内紛に関わり、双子の捨てられた弟と、自分の生い立ち、将軍の兄弟も踏まえながら毒殺未遂事件を追う詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年10月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ14作目。ご落胤話をあかしてまで、友を救おうとする栄次郎にはらはらしました。
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今回栄次郎は、ある藩の藩主の毒殺未遂現場に遭遇してしまう。その後、その毒殺を試みた女中に似た遺体を見つけてから事件に関わることになる。
藩主には双子の弟がいて、双方ともに双子の存在に気づいてから悶々と人生を生きていなかったのだった。
さて、今回は栄次郎のお節介は大きな大きな事件になるのだが、気持ちの良い栄次郎の活躍ぶりとセリフは心地いい。 -
これからの話に忠四郎も仲間として登場するのかしら?
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